これぞ大阪…老舗商店街で抽選会の景品に『現金つかみ取り』舞い上がる紙幣巡って繰り広げられる人間ドラマ

公開: 更新: カンテレTIMES
これぞ大阪…老舗商店街で抽選会の景品に『現金つかみ取り』舞い上がる紙幣巡って繰り広げられる人間ドラマ

 311日午後、カンテレ『ウラマヨ!』で、大阪市旭区にある千林商店街を特集。「日本一安い商店街」と言われるようになった理由や、商店街独自のイベントで今でも続く超名物企画などが明かされました。

 今回の番組は「知っているようで知らない商店(10)街ツアー!」と題し、関西にある商店街の魅力を10個のトピックスでのぞき見。駒川商店街、天神橋筋商店街と並び、大阪三大商店街の一つに数えられる千林商店街の注目ポイントに迫りました。

 1910年、京阪電車開通に伴って誕生した、長い歴史を誇る千林商店街。とにかくお買い得で、コロッケ190円の店や、99円の手作りパンが並ぶベーカリーも…。

 安さの背景には、この商店街に1948年に出店した『ダイエー』1号店の存在がありました。「安いスーパーがやって来た」と、個人商店も負けじと安さで勝負。切磋琢磨するうちに、次第に“日本一安い商店街”と言われるようになったそうです。

 スタジオに登場した理事長の椙村典子さんは、商店街の特徴について「本当に喋りの面白いおっちゃん、おばちゃんもいっぱいいますし、イベントも豊富です」と紹介。1983年の大阪城築城400年を記念した“秀吉パレード”では、商店街の店主たちが武将等の役になり切って練り歩き、最近では人気ゲーム『ポケモンGO』とコラボし、モンスターを商店街に出現させて集客するイベントなども展開しています。

 そして昔から続く超名物企画が、年4回の人間ドラマ『ガラポン抽選会』。他の商店街にもありそうですが、千林商店街はその景品がすごいのです。

「昔は1等が『自動車』だった時代もありましたね。それから梅田の映画館を貸し切って、当たった方だけの上映会も。映画が終わった後に役員が舞台で商店街のアピールをしてました」と副理事長の吉田雅亮さんが語ると、MC・ブラックマヨネーズの2人をはじめ、出演者からは驚きの声が上がっていました。

 抽選会の景品の中で特に人間ドラマが垣間見えるのが、1等や特賞の人に挑戦権が与えられる“現金つかみ取り”です。実際の映像を見ると、挑戦権を得た女性が狂喜。大きな綿あめ機のような機械に片手を入れ、風に吹かれて舞いに舞っている紙幣を必死になってつかんでいました。

 あまりの生々しさにスタジオも「うわ~っ!」「バブル!バブル!」などと大盛り上がり。中でもパネラーの高橋みなみさんは「人間の欲がすごい分かりますよね!(笑)」と、その有様に驚愕していました。

 また、ブラマヨ小杉さんが「時代によっては『人も入った』という事なんですけど…」と確認すると、副理事長の吉田さんは「電話ボックスみたいなのを作って、その箱の中に入ってお金をつかむというのがありました」と明かし、過去には客が現金だらけの箱に入ってつかみ取りをするという“映える”仕掛けもあったとのことでした。

 そしてスタジオに、今でも商店街で使われている現金つかみ取り機が登場すると、小杉さんが「うわ~!これめっちゃええやん!」と絶叫し、相方・吉田さんも「昂ってくるな~っ!」と高揚感が隠せず、「1万円札もある!」「回ってる!回ってる!」などと、箱の中でぐるぐると風に舞う現金に全員が興奮状態。

 最後は、視聴者プレゼント・千林商店街の商品券をかけ、吉田さんらが実際に現金のつかみ取りに挑戦。10秒という制限時間の中、風であちこち吹き飛ばされる紙幣とのアツい戦いを繰り広げていたのでした。


(関西テレビ311日(土)午後1時放送『ウラマヨ!』より)