どこ見ていいかわからん…アーム10本のクレーンゲーム『十手観音』奇跡の“全つかみ”挑んだらこうなった

公開: 更新: カンテレTIMES
どこ見ていいかわからん…アーム10本のクレーンゲーム『十手観音』奇跡の“全つかみ”挑んだらこうなった

 17日午後、カンテレの『ウラマヨ!』で、1200年もの昔から栄え、数々の神社仏閣を誇る京都の中でも話題となっているという“ちょっとどうかしてる観音様”を紹介。千手観音ならぬ「十手観音」のスゴさが明かされました。

 今回の番組では、滋賀県の男性が4千本を超えるファミコンカセットで作り上げ、ギネス世界記録にも認定されたモザイクアートや、兵庫県の町長が町のために手作りして設置した“どこでもドア”などの「関西どうかしてるぜニュース」を放送。

 その中で登場したのが、京都市中京区の人気ショッピングモール・BiVi二条にある「十手観音」です。

 間近でその姿を見た女性が「あれだけ特殊なやつは、作るのに費用かかったんやろうな(笑)」と評したその正体は、“クレーンゲーム”。どうかしてるのはアーム部分で、なんと全部で10本も…。十手観音とは1度に10本全てのアームが景品のチョコ菓子をつかみにいく、前代未聞のクレーンゲームだったのです。

 店員の女性いわく「話題になればいいなと思って、横浜の店舗に設置したところ、思った以上に評判がありましたので、京都にも設置することになりました。こちら弊社でしか作っていないので世界に2台のみとなります」とのこと。

 1プレイ100円で10本のアームを動かせるため、さぞ大量のお菓子がお得に手に入るのかと思いきや、チャレンジした客は「どこ見ていいか分からなかった(笑)」「なかなか難しいかなっていう感じです」などと口々に語り、一筋縄ではいかないようでした。

 そこで取材班は、店員さんもまだ成し遂げた人を見たことがないという、10本のアーム全てがお菓子をつかむ「全つかみ」の撮影に挑戦。かつて同コーナーで淡路島の“激ムズたまねぎキャッチャー”を取り上げた際、次々と成功させて居合わせた客から拍手喝采を浴びた、スタッフの赤星記者が初の偉業に挑みました。

 「これ、いけますね」そう自信満々に宣言して100円硬貨を入れた1回目、10本のアーム中お菓子をつかめたのは…、6本。「これはヤバいな…」何度も挑戦するものの、同時に10本つかむのは至難の技で、時間だけが過ぎていきました。

 焦りの色が隠せず「取れる気がしなくなってきたんですけど…」と弱音を吐く赤星記者。このままでは映像の撮れ高もない、手ぶらで帰るわけにもいかない…。窮地に立たされるとあっさり正攻法を諦め、店員さんに頼んでつかみやすい位置にお菓子を調整してもらいました。

 店員さんによる全面バックアップの結果、見事10本のアーム全てがお菓子をつかむ映像の撮影に成功。VTRを見守っていたMC・ブラックマヨネーズの吉田さんは「すごいやん!よかったよ」と称賛し、赤星記者が取った大量のチョコ菓子がスタジオに登場すると、小杉さんは「うわっ!え~!?こんなに?すごい数(笑)」と、あまりの迫力にたじろいでいました。

 ちなみに達成までのプレイ回数は、店員さんの協力を得た最後の1回を入れて126回。12600円を費やして計446個のチョコ菓子をゲットしたのでした。


(関西テレビ17日(土)午後1時放送『ウラマヨ!』より)