業界NO.1激安海鮮丼チェーン「丼丸」は“ゆるいルール”で儲かっていた

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「丼丸」は、海鮮丼業界No.1のフランチャイズチェーン。540円(税込)のまぐろ丼をはじめ、安くて美味しい海鮮丼がテイクアウトできると大人気です。

“安くて美味しい海鮮丼”がテイクアウトできる秘密

秘密① フランチャイズなのにルールがゆるい

丼丸には、チェーン店にありがちな細かい約束事やルールがないことが特徴です。
店名のルールは、どこかに“丼丸”と入っていればOK。“いただき丼丸”や“丼丸こねこ”など、店舗によって自由につけることができます。

いただき丼丸いただき丼丸

その上、メニューや具の種類に細かな縛りはなく、各店舗で自由に判断することが可能。
食材を早め早めに提供できるため、廃棄ロスを大きく減らして儲けることができます。

メニューや具材は各店舗で自由に判断メニューや具材は各店舗で自由に判断

お店によっては70種類以上のメニューを出しているところもあり、食材の仕入れ先も自由。本部から紹介を受けることも、独自に仕入れることもできます。

またメニューに関しては、社長いわく「日替わり丼や牛丼など、海鮮以外のメニューの追加をしても良い」とのことです。

秘密② 食材にしっかりお金をかける

丼丸はしっかりと食材にお金をかけることで、安くて美味しい海鮮丼を提供。普通の飲食店の原価率は20~30%ですが、丼丸では平均の原価率が約57%となっています。

丼丸は平均の原価率が約57%丼丸は平均の原価率が約57%

これを実現したのは、徹底したコストカット。海鮮丼は、具材をのせるだけで調理の手間が劇的に少ないのが特徴です。そのため、製造者は基本的に1人で良く、ガスコンロやフライヤー等もお店には必要ありません。

ガスコンロやフライヤーが不要ガスコンロやフライヤーが不要

さらにテイクアウトのみなので客席も必要なく、10坪以内でも出店可能。家賃のコストも少なく済み、中には約2坪の店舗面積で月商200万円以上をあげるお店もあります。

店舗が“丼丸本部”に支払うロイヤリティは月3万3000円(税込)と格安。経営の自由度も高いことから丼丸の店舗は全国370店舗以上にまで拡大し、運営する(株)ササフネの年間売上は約100億円と絶好調です(※2021年10月放送時点)