甘酸っぱさがたまらない、中華の定番「酢豚」。上海料理「孫特家(そんとくや)」オーナーシェフの孫 関義さんが、とっておきの作り方を教えてくれました。

孫さんの祖父は中国のかつての政治家・蒋介石の料理人を務め、父は横浜中華街の名店「四五六菜館」を創設。親子三代にわたり中華の達人として活躍しています。
マンゴーをIN!絶品「酢豚」の作り方
酢豚に使う果物は、マンゴー。マンゴーの自然な甘みと、酢・黒酢を合わせたコクのある酸味が、絶妙なバランスに仕上がります。
また、タレは「酢:砂糖=2:1」の割合で作るのがポイント。まろやかな酸味に仕上げる黄金比であるそうです。

材料(2~3人分)
豚肩ロース 20グラム × 9切れ
エリンギ 2本
ズッキーニ 1/3本
玉ねぎ 1/4玉
マンゴー 60グラム(缶詰のものでもOK)
塩 少々
しょうゆ 小さじ1(下味用)
こしょう 少々
全卵 1個
片栗粉 大さじ1/2
小麦粉 大さじ1
水 大さじ2
-----【A】タレの材料------------------
酢 大さじ3と1/2
黒酢 大さじ1/2
砂糖 大さじ2
しょうゆ 小さじ1(タレ用)
ホールトマト 大さじ1
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しょうが 小さじ1(みじん切り)
水溶き片栗粉 適量
サラダ油 適量
作り方
1. ボウルなどで【A】の材料を混ぜ、タレを作ります。ケチャップではなくホールトマトを使うと、程よい酸味になるそうです。

2. 豚肩ロースに塩・しょうゆ(下味用)・こしょうをかけ、しっかり手で揉み込んだら、10分程置いて味をなじませます。
3. 2に全卵・片栗粉・小麦粉・水を加え、ダマにならないよう、しっかりと混ぜます。片栗粉・小麦粉を入れると、衣がパリッとした仕上がりになります。
4. サラダ油を90℃程度に熱し、3を1分程揚げたら火を止め、3分程余熱で火を入れます。その後、取り出して油をきっておきましょう。こうすることで、衣を焦がすことなく、中までしっかり火が通ります。

5.エリンギ・ズッキーニを約20秒素揚げしたら、玉ねぎを加えてさらに約20秒素揚げします。4の豚肩ロースを加えて10秒程温めたら、取り出して油をきっておきましょう。

6. サラダ油を引いたフライパンを熱してしょうがを炒め、香りが立ったら1のタレを加え、ひと煮立ちさせます。
7.さらに5の具材を加え、水溶き片栗粉でとろみを出し、サラダ油(小さじ1程度)を加えます。

この後、お皿に盛り付けます。タレはすべて盛り付けず、少し残しておきましょう。
8.7で残したタレに、マンゴーを加えます。

タレを絡めながら温め、7で盛り付けたお皿にかけたら完成です。

柔らかなマンゴーは、口の中で溶けるような優しい味わいです。マンゴーを使った酢豚、是非TRYしてみてくださいね。
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