弁護士記者が迫る逆転裁判官の謎 周防正行監督「どこまで裁判官に迫れるのか注目」

公開: 更新: カンテレTIMES
弁護士記者が迫る逆転裁判官の謎 周防正行監督「どこまで裁判官に迫れるのか注目」

カンテレでは、逆転無罪を連発した裁判官の謎に弁護士資格をもつディレクターが迫るドキュメンタリー『ザ・ドキュメント逆転裁判官の真意』を1124日(金)深夜125分から放送する。

有罪率が99%を超える日本の刑事裁判において、特に珍しい二審での逆転無罪を連発した高等裁判長がいる。20177月に定年退官を迎えた福崎伸一郎元裁判官である。最高裁判所の調査官を務めたこともあるエリート裁判官で、201512月に赴任した最後の職場・大阪高裁で1年半の間に7件もの逆転無罪を出した。当時、週刊誌でも取り上げられるなど話題となったが、福崎自身は何も語らず、その真意は今も謎のままである。退官直前に福崎が逆転無罪判決を連発したのは“告発”だったのか、それとも偶然の“巡り合わせ”に過ぎないのか。ディレクターは、そんな福崎の真意にこそ「日本の刑事裁判を考えるヒントが隠されているのでは」と判決文を読み込み、関係者をたずね歩く。

今作のディレクター・上田大輔は“記者兼弁護士”という異色の経歴の持ち主。その専門知識をいかしてえん罪事件を中心に取材してきた。家族が離れ離れになるえん罪被害の全貌を描いた『ザ・ドキュメント 引き裂かれる家族~検証・揺さぶられっ子症候群』(20237月放送)では、今年度上期のギャラクシー賞を受賞した。その原点には、痴漢えん罪を描いた映画『それでもボクはやってない』であぶり出された、“有罪推定”ともいえる日本の刑事裁判への疑問がある。

今回は、福崎の素顔を知る一人として『それでもボクはやってない』の監督・周防正行氏を取材。そのほか、福崎が逆転無罪を出した事件の担当弁護士や漫画『イチケイのカラス』のモデルにもなった伝説の元裁判官・木谷明氏らをたずね、その証言をもとに福崎の真意を探る。また福崎の“師”で、“ロス疑惑銃撃事件”で逆転無罪判決を出した裁判長・秋山規雄氏のテレビ初インタビューも収録している。

いったい実際の福崎はどんな人物なのか。ディレクターはかつて福崎に2度にわたって取材を申し込んだが、返事はなかった。今度こそ福崎本人にたどり着けるのか。はたして退官間際に逆転無罪を連発した福崎の真意とは。

周防正行氏は「マスコミが、裁判所に深く切り込んでいくことはほぼない。それがずっと不満だった。今回のドキュメンタリーが、どこまで裁判官に迫れるのか注目している」と番組に期待を寄せた。

また上田ディレクターは「逆転無罪が多いことがなぜこれほどまでに目立ってしまうのか。福崎さんの裁判官人生を通して、日本の刑事裁判が“疑わしきは罰せず”の原則が守られているのかを問いたいと思いました。皆様には、福崎さんの真意を追いかける私と一緒に考えていただきたいと思っています」と視聴者に呼びかけた。

“逆転裁判官”福崎伸一郎氏の真意に迫り、日本の刑事裁判のあり方を問うドキュメンタリー『ザ・ドキュメント逆転裁判官の真意』は1124日(金)深夜125分からカンテレで放送。お見逃しなく。

 

【番組概要】

◇タイトル 『ザ・ドキュメント 逆転裁判官の真意』

◇放送日時 1124日(金)深夜125分~225分 (関西ローカル)

◇スタッフ

ディレクター:上田大輔

撮影:小松和平

編集:高澤宏

プロデューサー:宮田輝美

◇番組公式X(旧Twitterhttps://twitter.com/document_ktv

◇番組公式HP https://www.ktv.jp/docu-gyakuten/ 

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