化粧水の売り上げで、サンゴを植える
海の生き物にとって重要な存在である「サンゴ」。ところが地球温暖化の影響により、ここ数年で約50%が死滅しているといいます。
そのサンゴを守るため、化粧品メーカー「コーセー」が13年前から行ってきた環境保護活動が「SAVE the BLUE」プロジェクト。(※2021年12月放送時)

化粧品「雪肌精(せっきせい)」の化粧水一本を売り上げるごとに、“ボトルの底面積分にあたるサンゴの植え付け費用”を寄付しています。
「SAVE the BLUE」の一環として、7年前、コーセーのキャラクターを務める女優・新垣結衣さんが枝を切り取り、苗を作ったサンゴもあります。

苗は沖縄の海に植えられ、大きく成長しているとのこと。
プロジェクトにより植え付けたサンゴは、現在“約1億㎠(=25mプールに換算すると約31面分もの面積)”にもなるそうです。(※1)
サンゴ養殖の第一人者
コーセーが「SAVE the BLUE」で協力しているのが、サンゴ養殖家・金城(きんじょう)さんです。23年にわたり、沖縄で自ら養殖したサンゴを海に植える活動を行ってきました。

実は生態がほぼ解明されていないサンゴ。金城さんは研究・養殖を同時に行い、試行錯誤を重ねてきました。現在は毎年100万匹以上のサンゴを生み出し、これまで海に植え付けたのは15万株以上になるそうです。
さらには、本来弱点である“高水温・紫外線に強いサンゴ”を発見。こうした業績から、金城さんは内閣総理大臣奨励賞などを受賞しました。

「“生態系を育む場所、他の自然の生き物が居心地のいい場所”を人間が作る」という信念のもと、金城さんはサンゴを守る活動を続けています。
(※1. 2021年12月放送時、コーセーは“冬のSAVE the BLUEキャンペーン”実施中:2021年12月1日~2022年1月31日、冬季に雪肌精の対象商品を購入すると売上の一部を東北エリアの植樹費用として寄附)
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