『TOKYO MER~走る緊急救命室~』仲里依紗、元夫・喜多見は「おどおどしてそう(笑)」!?

TBS Topics


 毎週日曜よる9時、TBSで放送中の鈴木亮平主演の日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』。最新の医療機器とオペ室を搭載した「走る手術室」で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、“一人も死者を出さない”ために奮闘する救命救急チーム“TOKYO MER”の活躍を描く本作。今回、東京海浜病院・循環器外科医で、世界でも名高い心臓・血管のスペシャリスト、主人公・喜多見幸太(鈴木)の元妻でもある高輪千晶を演じる仲里依紗にインタビューし、主演・鈴木の印象や本作の魅力、演じる上で意識していることなどを聞いた。

元夫婦の“匂わせ?”に「テンションが上がりました(笑)」

――高輪千晶という役を演じる際に意識していることは?

こういうお医者さんがいたらいいなというのを意識して話すように頑張っています。私を一ミリも出さないように(笑)。すごくできるけど、優しい感じの先生をイメージしてます。

――仲さんが一人の女性として高輪先生に共感する部分、尊敬する部分はありますか?

お医者さんということで尊敬しているんですが、自分よりも人のことを助けなきゃと思えたり、身内が困っている時に支える力がちゃんとあるところが素敵ですよね。クールすぎず、母性がある人だなと感じています。

――ドラマ内では夫婦関係のシーンは描かれていませんでしたが、もし描くとしたらどんな夫婦関係をイメージしますか?

喜多見先生が意外と恋愛においてはおどおどしてそうなイメージがあります(笑)。一緒にいたらちょっともどかしい部分もあると思うんですけど、そういうところを知っているのは高輪先生だけなのかなとも。だから高輪先生は部下には優しいけど、喜多見先生には結構はっきりと言ってたんじゃないかなと思います。

日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』第4話より日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』第4話より

――手術シーンを撮ってみていかがでしたか?

手術シーンは本当に大変でした。医療監修の先生が細かく教えてくださるので、「こんなことやるんだ」とか「心臓ってこんな形で、こう動くんだ」とすごい勉強になりました。知らないことをいっぱい知ることが出来たので、大変でしたがそれ以上に楽しかったです。

――仲さんが思う本作の魅力は?

家族皆で見て楽しめるのが一番良いなと思います。何かやってても皆でいつの間にか集中して見ちゃってるんですよね。事件や事故が早めに起こるので、そこから目が離せなくなるストーリー作りや展開がいいなと。絶対死者ゼロだろう、と思いつつも「本当に大丈夫?」という展開になるので「今日はダメなんじゃない?」とハラハラさせられてどんどん引き込まれるんですよね。最初から最後までスケール感がすごくて、1話が1本の映画みたいだなと感じてます。

――これまでの中で好きなシーンやお気に入りの回は?

2話で喜多見先生と高輪先生が悩む比奈先生に対して声かけるんですけど、その時に「なんて先輩ぶってみました」みたいなことを言うんです。そういうところがリンクしてて、元夫婦感を出している感じが、いち視聴者としてテンションが上がりました(笑)。そういう匂わせが素敵だなと思って大好きです(笑)。

――座長である鈴木さんの現場でのご印象は?

現場では本当に喜多見先生そのものなんです。医療用語も一つ一つ意味をちゃんと調べて理解してからセリフを言っていらっしゃるのですごいなって。手術シーンを撮る前は緊張してたのですが、鈴木さんがYouTubeで海外のお医者さんの手術してる様子を見れる動画があるというのを教えてくださって。一緒に見て学びました(笑)。

――本作に出演したこと、この役を演じたことで成長したこと、新たな気づきなどがあれば教えていただきたいです。

いろんな方からドラマについてお声がけいただくんですけど、私に高輪先生のようなイメージがないようで驚かれるんですよね。手術をするような本格的な医師の役は初めてなので、皆さんに普段と全然違う一面を見せることが出来て良かったなと思います。あと、セリフが難しすぎてアドリブがきかなかったり、セリフの言い方などもすごく勉強になるなと思いました。一回自分の中に置いて出すというよりも、頭に叩き込んでそのまま“活字”を出すという感じです。

――仲さん自身も演じていて楽しいという感覚でしょうか?

自分がお医者さんになったように感じるし、難しいセリフを言えた時はすごく嬉して楽しいです!

――仲さんはやったことがないこと、自分とは全くかけ離れたものに挑戦する時、不安とか怖さよりも楽しみが勝るタイプでしょうか?

楽しんでやった方が楽しく映るかなと思って。最初は私に医師の役は絶対無理!と不安だったんですけど、やってる中で楽しさを見つけて、頑張ってやろうという気持ちがもっと強くなるんですよね。それで出来上がったものを放送で見て、すごい素敵な作品なので「出れてよかったな」「高輪先生すごい素敵に見えてる!」とモチベーションが上がる感じですね。

日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』第4話より日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』第4話より

――女優業やお母さんなど様々な顔を持つ仲さんですが、どのように色々なお仕事をやりくりされているのでしょうか?

やりくりはそんなにできていない気がするんですけど…日々与えられた仕事を全力でこなすという感じですね、私は。いつ死ぬかわからないからとりあえずやりたいことを今すぐやるという感じです。

――最終話に向けてメッセージをお願いします。

10話で衝撃的なことが起こって、最終話はどうなっちゃうのという感じの展開を迎えているんですが、喜多見先生がもしかしたらダメになってしまうかもしれない時に高輪先生が背中を押す場面なども出てくるので、そういうところを見ていただけたら嬉しいです。元夫婦が夫婦だった時の信頼感が少し出てきます。4話では喜多見先生に背中を押されているので、お返しになるような場面になればと思って演じているので皆さんにもぜひ見届けていただきたいです。

■番組概要

[タイトル]
日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』
[放送日時]
毎週日曜よる9:00~9:54※最終話15分拡大