「さるぼぼコイン」って何?
「さるぼぼコイン」とは、スマホで使えるQRコード決済サービス。
岐阜県の飛騨高山(飛騨市・高山市・白川村)限定で利用でき、飛騨市では40~50代女性の2人に1人が利用と、他のスマホ決済よりもよく使われているのだそう。

さるぼぼコインは市内のスーパーをはじめ、地元商店街のたばこ屋・飲食店などで広く利用可能。現金を使わずに、このコインだけで生活ができるほど浸透しているといいます。
ちなみにデザインに取り入れられているのは、地元でお馴染みの厄除け人形・さるぼぼ。

決済音は、飛騨弁で「ありがとう」を意味する「あんとー♪」が使われています。
「さるぼぼコイン」が人気なのはナゼ?
理由① ポイント還元率が高い
通常の決済サービスでは、"ポイント還元が良いのは最初だけ"ということが多くあります。一方さるぼぼコインは、“チャージするたびに1%ポイント還元”が基本。

時期によっては、ポイントが沢山つくキャンペーンも開催(※行政連携のキャンペーンは、行政が原資を拠出)。“少しでもキャッシュバックがあった方がいい”という地元の方に選ばれています。
理由② 100万円以上の高額決済もできる
一般的なQRコード決済では一回の決済上限額は50万円程度ですが、さるぼぼコインは200万円まで決済可能。支払いが高額になる車や土地の購入・自宅のリフォームなども、支払うことができます。

高額決済ができるのは、何かあったときにもユーザーがどこの誰かを特定しやすいから。地域限定の強みをいかした、さるぼぼコインならではの特徴となっています。
さるぼぼコインは、大手のQRコード決済サービスが展開する前の2017年から、飛騨信用組合(通称:ひだしん)が運営をスタート。
「地域が潤って活性化すれば、巡り巡ってひだしんも発展する」という考えのもとサービスを展開し、現在、毎月の決済額は2億円前後、累積の決済額は約45億円に達しています(※2021年12月放送時点)。
がっちりマンデー!!
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