割れないスマホの画面!?
AGC(株)が開発したのは、スマホ本体に使われている、非常に強く割れにくい特殊なガラス(※ “アルカリアルミノシリケートガラス”の最新版)。ハンマーで叩いても割れないほど頑丈です。

ガラスの頑丈さや割れ方は、メインで使用する材料に対して、どのような素材を少し混ぜるかによって変わります。
AGCは、あらゆる素材を混ぜたガラスを3万回以上割ってヒビの入り方を研究。強くて割れないガラスを開発しました。

このガラスを画面に使用したスマホは、1.5mの高さからアスファルトへ落としてもヒビが入らず、現在100以上のスマートフォンブランドで採用されています(※2021年8月放送時点)。
素材の会社「AGC」は、本当に色々作っていた!
AGC(株)は、元々は"旭硝子"という社名だった会社。ガラスだけでなく色々な素材を手がけるようになったため、2018年に“Asahi Glass Company”の頭文字をとった「AGC」へと社名を変更しました。

AGCが開発しているガラス以外の素材としては、
・日焼け止めやファンデーションの手触りをサラサラにする素材
・建物を傷みにくくする塗料の素材
・コロナワクチンの原料となる素材
・羽田空港やドイツのサッカー場などで使われている、軽いのに丈夫で光を通すフィルム
・5Gの電波を窓から取り込むフィルム(※ドコモと共同研究)
などが挙げられます。
またAGCは、お菓子作りや胃薬の原料として欠かせない“重曹”も手がけ、実は日本で1番作っています。
ガラス以外での売上げが7613億円あるAGC(株)、2021年の売上げは1兆6700億円を見込んでいます(※2021年8月放送時点)。
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