2月12日放送のカンテレ『マルコポロリ!』に、仲裁に入った人間を一刀両断するケンカ芸でブレイクした、コワかわいい悪童コンビ・鬼越トマホークの坂井良多さんと金ちゃんが登場。MC・東野幸治さんの芸風についても忖度(そんたく)ナシのぶった切りを見せました。
今回の番組は、「華の東京NSC15期 光と闇SP」として、吉本の中でも個性派ぞろいの東京NSC15期生から、鬼越トマホークのほか、父親がブラジル人という異色の芸人としてプチブレイクしたデニス、さらにマテンロウの“じゃない方”と言われて約10年の問題キャラ、大トニーさんがピンで参戦。期を代表する3組がその胸の内に溜まりに溜まった鬱憤(うっぷん)を全てぶっちゃけました。
その中で、坂井さんは突然「僕はずっと家族仲が悪かったから、東野さん好きなんですけど…」と独自の論理を展開した上で、「どういう意味やねん!(笑)」と歩み寄る東野さんに対して、「でもここ30年間、東野さんが何をやって来たかというと、もう“そそのかし芸”一本じゃないですか!」と特大の爆弾を投下。
思わず顔を伏せ、両手を叩いて爆笑した東野さんは「誰がそそのかし芸一本でやって来たんや!」と反論しますが、その後ろでほんこんさんは「よう見てる(笑)」と坂井さんの分析力を称賛していました。
「俺がほんこんさんに、『何か言ったほうがいいんちゃいますか?』とか、そそのかしてるの?」と確認された坂井さんは「そそのかしてそそのかして、『ほんこんさんは政治を語って下さい』って言ったら、もう一生懸命に…」と、政治に関するご意見番としての立ち位置も、東野さんの“そそのかし芸”で誕生したと主張。
これに東野さんは「ほんこんさんはめちゃくちゃ真面目で、大阪の番組で先生方の話聞くから、受け答えできるように自分で勉強したんです。そのレギュラー番組が1年2年…7年くらいになったら、政治モンスターみたいになったんですよ。それはもう性分なのよ!」と坂井さんからの指摘に異を唱えますが、当の本人・ほんこんさんは「お前らなんやねん!コンビでバトン渡して悪口ばっかり言いやがって(笑)」と、どちらに対してもブチ切れていました。
すると、ここで坂井さんが別の角度からさらなる追及をスタート。「東野さんね、こうやってほんこんさんを庇うこと、大阪でしかしないじゃないですか。東京ではしらんぷりして!『東京で話しかけんといて』みたいに。なんすかそれ!」と鋭く迫ると、図星の東野さんは力なく膝から崩れ落ちて床で仰向けに。
シャンプーハットてつじさんから「東京他人のフリ!」と必殺技名のようなツッコミが入り、金ちゃんからも「マルコポロリだけですよ!東京では、ほんこんさんの『ほ』の字も出さないじゃないですか」と追い打ちが。「出せへん出せへん」と、ほんこんさんも指摘が正解だとジャッジしました。
余勢を駆って、坂井さんが「『どうですか?松本さん、次のニュースはなんですか?』みたいに言って」と『ワイドナショー』での東野さんの進行ぶりをマネると、「松本さんも、俺がそそのかしていつも炎上してんのよ。俺はもうホンマに20年以上、炎上芸しかしてない(笑)」と大笑いの東野さん。
これに対して「炎上芸じゃないです。そそのかし芸ですよ!」と訂正し、けして本人が炎上するのではなく、燃え盛った人たちの近くを探すと、そそのかしている“白い悪魔”が見え隠れすると訴える坂井さんだったのでした。
(関西テレビ2月12日(日)13時59分から放送『マルコポロリ!』より)