簡単に、布を強力接着できる
針や糸を使わずに、まるで縫ったように布と布をくっつけることができる「ボンド 裁ほう上手」。

さまざまな種類の布を強力にくっつけることができ、仕上がりも綺麗な手芸用接着剤です。

最大の特徴は、生地の柔らかさを残したまま接着できること。
従来の接着剤では、乾いた接着剤自体がカチカチに硬くなり、布がゴワゴワしてしまいます。一方、ボンド 裁ほう上手では、柔らかい状態でしっかりとくっつけることができます。

ボンド 裁ほう上手の使い方は簡単です。くっつけたい箇所に接着剤をヘラで伸ばして布を貼り合わせ、当て布をしてアイロンをかけるだけ。接着後の布は、洗濯しても大丈夫です。
開発したのは「ボンド 木工用」の会社
ボンド 裁ほう上手を開発したのは、「ボンド 木工用」で有名なコニシ株式会社。接着剤業界No.1の企業で、約5,000種類もの接着剤を製造しています。

“1年に10万本売れれば合格”といわれる接着剤の中で、ボンド 裁ほう上手シリーズは年間200万本以上を売り上げる大ヒット。累計販売数は1,000万本を突破し、コニシ自体の売上も約1,330億円と絶好調です(※2021年11月放送時点)。
【深堀り:おまけのトピック】柔らかいのに強力なのは何故?
ボンド 裁ほう上手が布を柔らかいまま接着できる秘密は、原料のポリマーにあります。
従来、強力な接着剤は硬いポリマーを使用するのが主流でした。しかし、ボンド 裁ほう上手はあえて柔らかいポリマーを使っています。

種類の異なる布でも、ポリマーが柔らかいことによって素材の違いをうまく吸収。布の素材にすき間なくフィットすることで、柔らかさを維持したまま強い接着力を発揮しています。

「強力な接着剤=硬いポリマー」という、接着剤の常識を約60年ぶりに変えたコニシ。これからも新しい接着剤を作り出していきそうです。
がっちりマンデー!!
日曜あさ7:30~