Uターン夫妻の手作りヤギミルクパンに所さん感激「ヤギのことを舐めていた俺は!!」

公開: 更新: MBSコラム

12月10日放送の「所さんお届けモノです!」は“江戸時代のグルメ街道”とも言われる甲州街道をたどる人気企画の第6弾!チャンカワイが山梨県大月市内の「駒橋宿」から「大月宿」にかけて名物探しへ。500年にわたり愛され続ける伝統の“甲州みそ”や、大月にUターンした夫妻が育てるヤギミルクグルメなど、定番&新定番そろい踏み!

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■"いいとこ取り"の絶品みそ

今回は、山梨県内に突入して2つめの都市・大月市内で名物探しです。大月市は高い山々に囲まれ、その山頂の眺めから"富士の眺めが日本一美しいまち"と言われているそう。

歴史ある町に、名物あり。街道をゆくと"天然醸造 無添加みそ"の看板が見えてきました。看板を出していたのは、創業から86年の「吉村味噌糀店」。関東で一般的な米みそとは一味違う"甲州みそ"がこの地の郷土のあじ。米麹と麦麹が両方入ったみそとして、武田信玄の時代からおよそ500年、愛され続けているといいます。

米の収穫量が少ないことを逆手にとって、米と麦のいいとこ取りでつくられる"甲州みそ"。こちらの店では「甲州味噌 マイルド」(850g)が820円。さっぱりとした米麹の味わいに、麦の香ばしいコクと甘みが加わります。試食させてもらったチャンも「優しい甘さがいっぱい!」とほっこり。

■ヤギミルクで作ったパン、お味は?

味噌屋さんに地元の新名物情報をもらってやってきたのが、岩殿山のふもと。ここにヤギを飼っているご夫妻がいるというのですが...いたいた!かわいいヤギが12頭!

ここでヤギミルクのチーズ工房「山羊さんの贈り物」を営む北條夫妻は、かつて東京で音楽編集の仕事をされていたそう。働きづめの日々から離れ、16年前に奥様の故郷・大月に移住し、「最初は草刈りのため」と4頭のヤギを飼い始めたのがはじまり。そのヤギたちが出すお乳を使って6年目に独学でチーズづくりを始め、今ではリピーター続出の人気工房に育ちました。

フレッシュなヤギのミルクを使って作った「山羊クリームチーズ」(1180円)は週15個ほどしか作れない限定遺品。3か月以上熟成させた「青カビチーズ(セミハード)」(120g 2040円)も人気です。

さらに、ヤギのミルクと自家製小麦で作ったパン種を手作りの窯で焼き上げる「山羊さんのミルクパン」(1180円)や超希少な自家製古代小麦を使った数量限定「古代小麦パン」(1800円)、レーズンの味わいがさわやかな「クルミレーズンパン」(1180円)も。

山羊ミルクパン

古代小麦パン

くるみレーズンパン

いずれも工房での販売は行っておらず、インターネットで販売するほか毎週土曜に東京・青山ファーマーズマーケットでも出店(状況により在庫がない可能性があります)。

スタジオで、カリッと焼いた「山羊さんのミルクパン」を試食した所さん、「うまいんですけどこれ!ヤギミルクの香りがほのかにする。ほのかなのがいいね。今までヤギのことを舐めていた俺は」と、価値観がひっくり返るほどの美味しさだったよう。「大月には都会では味わえないものがたくさんある」という北條夫妻の人柄も味わい深い出会いとなりました。

■26歳二代目店主が守る地元自慢の味

大月駅近くの「大月宿」は、富士登山を目的とした旅人が行き交った宿場町です。駅周辺で聞き込みすると、地元の名物として誰もが挙げたのが創業から57年の「栄月製菓」が作る「厚焼木乃実煎餅(あつやききのみせんべい)」(5枚 540円)。小麦粉で焼いた煎餅を"3枚重ね焼き"という製法で焼いた固焼き煎餅で、山椒のほのかな香りが食欲を誘います。

店を守る二代目主人の吉田さんは弱冠26歳。初代主人だった祖父の味を「途切れさせたくない」という思いで4年前に継いだのだそう。「小さい頃から食べていて、当たり前にあるものだったので、それがなくなるというのは想像ができなくて」という吉田さん。その思いが、地元の人々に愛され続ける郷土の味を守り、伝えていくんですね。

簡単には噛み砕けないほどの堅さに、所さんも「だんだん噛み方のコツがわかってくるよね!」とすっかりハマった様子。名物グルメはもちろん、人との出会いも味わい深い...そんな甲州街道旅となりました。
※今回登場したお店のお取り寄せ情報や店舗詳細は番組HPや公式SNSでも確認できます!


「所さんお届けモノです!」はMBS/TBS系で毎週土曜日あさ7時30分放送。
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