伝説の家政婦・志麻さんの古民家改装 人力で家を6m移動!? 職人技の「曳家」に挑戦!

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伝説の家政婦・志麻さんの古民家改装 人力で家を6m移動!? 職人技の「曳家」に挑戦!
伝説の家政婦・志麻さんの古民家改装 人力で家を6m移動!? 職人技の「曳家」に挑戦!

2月2日(金)放送の『沸騰ワード10』は、伝説の家政婦・志麻さんの新居改装ドキュメント・続編。

築120年の古民家を購入した志麻さんに密着して1年3ヶ月。母屋と2つの納屋があり、広大な畑が広がる土地で、フランスと日本の古き良きものを生かしながら再生させる家づくりに取り組んでいる。

今回は、納屋の1つを図書館に作り替えるプロジェクトに進捗が!

「この雰囲気が好きで購入したので、この雰囲気をできるだけ壊したくない」と志麻さん。曳家作業で建物のみ移動させて、基礎だけを作り直すという計画をしているそう。

曳家とは、区画整理のため移動を余儀なくされたり、歴史的な建造物などをそのままの姿で移動して保存する際によく使われる工法のこと。

現在、基礎の部分は、石を切り出してつなぎ合わせただけの簡単なもの。基礎がしっかりしていないと建物の重さや地震などでひずんでしまうため、作り直しが必要なのだ。手間はかかるが、長らく大事に使われてきたこの建物を大切にしたいという志麻さん夫婦の思いに賛同した大工さんたちが協力してくれることに!


まずは解体作業!

まずは、古い納屋の解体から。

中にある木材や細かい物を運び出し、解体をしていく。するとここで「(納屋を)そのままヤギ小屋にして再利用できそう」というアイデアが!使えるものは再利用するスタイルなのが志麻さん流。

納屋を解体しきらずに、屋根にロープを回しクレーンで持ち上げ、そのまま壁だけ取り外し、屋根と壁をそのまま運ぶことに。


曳家の準備に2日半!?

解体が終わったら、曳家の準備へ。曳家には以下の5つの工程が必要だという。

1. 柱の横に穴を開ける
2. レールを四方に通す
3. 全ての柱にレールを固定
4. 電動油圧ジャッキで建物を浮かせる
5. レールに台車をつけて引く

まずは柱の横にレールを通す穴を開けていく。レールは、実際に使われていた鉄道のレール。1本300kgもする重さだそう。

続いては、レールを四方に通す作業。1cmでも狂いがあれば吊り上げた時に建物にひずみが生じる可能性があるという重要かつ大変な工程だ。

3つ目は、全ての柱にレールを固定していく工程。その数なんと30ヶ所以上。柱とレールを固定することで、下から持ち上げた時に建物とレールが一体となり、基礎から浮きあがるという仕組みだそう。

建物を持ち上げる準備段階にかかった時間は2日半。


建物を70cm持ち上げる!?

続いては、建物を持ち上げる前の「地切り」という作業。今は電動油圧ジャッキを使うのが一般的だが、せっかくなので「キリン」と呼ばれるジャッキを使った手動の方法も見せてもらえることに。

ジャッキを片側3箇所に設置し、3人で足並みを揃えて、レールと一緒に建物を上げていく。数cm上げるだけでも尋常ではない重さだ。

昔の職人さんたちの苦労を見せてもらったところで、ここからは電動油圧ジャッキにバトンタッチ。1つ30kg以上あるジャッキを建物6ヶ所に配置し、操作盤を設置。油圧ホースを取り付け準備完了だ。

まず片側ずつを3cm、10cmと交互に上げていき、最終的に70cmの高さまで地面から浮かせていく。

ミシミシと音を立てながら、建物が徐々に浮いていく。

ボタン1つでジャッキは上がるものの、一方で水平を保ちながら慎重に行わないと簡単に力のかかり方が変わり、建物がひずみバラバラに壊れる可能性も。息を合わせながら、徐々に浮かせていく。

さらに、高さが増すたびに土台に15kgの枕木を挟んでいく。

200本ほどの枕木を挟みながら、ようやく2日かけて70cm上に持ち上がった!


作業開始から8日で準備完了!

作業開始から8日目。いよいよ、レールに台車をつけて引く5工程目。実際に家を引っ張る作業をスタート!

モデル・土屋アンナと息子の心羽くんも参戦し、最後の下準備。

レールとレールの間に6台の台車を取り付ける作業。台車の取り付けは引っ張る際の最重要工程だ。

土屋と心羽くんも重い資材を運んでお手伝い。

1台40kg以上ある台車を計6台取り付け、ついに引っ張る準備が完了!


たっぷりのホワイトソースが決め手の「クロックムッシュ」

あとは引っ張るだけ、というところで一旦ランチタイム!志麻さんが作ってくれたのは、「クロックムッシュ」。

まずは、バターと小麦粉を合わせ、牛乳を加えて作ったホワイトソースをパンに塗っていく。

その上にハムを乗せ、またホワイトソースを重ねる。

その上にたっぷりのチーズ、パンを乗せたら、再び上からもホワイトソースを塗る。

志麻さん曰く、「パンってパサパサしてるじゃないですか。なので、ハムの間とチーズの間にホワイトソースを塗ってあげると、トローっとする感じの食感に変わる」とのこと。

さらにチーズを乗せ、230℃のオーブンで15分焼いたら出来上がり!

ボリューム満点、カリカリに焼けたホワイトソースたっぷりのクロックムッシュのお味は…?

「うま!」「今までのパンで一番うまい」と心羽くん。土屋も「もうバターが最高。バターの風味、素材のうまみが完璧に主張してるの」と絶賛した。

さらに、牛乳に板チョコを溶かし、泡立てた牛乳を加えただけでできるホットチョコレートでひと息。


わずか10分で家が移動!?

お腹が満たされたところで、いよいよ家を引っ張る作業へ。

家はなんと人力で引っ張るとのこと。ワイヤを取り付けて、レバーを押し引きするだけで建物が動くというが…!?

試しに志麻さんがレバーを動かしてみると…?簡単に家が動いた!

建物側の台車による摩擦の軽減と手元の手動式ウィンチのテコの原理で、12トンの建物でもなんと15kgfの力で引けるそう。※車輪のころがりも加味した概算値

下準備には8日もかかったが、6mの家の移動はわずか10分で完了!

職人さん達の計算された大掛かりながら緻密な作業により、図書館になる予定の建物が6mの移動に成功。

今後、図書館の基礎を作りかえる作業が進行予定。

志麻さんの新居改装はまだまだ続く!

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