2021年10月19日(火)からTBSで放送を開始する火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(初回15分拡大)。独身生活を謳歌する大加戸明葉(清野菜名)と、堅物で変人の百瀬柊(坂口健太郎)が、ある事情で偽装結婚をするラブコメディー。今回、この明葉を演じる清野にインタビュー。出演が決まったときの気持ちや意気込みなどを聞いた。
私は明葉よりも百瀬さんタイプです!
――出演が決まったときの感想からお願いします。
最初は「キュンキュンを楽しめるドラマに私が出演できるんだ!」という驚きが一番でした。同時に私でみなさんをキュンキュンさせることができるのか、という不安も少しあったんです。ラブコメって難しいじゃないですか。わざとらしくなってしまうのも怖いですし、バランスを取ってお芝居をする感覚が必要ですし。ただ、坂口さんとも久々の共演で、だんだん悩みよりも楽しみのほうが大きくなっていきました。
――坂口さんとはドラマ『コウノドリ』以来6年ぶりの共演です。
『コウノドリ』のとき、私は緊張し過ぎてあまり余裕もなく、実は記憶が曖昧だったりします。そんな中で、坂口さんはいつも収録の合間に小説を読んでいる、とても物静かな印象があったんです。今回、お会いしたら、そのときのイメージとはまったく違っていて。ガールズトークができるぐらいキャッキャして、おしゃべりしてしまうほどフレンドリーな方でした。現場では、「どこどこのお店がおいしい」と教えていただき、私の中のお店メモがどんどん増えています(笑)。
――原作、脚本を読まれたときの感想は?
偽装結婚という題材がとても新鮮でびっくりしました。明葉と百瀬さんは結婚して、どうなっていくんだろう?とページをめくりながらワクワクして読ませていただきました。
――今回、演じる大加戸明葉はどのようなキャラクターですか?
ひと言で言うと、結婚願望がまったくなく、独身生活を謳歌している女性です。何事にもまっすぐに全力で向かっていく女の子なんですけど、ちょっと空回りしちゃうところもあって。そこがチャームポイントでもあるんですけどね。本当の私はネガティブな部分もあるので、明葉みたいなポジティブな女の子には惹かれてしまいます。お芝居に関しては、明葉の心の声を演じるシーンがたくさんあって。最初は一気に心の声を録ってから、お芝居をしていたのですが、実際にお芝居をしてみるとテンションが違うこともあって、監督に録り直しをお願いすることもありました。なのでいつも監督と相談しながら、撮影を進めています。

――明葉の偽装結婚相手である坂口健太郎さん演じる百瀬にはどんな印象を持たれていますか?
百瀬さんは人との距離の取り方がちょっと不思議なところがあり、とても几帳面な男性です。逆に明葉はすごく大雑把な女の子。鍵を投げるように置いてしまったり。そういうところを百瀬さんはすごく気にするんですけど、私も百瀬さんの気持ちが分かってしまって。明葉を演じながらいつも“私は百瀬さんタイプだな”と思いながら演じています。だから自分がやられたら気になることを明葉でやっている感じです(笑)。
――偽装夫婦として共同生活を始める明葉と百瀬の見どころは?
明葉は百瀬さんから、「こういうルールにしましょう」とルールブックを最初に渡されるんです。明葉にとってはルールを守る生活から始まるんですが、そのルールが結構細かくて、大雑把な明葉にとっては、すごく厳しいルールばかり。お互いに合わないところも出てきて、衝突することもあります。でも、それが2人の成長に繋がっていくところをぜひ見ていただきたいです。
――作品の見どころのひとつが“ふいキュン”。最近、“ふいキュン”した経験は?
地方での仕事で新幹線に乗ったとき、一番大きいサイズのキャリーケースを持って移動していたんですが、重すぎて棚の上に上げられなくて。そうしたら、たまたま通りかかった車掌さんが「持ちますよ」と言って、持ち上げていただいたとき“ふいキュン”しました。
――最後にドラマを楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします。
突然、ひとつ屋根の下で共同生活が始まる明葉と百瀬さんにどういう“ふいキュン”が訪れるのか。毎週、キュンキュンした物語をお届けできたらいいなと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください!
■番組概要
[タイトル]
火曜ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』
[放送日時]
10月19日(火)スタート
毎週火曜よる10:00~(初回15分拡大)