家電のイメージが強いパナソニックですが、実は自転車用のライト作りからスタートした会社。そんなパナソニックが作る便利な自転車に注目します。
“押し歩き”もアシストする電動自転車
パナソニックのグループ会社で、電動アシスト自転車の19年連続トップシェア(※2021年10月放送時点)を誇る「パナソニックサイクルテック」。
その中でも「ビビ・L・押し歩き」は、自転車を降りて押しながら歩く“押し歩き”を補助する、電動アシスト自転車です。

子どもや重い荷物をのせていても、ハンドル部分にある【押し歩きボタン】を押し続けることで、ラクに自転車を押すことが可能です。

従来、自転車の電動アシストは“漕ぐ力を補助するもの”であったため、降りた状態でのアシストは法律上NG。
しかし2019年の法改正によって、条件をクリアすれば押し歩きのアシストが可能になったことから、この電動自転車が開発されました。

歩道橋や商店街など、自転車を降りて押し歩きしなければならない場面で活躍します。
パナソニックは電動自転車の先駆けだった!
パナソニックの創業者である故・松下幸之助 氏は、幼い頃に自転車店で奉公していたこともあり、自転車が大好きだったそう。
「電気屋さんらしい自転車を作りたい!」という想いから、1980年には「エレクトリックサイクル」を開発・販売しています。

当時は免許が必要で自転車が重く、高価でもあったことから国民に受け入れられませんでした。しかしパナソニックはその後、電動アシスト用のリチウムイオン電池を開発・自転車への搭載に初めて成功。

2002年に発売した「デラックスViVi」は、瞬く間に人気になり、2019年には電動アシスト自転車の出荷台数が300万台を達成しました。
パナソニックサイクルテックでは「自分たちで全部作れば、お客さんの要望にすぐ応えられる」という創業者の考えを受け継ぎ、すべての自転車を自社工場で生産。
電動アシスト自転車の国内シェアは約46%で、2020年には過去最高の約369億円を売り上げ、業界を牽引しています(※2021年10月放送時点)。
がっちりマンデー!!
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