受け継がれし怪人イズム…『ナダル軍団』で笑いよりも優先される忠誠心 軍団員達の謎スタンスにナダル困惑

公開: 更新: カンテレTIMES
受け継がれし怪人イズム…『ナダル軍団』で笑いよりも優先される忠誠心 軍団員達の謎スタンスにナダル困惑

 730日放送のカンテレ『マルコポロリ!』に、コロコロチキチキペッパーズ・ナダルさん率いる“ナダル軍団”が登場。軍団長を尊敬してやまない、そいつどいつ市川刺身さんとゴスケさんが、ナダルさんの素晴らしさや譲れない軍団の方針について語りました。

 今回は、「すごいぞ俺たちの兄貴!ナダル軍団VS青山軍団SP」と題し、“青山軍団”の頂点に君臨するネルソンズの青山フォール勝ちさんと、軍団員の大自然ロジャーさん、ダイヤモンド小野さんも出演。さらにそれぞれの軍団長の相方であるコロチキ西野さんとネルソンズ和田まんじゅうさんまで登場し、2人のトップの素顔を暴いていきました。

 出演者の顔ぶれを見たMC・東野幸治さんが、開口一番「いよいよこの番組も、もう最終回みたいな感じですけれども…」と、スタジオに漂う世紀末感について表現すると、ゲスト席からは「やめて!」「傷つくから!」などと不満の声が。

 そんな中、真っ黒の生地に縦書きで「おしょうゆ」と書かれたTシャツ姿の刺身さんにとりあえず触れてみることにした東野さん。「おしょうゆのTシャツは『刺身』だからってことなの?」と期待と不安を足して2で割ったような表情で尋ねました。

 すると刺身さんは「はい!刺身だから、しょうゆ入れてきましたわ。そっちの方が美味いと思うんで、東野さん上手くさばいて下さいよ!」とおどけてみせ、「イエーイ!ナダルぐんだーん!」などとナダルさんとゴスケさんが盛り上げますが、東野さんは苦悶(くもん)の笑みを浮かべ、「いやいや俺ホンマに今吐きそうやわ。食あたり(笑)」と早速ギブアップ。

 これに対しナダルさんは「一応まぁ説明で言うとくと、こちら側で落とすことはできないんで、すいません」と、軍団トークの消化の悪さについて注意を呼び掛けていました。

 東野さんがたまらず、相方・西野さんに「ナダル軍団の存在は知ってるの?」と話を振ると、「知ってますけど…」と苦々しい表情を浮かべた上で、「楽屋も今日一緒やったんですよ。『ナダル軍団+西野』みたいな楽屋で。ちょっと掛け合いとかしてたんですけど…、全然おもんなかったです(笑)」とバラすと東野さんは爆笑し、その絶妙な落とし方からは日々“怪人”と付き合っている相方ならではの慣れが垣間見えました。

 とにかく仲が良く、一緒に過ごすことが楽しいというナダル軍団の面々。しかし、それを仕事につなげようという発想はあまりないようで、刺身さんが「前に『ガキ使』で“ナダル24時間ロングインタビュー”の企画があった時、『女の子をどうこうみたいな暴露話をして下さい』って繰り返し頼まれたんですけど、本当にないから『いや、マジでないんで。もういいです』って言いました。僕らも若手だったんでテレビ出たいんですけど、出るのやめましたよ」と語ると、スタジオに広がる困惑の沈黙…。

 ここでご意見番・ほんこんさんから「仕事増えへんやん。軍団としてはアカンちゃうの?」との指摘が出ますが、東野さんが「いやいや、刺身は今自信満々でしゃべったもんな!」と水を向けると、刺身さんは「正直言っていいですか?今の話で笑い取ろうと思ってないですからね」とキッパリ。『お笑いワイドショー』と銘打つ番組でのよもやの宣言に、月亭方正さんから「職業何やねんお前!」と、ビシッとツッコまれていました。

 その流れを受け「後輩がそれでいいの?(笑)」と西野さんに尋ねられたナダルさん。「忠誠心はめっちゃめちゃうれしい。ホンマに最高!って思うけど、ちょっとは暴露してくれてもいいかなって思う(笑)」とついホンネを漏らし、スタジオは爆笑に包まれていたのでした。


(関西テレビ730日(日)1359分から放送『マルコポロリ!』より)


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