奥さん役が倉科カナさんでうらやましい!ハンオシ前野朋哉インタビュー

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TBSで放送中の火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』。独身生活を謳歌する大加戸明葉(清野菜名)と、堅物で変人の百瀬柊(坂口健太郎)が、偽装結婚をするラブコメディー。今回、百瀬の兄・百瀬旭を演じる前野朋哉にインタビュー。自分の演じる旭のキャラクターや妻・美晴(倉科カナ)との夫婦像などについて聞いた。

何も考えない表情を演じることは難しい

——今回演じる百瀬旭は、どのようなキャラクターですか?

旭は坂口さん演じる柊のお兄さんです。最初は柊とあまりに顔が違うので、血が繋がってないんじゃないかと思ったぐらい。でも、父親の透を小倉久寛さんが演じていらっしゃるので、納得しました(笑)。柊はきっと母親の血を色濃く引き継いだんでしょう。そして旭は美晴の旦那さんでもあります。両親のお弁当屋さんを継ぎ、美晴と2人で営んでいます。ただ、原作の旭とはかなりイメージが違うので、原作ファンの方にはどう感じていただけるかドキドキしています。ドラマはある意味、別の作品として楽しんでいただきたいので、温かい目で旭を見守っていただけるとうれしいです。

旭と美晴旭と美晴

——旭と美晴はどんな夫婦ですか?

とても仲のいい夫婦です。普段はお互いのことを「みちゃる」「あちゃひ」と呼ぶぐらい愛情あふれる夫婦で、明葉と柊とは真逆といってもいいんじゃないでしょうか。しかも美晴を演じるのは倉科カナさん。こんなにきれいな奥さんをもらって、旭は幸せ者です。SNSでも「奥さん役が倉科さんでうらやましい」というコメントもいただきまして、僕的には「すみません」って感じでした(笑)。自分もうらやましいと思うほどラブラブな夫婦なんですが、次第に2人の会話から「あれ、どういうこと?」というキーワードも出てきます。徐々に美晴の心情も明かされていくので、台本を読んでいてドキドキしました。

——これまでの撮影で印象に残っているシーンはありますか?

クランクインの日。僕のヨリのカットを撮っている際、金子(文紀)監督が僕のところにきて「何もしないでください」とおっしゃったんです。どうやら本番前、何も考えずスタンバイをしていた僕の表情が良かったらしくて。でも、何もしない演技というのが難しくて、合図があると、どうしても何かしようとしてしまうんです(笑)。いざ、何も考えない表情をしようとしても出来なくて、改めて芝居は奥が深いなと思いました。

柊・明葉夫婦と旭・美晴夫婦柊・明葉夫婦と旭・美晴夫婦

——偽装結婚をして共同生活をする明葉と柊。前野さんご自身が共同生活をするとしたら、譲れない部分はありますか?

掃除が好きなので、掃除機をかけることに関してはこだわりがあります。1人暮らしをしていたときは、きれい好きというわけではなかったのですが、家庭を持つとやはり家はきれいなほうがいいなと思うようになりました。実際、うちでも掃除機は僕が担当をしています。ただ今、コードのある掃除機を使っていて、2階に運ぶにはちょっと重いんです。なので、コードレスの掃除機を買いたいと奥さんに相談したら「2台も掃除機はいらないでしょう」と言われてしまって…。最近は家電製品店に行くと、買えないにもかかわらず、コードレス掃除機のコーナーに行って「これだったらいいな」と1人で眺めています(笑)。

——最後にドラマを毎週楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。

偽装結婚という特殊な設定ではありますが、明葉さんの心情が面白おかしく描かれているので、毎週楽しんで観ていただけると思います。僕ら旭と美晴夫婦もいろんな事情があり、今後明葉さんや柊にからんでいきます。ドキドキするところもたくさんありますので、ぜひキュンキュンしながらご覧ください。

■番組概要

[タイトル]
火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』
[放送日時]
毎週火曜よる10時~10時57分

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