阿部寛インタビュー「流星くんは頼もしい存在」日曜劇場『DCU』

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TBSで1月16日からスタートする阿部寛主演の日曜劇場『DCU』。水中の捜査に特化した架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」を舞台にしたオリジナルドラマで、水にまつわる事件・事故とそこに隠された謎に迫るウォーターミステリーだ。今回はDCUの隊長・新名正義(にいな・まさよし)を演じる阿部寛にインタビューし、撮影の裏話や共演する横浜流星の印象などを聞いた。

――本作はハリウッドとの共同制作ですが、このドラマならではの魅力を教えてください。

海外との共同制作ということで、雰囲気もこれまでと違ってちょっとクールで、青い空や海がダイナミックに映し出された気持ちのいい映像になっていくのかなと思っています。すごくスケールの大きな作品でキャスト&スタッフともに気合が入っています。
DCUは水中を捜査する特殊部隊ですが、使用する機材もリブリーザーという長時間潜ることができる機材を使って、今まで到達できなかったところまで潜って捜査していきます。さらに陸でも刑事と同じような捜査権も持って水陸同時捜査を行います。

――演じる役柄について教えてください。

新名は常に冷静で目的のためなら手段を選ばない人物。任務に忠実な一方で、いろいろと謎を持っていて、ぶっきらぼうなのでDCUのメンバーには誤解されやすい存在ですね。流星くん演じる瀬能とバディを組むことになっても、厳しく指導します。でもそれは彼に成長してほしいからで、厳しさの中に愛情を持って接している。熱くて若さゆえに突っ走ってしまう瀬能とは対照的ですね。

阿部寛と横浜流星阿部寛と横浜流星

――バディを組む瀬能役の横浜流星さんとは初共演ですが、印象を教えてください。

すごく運動神経がいいのは知っていたのですが、動きにもセリフにもキレがあって、それもなかなかないキレだったので、なんか新鮮でうれしくなりましたし、頼もしいなと思いました。
常に集中しながら一生懸命考えて演じられていますし、バディとして一緒に芝居をしていると瀬能のいろいろな面が出てくるのも楽しい。僕も流星くんに引っ張られながら今までにない自分を演じていけたらいいなと思っています。

――水中での撮影はいかがでしたか?

想像以上に大変ですね。水中では音が聞こえなくて、今まで現場の音や監督の声をどれだけ頼りにして先読みして演技していたのか身に染みて分かりました。音が聞こえない環境に慣れても、芝居に集中しすぎると水圧の問題で危険な状態になってしまうので、常に冷静に自分の限界を判断しなければいけなくて。海難救助の方は常に冷静でいる訓練をされているとお聞きして、それがどれだけ大変なことなのか想像ができたのはよかったなと思います。

阿部寛阿部寛

――最後にメッセージをお願いします。

海やダムなどいろいろなところに潜って撮影していますが、陸での芝居もありますし海上保安庁の巡視船などリアルなものを使った撮影もあって、それらが全て融合したときにどれだけ迫力のある作品になるのか僕自身も楽しみにしています。僕たちはがむしゃらにやるだけですが、皆さんもぜひ楽しみにしていただければと思います。

■番組概要
〔タイトル〕

日曜劇場『DCU』
〔放送日時〕
1月16日スタート
毎週よる9時~9時54分
※初回25分拡大

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