【ネタバレ】『おじさまと猫』"自分の家"で過ごす幸福な時間にほっこり

PlusParavi
【ネタバレ】『おじさまと猫』"自分の家"で過ごす幸福な時間にほっこり
【ネタバレ】『おじさまと猫』"自分の家"で過ごす幸福な時間にほっこり

おじさまと猫の心温まる日々を描いた桜井海による人気コミックを原作とした、草刈正雄主演のドラマ『おじさまと猫』第2話が1月13日に放送された。

みんなに「ブサイク」と言われ、ペットショップで誰にも買われることなく1歳になろうとしていた猫と、妻を1年前に亡くし、ふさぎ込んでいたおじさま・神田冬樹(草刈)が運命的に出会った第1話。

猫用キャリーバッグで連れられ、「さぁ~着いたよ。今日からここが君のおうちだよ」と冬樹に言われた猫が、見上げると、そこには白く美しい豪邸があった。まるでおとぎ話のような展開である。"ずっと狭いケージにいたから""ブサイクで返してこいと言われてしまうから他の家族に見られたくない"という理由で、外に踏み出せずにいる猫に、冬樹は「大丈夫だよ」と語り掛ける。

「ここには私しか住んでいないんだよ」

猫を安心させるために言った言葉に、自身が傷ついた顔をする冬樹を見て、驚いた様子の猫は言う。

「あにゃたには誰か撫でてくれる人はいにゃいにょ? ギュッとしてくれる人はいにゃいにょ? 一人ぼっち・・・にゃにょ?」

そこでキャリーバッグからソロソロと出てきた一匹と一人は寄り添う。すでに最終回のようでもある。

が、ここから重要なイベントが。「ブチタ、ぶちぞう、茶とら・・・」

冬樹が何か唱え始めたかと思ったら、それは猫の「名前」の候補だった。1歳近くまで名前がないままだった猫は、名前を付けてもらえるだけでもう胸がいっぱいになる。

「いいにゃいいにゃ、なんでも! もらえるなら、鼻くそでも、ぶさおでもなんだっていいにゃ」

しかし、冬樹は「最初に思いついた」「出会ったときにパッと浮かんだ名前」として「ふくまる」という名前を決める。その理由は「君との出会いが私にとって幸福だから」だ。

一生もらえないと思っていた名前をもらい、誰にも愛してもらえないと思っていたのに愛され、もはや死亡フラグじゃないかと思うほどの多幸感(いや、それでは物語が終わってしまうけど)。

ベッド、トイレなど、自分専用が次々に設えられた後、はかりできっちりはかられたご飯も登場。すると、ペットショップでは食欲がなかったふくまるが、「美味しいにゃ~! これはきっと店で食べていた普通のカリカリじゃない、スーパーミラクルカリカリにゃ~」と夢中で食べるのだ。

その様子を見て、「お店と同じカリカリを買っといて良かった」と安堵する冬樹。実はふくまるも同じモノだと知っていたのだが、"自分の家"で愛情たっぷりに与えられるカリカリは、やっぱり格別なのだ。

冬樹とふくまるを引き合わせる一つのきっかけとなった冬樹の親友・小林(升毅)には、写真を見て「鼻くそついてんぞ~!」などと言われたものの、その後、対面。愛犬家の小林は、触り方がしつこくて嫌いだが、自分用にキャットフードを持ってきてくれるなど、一応「いいやつ」だったことはわかった。そして、冬樹が席を外したところで「これからもあいつ(冬樹)を支えてやってくれよな、ふくちゃん」「わかったにゃ」という男同士(?)の約束もかわすのだった。

平和すぎた第2話。こんな日々がずっと続けば良いのだが、はたして――?

(文・田幸和歌子/イラスト・月野くみ)

【第3話(1月20日[水]放送)あらすじ】

新しい職場に初出勤する神田(草刈正雄)は、そわそわした様子で着替えている。家に置いていくふくまる(声:神木隆之介)のことが心配で仕方ないのだ。そんな神田を励ますように、一人で待てると意気込むふくまるだったが、いざ神田が出ていくと寂しさでいっぱいに・・・。一方、新しい職場・音楽教室で、同性の職員が来たと喜ぶ森山(小関裕太)から、歓迎会をしようと声をかけられるが、ふくまるのことが心配でたまらない神田は・・・!

◆番組情報
ドラマParavi『おじさまと猫』
毎週水曜深夜0:58からテレ東で放送中。
動画配信サービス「Paravi」では毎週水曜21時から独占先行配信中。