日曜深夜放送中のアニメ『後宮の烏』。
後宮の奥深くに住んでいる、妃でありながら夜伽(よとぎ)をしない特別な妃・烏妃(うひ)。
その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。
烏妃の名前は寿雪(じゅせつ)。
彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという。
時の皇帝・高峻(こうしゅん)は、ある依頼のため寿雪の元を訪れる。
二人の巡り合わせは、運命を変える出会いとなる―――。
特別な妃・寿雪を中心に展開する、優しくも切ないドラマが特徴の中華幻想譚だ。
今回はそんな「後宮の烏」の魅力を3週連続でお届け。
第2回は、本作の監督・宮脇千鶴さんにインタビュー!
作品の演出についてお聞きしました。
●『後宮の烏』をアニメ化するうえで、どんなところにこだわっていますか?
宮脇監督:まずは原作の伝えたいことを汲み取ること。それを、与えられた枠組みの中で、可能な限り効果的に映像化する方法を探ることです。
●1話では「班鶯女」(はんおうじょ)の境遇を話す際に、特徴的な演出があります。
ここはどういった意図で、このような演出にたどり着いたのでしょうか?
宮脇監督:影絵回想のことでしょうか。主に謎解き要素として出てくるゲストキャラクターのつらい過去や過ちなどを語る際、一歩引いて情報を受け止められるようにするためと、やや真偽の曖昧な伝聞感を出したくてやっています。
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※11月6日は放送休止です。
次回放送は
第6話 11月13日26時29分~
第7話 11月13日26時59分~
となります。第六話「夏の王、冬の王」
皇帝の住まう凝光殿(ぎょうこうでん)の庫(くら)には、幽鬼が身につけていた縞瑪瑙(しまめのう)の玉珮(ぎょくはい)が納められていた。その持ち主は明珠公主(めいじゅこうしゅ)。
欒王朝最後の皇帝の娘であった。庫にはその絵姿も残っていた。そこで寿雪は明珠公主と、ある人物の絵を目にする。一方、歴史書を紐解き、烏妃の秘密を探し求めていた高峻は、薛魚泳(せつぎょえい)から本当の史実が書かれたもう一つの歴史書が存在すること、そしてそれを持っているのは烏妃であると明かされる。
アニメと実写の脚本の違いについてお聞きしました!お楽しみに!アニメ公式HP:https://kokyu-anime.com/