DASH島 ~屋形船で花見&子供たちの夢~

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DASH島 ~屋形船で花見&子供たちの夢~
DASH島 ~屋形船で花見&子供たちの夢~

今年の桜は異例の遅咲きだったが、DASH島におそらく1本だけのシナミザクラは、「早咲きで花落ちちゃってる」ソメイヨシノより一足先に花を咲かせる。
毎年、作業の合間の花見が春の恒例行事。世話も欠かさず、常々様子を見てきたのだが、今年は時期を逃してしまった。そこで、「山の方にあるヤマザクラならまだ間に合う」

全国各地、桜の主流となっているソメイヨシノが生まれたのは江戸時代。
その後、生長が速く、環境への適応が優れることから全国に定着したが、日本には古くからおよそ10種類のお花見で親しまれていた野生種の桜が。
DASH島の森にもオオシマザクラなど、シナミザクラとは別の野生種の桜がチラホラと。ならば「島の外周を船で回って花見しよう」

今年は船から山の桜を見ながら、優雅な花見を!さらに「どうせなら、ディーノ号を屋形船風に豪華に改造したい!」
桜が咲く前に、さっそく屋形船の準備。余った木材と流木で屋根の骨組みを。それをディーノ号に取り付け、民家跡で見つけて取っておいたむしろを、雨よけの屋根がわりに。

「時代劇みたい!」「多少の雨もしのげる」帆船ディーノ号が、屋形船仕様に大変身。そして、屋形船といえば、「鍋とか食べたい」「火鉢に“炭団(たどん)"入れとけば火持ちがいい」
それは、炭を使って作る古くからの知恵。製造や運搬で砕けてしまった炭のかけらと、ある海の幸を混ぜ合わせ作られる炭団は、江戸時代、安くて長持ちする庶民の日用品だったとも。

その木炭と混ぜ合わせる海の幸を採取するため、海岸へ。と!島の海岸線で謎の事態が。「こんな岩出てた?」今まで見たことのない岩がそこらじゅうに。
よく見てみると、以前より砂が減り、急斜面に。原因はおそらく、寒気や低気圧の発達で、最近続いた強風と高波、打ちつける波の力で、砂が沖へと運ばれ地形に変化が。

その影響か、鉄のようなもので出来た、正体不明の物体も。「古代の謎の乗り物みたい」後日、スタッフが調べた所、船上での水揚げ作業に使用する揚網機によく似ている。
50年以上前、かつての島民が、仕掛けた蛸壺を揚げる際に使用していたものにも思えるが…。これは開拓の資材として使えそうなので、取っておくことに。

本題の木炭と混ぜる炭団の材料、海の幸を取りに砂浜の奥へ。「布海苔いっぱい生えてる」昔から様々な用途で使用され、長時間煮ることで粘りが出て粘着力が強いことから、織物の糊付けや漆喰の材料の「天然糊」として利用されていた優れもの。
潮が満ちてくる前にかき集め、バケツの底が埋まるほど取れたら、炭団作り。布海苔を粘りが出るほど細かく刻んだら、鍋でドロドロになるまで煮込む。

弱火で1時間ほど、煮込み続けると「これを接着剤代わりに使う」出来上がった繋ぎとなるノリを普段は使わない炭のカスの中に。
水と一緒に満遍なく混ぜ、炭団の種ができたら、手で押し固める。大小様々な大きさが10個できたら、雨に濡れないよう舟屋の軒下で天日干しするが、「大体5日くらい」「えっ!?」

乾燥時間を考えていなかったため、船上での温かい料理は出来なくなってしまったが、「行きますか!もしかしたら咲いてるかもしれん」いざ念願の花見クルーズへ。
だが、「危ない、危ない…!」出航して早々、船のバランスが崩れた。屋根の分、船の重心が上に。少しの体重移動で船が大きく傾く、いつも以上に体重移動を注意して。

目指すは山の裏側。港跡から島を周り花見スポットを探す。だが、屋根の固定が甘すぎて、海から吹きつける風で大きくぐらつき、船の傾きを増幅。
さらに、バランスが悪すぎて、少しの波でも水が入り込み、もはや転覆寸前…。これに大ベテラン・城島が苦渋の決断「戻ろう、帰還だ!」

そこで後日、スタッフが、不安定だった屋根の土台を強化。そして、乾いた炭団に火を。これで、丸1日でも火力を保ち続けられるはず。
「よし、出航!」この日は穏やかな天気に恵まれ、1時間かけ山の裏側へ。「あったー!桜いいね」桜の密集スポットを発見。その場で釣った海の幸も、炭団の火で味わった。
一方、癒やしの計画がもう一つ、動き出していた。

スタッフがDASH島の沖で見つけた風船に付いていた、福岡県から届いた、ひまわりの種。
これを、DASH島で70日かけて育て、その種を風船を飛ばしてくれた、福岡県与原小学校にお裾分け。そのお礼に頂いた、小学生のみんなが描いてくれた、理想の無人島の絵。
子供たちの素直な夢に、初心に戻った太一「こういうのを作るべき」すると、シンタロー「ロープウエーの駅にリラックス空間を作りたい」

去年6月に開通したロープウエー。これで、山を開拓。その拠点にと、ロープウエーの終点・山の中腹に、人の乗り降りや、荷物の運搬にも役立つ駅を設営。
デッキは出来たが、まだ殺風景。ここをゆったりくつろげる快適空間にリノベしたい!そこで、まずは浜で材料集め。「流木を活かしたオシャレなベンチを作りたい」

搬器のデザインやバンクシー風壁画を手がけた、草間リチャード彌生先生を中心にイメージを膨らませ、拾い集めた木材、計17本。これで、一体、どんなベンチになるのか?
一方、シンタローは森の中。「ここら辺の蔓をたくさん集めようかな」イメージは、心地いい揺れでくつろげるハンモック。

DASH島に生えているのはアケビなどの蔓。蔓植物の中でも丈夫で細く、加工がしやすく、青森県では、アケビ蔓で編んだカゴが江戸時代から続く伝統工芸品に。
柔軟性も備える蔓、軽く引っ張ったくらいでは切れない。そこで、スタッフ・ランボーと協力して、DASH島肉体派コンビで頑丈な蔓と格闘し、合計80m分。

では、採集した蔓で「横糸と縦糸ね」それは、福島DASH村で学んでいた。蔓を上下交互に編み込むことで強度が上がる、カゴ作りの基本的な編み方。
同じ要領で。隙間なく敷き詰めなければ、座り心地は悪くなる。そして、編み込むこと25往復。出来上がったのは、ハンモック風ハンギングチェア。

これをロープウエーの終点・TOKIOやリゾート前駅に。搬器にハンギングチェア、さらに、流木ベンチの木材も積み込み、慎重にブレーキ操作をしながら運搬。
これで駅を快適空間にリノベーション!と、太一「この看板こっち(海側)の方がいいよね」城島が設置した看板をさっそく移設。

そして、ハンモック風ハンギングチェアは、二又に分かれた木を利用し、吊り下げる作戦。高さ5mの狙った枝にロープをかけ、ハンモックの両端を束ねる。
その座り心地は、「気持ちいい!Def Tech流れてるわ」最後に、看板があった空いたスペースに流木ベンチを。と、シンタロー「この場所でテイスティングして頂きたいものが」

用意していたのは、シンタロー曰く「コーヒーです」空きビンと布をサイフォン代わりに淹れれば、「ほんとにコーヒーみたい!これ大麦?」「正解です」
この時のために、事前に準備していた。それは、代用コーヒーと呼ばれる、コーヒー風の飲み物。生まれたきっかけは、戦時中の輸入制限。

外国産のコーヒー豆が手に入らない中、様々な材料で代用コーヒーが作られたが、大麦もその1つ。収穫した大麦を火にかけ、水気を飛ばし、色が変わるまでじっくりと焙煎し、石で擦り潰して粉末状にしたのが、大麦コーヒー。
「子供たちの無人島の絵を見てなかったら、こういうの作ろうと思わなかったね」忘れかけていた開拓の夢が、新たなシンボルに。

【DASH島 特設サイト】