松坂桃李の「聞く力」突破口は「どんな役でもやる」強い思い

公開: 更新: MBSコラム

10月9日に放送された「日曜日の初耳学」に俳優の松坂桃李が登場。林修先生が時代のカリスマと1対1で対峙する人気企画<インタビュアー林修>で、俳優としてのターニングポイントや驚くほど多趣味なプライベートについて語った。

■最初の転機は「家を出たこと」

最初の転機は2008年。大学生の時、友人の勧めで雑誌「FINYBOYS」の専属モデルオーディションに応募し、2000人以上の応募者の中からグランプリを獲得。2009年放送の「侍戦隊シンケンジャー」のレッド役で俳優デビューを果たした。

「(シンケンジャーの撮影で)大学も休学しなければ、というところまで話が進んでしまって、親に相談したところ『大学は絶対卒業しろ』と...物静かな父が、そこはかたくなで。それに僕も反発しちゃって、『俺一人でやっていくんだ』とたんかを切って、なかば強引に家を出たっていうのが一つの転機というか、きっかけでしたね」と打ち明けた。

■実力と現在地の"誤差"に悩んだ20代

その後も、信頼するマネージャーとの二人三脚で真摯に演技に取り組んだ。連続テレビ小説や大河ドラマに出演し、オファーが拡大。主演作も続いた。林先生が「仕事が一気に押し寄せて悩まれた?」と尋ねると、松坂は「(悩みは)ありましたね。主演を張らせてもらえることが多かったので、脇を支えてくださる方がうまい方ばかりで。実力と立たされている場所の誤差みたいなものがすごく...ひっかかるものが多くて」と、当時の心境を明かした。

その"誤差"を解消するため、事務所と腹を割って話した。「事務所に相談して、主演以外でも脇で作品に参加させてもらえないかと話し始めてから、そのストレスはなくなってきた感じはありますね。『なんでも、どんな役でもやるので、20代後半はいろんな役に挑戦させてください』と言って、やらせてもらったんです」と振り返った松坂。

その後は、"娼夫"を演じた「娼年」(2018年)やアウトローな刑事を演じた「狐狼の血」シリーズ(2018年ほか)など、ハードな役柄や世界観の作品にも出演。「狐狼の血」シリーズでは日本アカデミー賞の男優賞を2度獲得し、松坂自身もターニングポイントの一つと位置付ける作品となった。

10月14日からは主演映画「耳をすませば」が公開される。林先生の「演技をされるときに大切にしていることは?」への答えは「聞く力」。「自分しかできないことを突き詰めてやっていこうと思います」と今後の抱負も口にした。

■プライベートは趣味に没頭 目標は"菊練り"!

プライベートも好奇心旺盛。その多趣味ぶりは、10年来の付き合いがあるという事務所の後輩・菅田将暉も「桃李くんは地の面白さがすごいんです。好きなものに出合ってのめり込む力が凄まじくて」と驚くほどで、今ハマッている趣味も蕎麦打ち、漫画、ゲーム、プラモデル、コーヒー...と、多岐にわたる。

蕎麦打ち一つとっても「友達の家で年越しそばを食べるっていうのをやっていて、ある時自分たちで打ってみたら劇的にまずくて、これじゃいかん、と。蕎麦打ちの道具を買って、YouTubeの動画を見ながらこね始めて。早くちゃんと菊練りができるようになりたい」と語る姿はまさに、"のめり込む力の凄まじさ"を証明している。一方で、家庭をもって「時間のながれるスピードがちょっとゆるやかになった」と、心境の変化も語った。

今後は「再会が多い役者にはなりたい」という。インタビューを終えた林先生は、「順調すぎると自分を見失う人も多い中で、客観的に自分を見ることができる。周りの人の言葉を"聞く力"、そこに耳をすませて自分の立場を作ってきたんだなと」と、その人となりにしみじみ感じ入っていた。

10月9日放送「日曜日の初耳学」より、松坂桃李が自身のこれまでや自身のプライベートについても語った<インタビュアー林修>、今話題のオーディオブックを取り上げた<初耳トレンディ>がそれぞれTVerで見逃し配信中!

松坂桃李が登場!<インタビュアー林修>のTVerはここをクリック!※10月16日(日)22:24終了予定

テーマは"オーディオブック"<初耳トレンディ>のTVerはここをクリック!※10月16日(日)22:24まで

「日曜日の初耳学」はMBS/TBS系で毎週日曜よる10時放送。
公式HPはこちら。

PICK UP