日曜深夜放送中のアニメ『後宮の烏』。
後宮の奥深くに住んでいる、妃でありながら夜伽(よとぎ)をしない特別な妃・烏妃(うひ)。
その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、少女だったと言う者もいた。
烏妃の名前は寿雪(じゅせつ)。
彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという。
時の皇帝・高峻(こうしゅん)は、ある依頼のため寿雪の元を訪れる。
二人の巡り合わせは、運命を変える出会いとなる―――。
特別な妃・寿雪を中心に展開する、優しくも切ないドラマが特徴の中華幻想譚だ。
今回はそんな「後宮の烏」の魅力を3週連続でお届け。
第1回は、本作の主人公・寿雪を演じる、水野朔さんにインタビュー!
●主人公を演じるのは初!ということですが、率直にどんなお気持ちですか?
水野さん:とても嬉しいと同時に私に務まるのかと不安も大きかったです。今でもたまに不安になる時がありますが、第1話を見た時のあの感動を超える気持ちはありませんね笑
本当に支えてくださった皆様に感謝しています。
●記念すべき初主演の寿雪ですが、演じるうえでどんなことをこころがけていますか?
水野さん:後宮ということもあり周りが静かなシーンが多く、不自然にならないようナチュラルな芝居を心掛けました。
普段は淡々と話す寿雪ですが、好きな物や怒るシーンは感情をいつもより出して演じさせて頂きました。
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●優しくも切ない物語が展開する後宮の烏ですが、今まで放送された中で印象に残っているシーンやセリフはありますか?水野さん: 第4話の、九九(じうじう)が寿雪の秘密を知っても何も言わずに変わらず接していてくれたと気づいたシーンは印象的でした。今まで一人で生きてきた寿雪にとっては、九九の一言はとても心に染みるものだったと思います。
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●最後になりますが…!水野さんは『後宮の烏』のどんなところが魅力だと思いますか?水野さん:ほとんどの登場人物が何かを抱えていて、周りの優しさに救われながら各々生きているというのは私たちにも当てはまる事だと思います。世界観は現実とは違いますが、こんなにも感情移入ができて没頭してしまう理由はそこなのかなと私は思っています。
切なく悲しいストーリーの中、人の優しさに溢れている作品です。
その中で流れる壮大なBGMも魅力の一つだと思います。
ぜひ、沢山の方に見て頂きたいです。
第五話「懐刀(ふところがたな)」
高峻の寝所に夜な夜なふたりの幽鬼が現れる。それが原因で憔悴していく高峻の身を、衛青(えいせい)は案じていた。烏妃に相談してはどうかと勧めるが、他言無用だと口止めされるばかりである。その理由は幽鬼にあった。高峻の母と、親しかった宦官・丁藍(ていらん)だったのである。高峻はふたりの死に対して、自責の念にかられていた。その気持ちを理解しつつも、放っておけない衛青は、寿雪の元を訪ねようとするが——
次回は監督の宮脇千鶴さんにインタビュー!
作品へのこだわりや、演出についてお聞きしました!お楽しみに!
公式サイト:https://kokyu-anime.com/