日本にも巨大な「モアイ像」が存在していた!?

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世界で唯一の"完全復刻版"モアイ像

イースター島にあるモアイ像の"完全復刻版"として作られたモアイ像が、実は日本に存在しています。

それがあるのは、宮崎県の日南海岸。イースター島に実在する「アフ・アキビ」というモアイをモデルに作られています。

宮崎県の日南海岸にある"完全復刻版"モアイ像宮崎県の日南海岸にある"完全復刻版"モアイ像

このモアイ像がある日南海岸の屋上跡地は“見渡す限り広い海”という景観で、"(モアイの)本場と極めて似ている"と、イースター島の長老会が認めた場所だそう。

日南海岸は、イースター島の長老会も認めた場所日南海岸は、イースター島の長老会も認めた場所

ちなみに完全復刻版のモアイ像があるのは、日本が世界で唯一だといいます。そこには、日本とイースター島をつなぐ“あるエピソード”がありました。

きっかけは、『世界ふしぎ発見!』だった?

かつてイースター島の海沿いにあるモアイ像たちは、1960年に起きたチリ地震による津波で流され、バラバラに崩壊してしまいました。その修復をしたのが、なんと日本だったそうです。

きっかけは1988年にテレビ番組『世界ふしぎ発見!』で、イースター島を取り上げた時のことでした。番組内での呼びかけから、話が進んでいき、国家プロジェクト並の出来事になっていったといいます。

国家プロジェクト並の出来事に国家プロジェクト並の出来事に

日本からは石の専門家の“石工”も赴き、現地の人と共に作業を行いました。

そして足掛け4年、作業開始から1000日を超えた1995年、海沿いにあったモアイ像「アフ・トンガリキ」すべての修復が完了。同年、イースター島は世界遺産にも登録されました。

修復された「アフ・トンガリキ」修復された「アフ・トンガリキ」

島の長老会はこれらの功績を認め、海外で初めてモアイを復刻する許可を日本に出したそうです。

日本にあるモアイ像には、“修復と恩返し”という素敵なエピソードが秘められていました。

世界ふしぎ発見!

土曜よる9:00~