高橋文哉、「姉ちゃん」というセリフにドキドキ!『最愛』インタビュー

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TBSで放送中の金曜ドラマ『最愛』。殺人事件の重要参考人となった女性実業家・真田梨央(吉高由里子)と、彼女を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平)、そして梨央を支える弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)を中心に描かれるサスペンスラブストーリー。今回は情報屋として素性を隠して生きてきた梨央の弟、朝宮優を演じる高橋文哉にインタビュー。優のキャラクターや梨央と再会したときの心情などを聞いた。

幼い優を演じた柊木陽太くんにはたくさんのヒントをもらいました

――今回演じる朝宮優は、どのようなキャラクターですか?

優は姉ちゃん(梨央)のことが大好きな弟です。姉ちゃんのためなら自分がどんなにつらくても構わないと思うほど。なので優がどれだけ姉ちゃんのことを大切にしているかを噛みしめながら演じています。まだ優だと明かさず、情報屋として演じていたときも、少しだけ優っぽさを出すようにしていました。例えばハッキングして姉ちゃんの映像を見ているときは少しだけ表情をゆるめたり。最初は悪巧みしているときの微笑みにもとれるようにしようとも思ったのですが、塚原(あゆ子)監督が「ここは素直に笑っていいよ」とおっしゃってくださって、優らしさが出たと思います。

――第4話のラストで優はやっと梨央のことを「姉ちゃん」と呼ぶことができました。

物語のひとつの軸ともなるようなシーンだったので、ドキドキしました。優はいろいろな感情が混在する中、覚悟を持って姉ちゃんに罪を告白します。罪悪感と姉ちゃんに会えたうれしさが混ざり合って、優はとても複雑だったと思います。塚原監督とは、優がそれまでどんな気持ちで歩んできたのか、どういう思いを持って姉ちゃんと会ったのか、どのような芝居をすればいいのか。毎カット、何回も話し合いながら撮影を進めました。

優と梨央優と梨央

――吉高由里子さんと共演した感想を教えてください。

15年前のシーンでは優を演じていないので、吉高さんたちのお芝居は画面上でしか見ていないんです。本編を見ると過去から現代に移ったとき、姉ちゃんはとても成長していました。それが本当に15年たったかのような感覚に陥るほど、作品の中に吸い込まれてしまって。でも、撮影で吉高さんは15年前と同じ“姉ちゃん”としてあり続けてくださったので、とても演じやすかったです。カメラが回ってない間は、和気あいあいとした空気を吉高さんが出してくださるので、変に緊張せず現場にいることができます。

――15年前のシーンで優は柊木陽太くんが演じていました。

めちゃくちゃ可愛かったです(笑)。姉ちゃんを大事にしている思いこそが優らしさなんだと、柊木くんからはたくさんのヒントをもらいました。現代の優に15年前の出来事がフラッシュバックするシーンがあるのですが、そのときは柊木くんの芝居を何度も見てから現場に臨んだほどです。

優と大輝優と大輝

――これまでの撮影で印象に残っているシーンはありますか?

4話で大ちゃん(大輝)に優が追いかけられるシーンです。本気で走ったので、本当に松下さんから逃げているような感覚でした。撮影が終わった後、「優、もう逃げるなよ」と松下さんがおっしゃっていて(笑)。その言葉にとても和んだことを、よく覚えています。

――最後に視聴者にメッセージをお願いします。

5話で優は警察に確保され、6話以降は優の人間性も今以上に見えてきます。優が犯した罪がどのような展開に繋がるのか。物語も後半に向けどんどんスピードアップしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください。

■番組概要

[タイトル]
金曜ドラマ『最愛』
[放送日時]
毎週金曜よる10時~10時54分