【ネタバレ】『ドラゴン桜』破天荒さに磨きがかかった桜木に興奮!

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【ネタバレ】『ドラゴン桜』破天荒さに磨きがかかった桜木に興奮!
【ネタバレ】『ドラゴン桜』破天荒さに磨きがかかった桜木に興奮!

学歴偏向は古いと言われ始めている中、学歴社会の象徴ともいえる東京大学合格を目指す学園ドラマがスタートした。

16年前、若者たちに大きな影響を与えた『ドラゴン桜』の復活である。主演の阿部寛が演じるのは元暴走族の弁護士・桜木建二で学校再建のエキスパート。偏差値32で経営破綻寸前の龍海学園を立て直すべく教頭の高原(及川光博)から桜木が招かれるところから物語は始まる。

そこで現れたのは・・・桜木ではなく、弁護士の水野。そう、16年前、桜木が龍山高校で教えた元生徒(一浪した末、東大に合格)である。もちろん、演じるのは当時と同じく長澤まさみ。昔の『ドラゴン桜』を見た人なら、おそらく胸アツの展開だったであろう。思い起こせば、龍山高校で"東大専科"の生徒役に扮したのは長澤のほか山下智久小池徹平新垣結衣中尾明慶紗栄子と今でもジャンルを超え、第一線で活躍する超有名人ばかり。

2005年放送当時、龍山高校で桜木は「バカとブスこそ東大へ行け!」と言い放った。そして今期の『ドラゴン桜』でその役を担ったのが、水野。今度は指導者として壇上で「バカとブスこそ東大へ行け!」とどこか自信ありげに言うも、シーンと静まり返る生徒たち。この生徒たちが、まさに今の時代を表しているといえる。前作はヤンキーばかりで、茶髪にアクセサリージャラジャラの山下演じる矢島が桜木に猛反発していた。

それに対し、何の反応も示さないのが今回の『ドラゴン桜』に登場する生徒たちである。昔は胸に秘めたアツい情熱をどこにぶつければいいのか分からないようなヤンキーが多かった。今は無気力、無関心、スマホを手に取り、先生の話もまともに聞かない。こんな生徒たちをどうやって東大に導くのか!? 今後の一番の見どころとなりそうである。というか、ぜひ今の教師たちにも見て欲しい展開!

そんな生徒たちに「東大へなんか絶対に行くな!」と言うのが今の桜木。よくよく聞けば、今も昔も言っていることは変わらない。要は生徒たちへ東大の関心を集め、東大の価値をはっきり告げることにある。確かに学歴社会は終わったという声も聞く。しかし、実際にはまだまだ就活において、学歴は大きなアドバンテージを持っている。そこで原作では東大合格の勉強法を中心に描かれているが、ドラマでは時代に合わせ、原作よりもエンターテインメント性を濃く、深く表現しているのだ。しかも、東大合格者を出そうとする桜木と真っ向から対立する理事長の久美子役は江口のりこ。『半沢直樹』で白井亜希子大臣を演じたときの憎たらしい雰囲気をまとって、久美子は桜木を学園から追い出そうと画策。新しいキャスティングも抜群である。

そして桜木のハチャメチャさは1期の比ではない。このハチャメチャさがエンターテインメント性の一端。1期では失踪した父親の残した借金、300万円を払って東大専科へ矢島を入れた桜木だった。まぁ、これは破天荒というより優しさと言えなくもないが。ここまでする教師は普通、いないだろう。

今回、破天荒さを発揮したのはSNSを使って水野を陥れた2人の生徒を成敗する場面だ。バイクで脅しをかけ、海に突き落としてきた2人を桜木はバイクで追いかけ回し、挙句の果てに校内をバイクで疾走。鉄パイプを振り回したり廊下をバイクで走る絵は、昭和の不良かと思った人もいただろう。それを教師がやっているところは、ハチャメチャを超えて常識外。とはいえ、古い固定概念を壊すという意味で物語的には、これが正道。つまりアンチテーゼでありながら、社会の正しい仕組みを説く桜木を描いているという点において、時代の変化に対応できる生き方を説いているともとらえることができる。

今のところ第1話で東大を目指す東大専科に名乗りを挙げたのは天野(加藤清史郎)ただ1人。だが、公式サイトの相関図を見ると、まだまだこれから入ってきそうな雰囲気。その中の1人がKing & Princeの髙橋海人演じる瀬戸。両親を亡くし、1人で店を切り盛りする姉を支える瀬戸は一見、とても良識のある生徒。桜木が2人の生徒を追い詰めたときも「俺、すっとしちゃいました」と言っている。だが、ラストに水野を陥れた2人の生徒を操っていたのが、瀬戸だと発覚。悪い顔を見せる髙橋はとにかく新鮮だ。1話では前作に出演していたの紗栄子も出演したことから、今後も前作メンバー出演に期待も!? 2話が楽しみで仕方がない。

(文・MAIMAI/イラスト・たけだあや)

【第2話(5月2日[日]放送)あらすじ】

龍海学園に東大進学を目指す特別クラス・東大専科が設立された。専科の設立も桜木(阿部寛)のやり方も気に入らない理事長の久美子(江口のりこ)は、桜木にこれ以上問題を起こさせないよう、教頭の高原(及川光博)に釘を刺す。
バドミントン部員の楓(平手友梨奈)は、大学推薦をかけた大事な大会を前に追い詰められていた。調子の上がらない原因は、コンビニでの万引きを桜木に見られたことだ。そんな楓に桜木は「お前に大会は無理だ」とだけ告げる。
一方、東大専科には、弟に劣等感を持つ天野(加藤清史郎)に続き、飽きっぽい自分を変えたいと思う菜緒(南沙良)もやって来る。水野(長澤まさみ)は2人の加入を喜び、さっそく学力テストを行うのだが・・・

◆放送情報
『ドラゴン桜』
毎週日曜21:00からTBS系で放送中。
地上波放送後、動画配信サービス「Paravi」で配信される。
2005年放送『ドラゴン桜』も配信中。