スーパーマラドーナの両輪は“頭が下がるネタの努力”と“舌を巻く素行の悪さ”「だから全然前に進まない」

公開: 更新: カンテレTIMES
スーパーマラドーナの両輪は“頭が下がるネタの努力”と“舌を巻く素行の悪さ”「だから全然前に進まない」

 25日放送のカンテレ『マルコポロリ!』に、2003年に結成し4度のM-1決勝進出と3度のスキャンダルを経験したスーパーマラドーナが出演。武智さんのスパルタによる田中さんの度重なる失踪など、数多の困難を乗り越えて現在に至るまでの歩みを振り返りました。

 今回の番組は「祝結成20周年 これからどうすんねんSP」と題し、スーパーマラドーナに加え、関西一哀愁が漂う実力派漫才師・ギャロップと、コンビ仲に問題があるという女と男の、結成20周年を迎えるコンビ3組が集結。手探り状態で突き進んできた20年を経て、それぞれの未来は一体どうなっていくのかについて鋭く迫りました。

 その中でMC東野幸治さんが、<スーパーマラドーナ20年の歩み>と書かれた年表を見ながら、「2007年に田中くんが1度目の失踪10日間、その後コンビ解散と…」と指摘すると、武智さんが「M-1に出たくて、ネタ合わせがちょっとスパルタでした」と理由について説明。

 どのくらいの厳しさなのか、東野さんから話を振られた田中さんが、「稽古というか、ほぼ説教ですね。『声出てない』とか、『ネタ覚えてない』とか、『全然喋れてない』とか」と答えると、間髪入れずに「それお前が全部悪いんちゃうの?」とのツッコミが入り、ここでは武智さんの“無実”が判明しました。

 その後、旧コンビ名のマラドーナに“スーパー”をつけて再出発した2人。彼らの漫才師としての評価について、メッセンジャーあいはらさんは「武智は特にですけども、本当に一後輩として頭下がるくらいのネタの努力と、やっぱり舌を巻く素行の悪さ。この2つを併せ持ったのがスーパーマラドーナです」と、この上なく明快に表現。

 東野さんが「その2つが両輪やから!」と大笑いすると、あいはらさんはその場で両手を車輪のように動かしながら、「だから全然前に進まないんですよ!本当にそこが絶妙なんですよ(笑)」と2人の現状について推し量りました。

 また、年表の2014年の部分を指した東野さんが「で、これよ。田中くんが2度目の失踪15日間。これは何で?」と質問。

 田中さんが「怒らないっていう約束で組んだんですけど、だんだんそれも忘れてきて、怒るようになってきたんで…」と武智さんの怒りが“再発”したせいだと明かすと、本人も「ホンマに田中の覚えが悪くて、どんどんたまっていくものもあって。当然僕も悪いですけど、それでもパーンとまた飛びました」と自らの非を認めつつ振り返っていました。

 そして<スーパーマラドーナ20年の歩み>はここからがクライマックス。東野さんは「2015年から怒涛(どとう)のM-1です。必ず結果出してるから」と称賛した上で、「でも2015年、2016年と決勝行ったら2016年当て逃げ事故があって、2017年、18年と決勝行ったら、インスタライブで2回炎上してて。決勝4回で炎上3回だから、必ずええことと悪いことで1個みたいな感じなのよね(笑)」と、2人が今回のテーマ“これからどうすんねん”という現在地に至った背景を説明。

 それに対して「いやぁ、ホンマ人生ってうまくできてますよね」と、自らに起きた運命のいたずらに感心するも、即座に東野さんから「自分だけやで!あんまりそんな風に人生できてないよ」とビシッとツッコまれる武智さんだったのでした。


(関西テレビ25日(日)1359分から放送『マルコポロリ!』より)