永野VSしんいち“あの事件後”初共演で必然の泥仕合に「元々期待してない」「マジで老害」最終的には…

公開: 更新: カンテレTIMES

724日放送のカンテレ『マルコポロリ!』で、バラエティー番組のドッキリ企画をきっかけに「共演NG」と噂されていたピン芸人の永野さんとお見送り芸人しんいちさんが“事件後初”となる共演。冒頭からスタジオは大荒れの様相となりました。

 今回の番組は、好感度No.1芸人・サンドウィッチマンを筆頭に、賞レースやバラエティーで活躍する個性派芸人を数多く輩出する『お笑い界の新潮流 グレープカンパニー徹底解剖SP』。2人のほか、わらふぢなるお口笛なるおさん、ランジャタイ国崎和也さんと伊藤幸司さん、あぁ~しらきさんが登場。グレープカンパニーの精鋭たちが事務所の光と闇を洗いざらいぶっちゃけました。

 中でも、永野さんとしんいちさんはバラエティー番組で、仕掛け人の永野さんが“自身の陰口を引き出す”というドッキリ企画を行った際、しんいちさんが「マジで老害」「面白くない」などと罵詈雑言を放って大炎上したばかり。

 そのため、冒頭でMC東野幸治さんが「最初に聞きますけど、二人はもう大丈夫なんですね?知らないんで、アカンかったらそういうフリやめますけど、どうなの?」と確認すると、しんいちさんは「まぁ、ちょっと気まずさはあって。やっぱり大先輩なので。言ってしまった…って」と、後悔先に立たずと言った様子。

 それに対して永野さんは、飄々とした顔で「ハッキリ『老害』って言ってましたよね。一生忘れないですけど。あっ、でも元々なんか期待してなかったんで」と、すぐ後ろにいるしんいちさんを一度も振り返ることなくコメント。殺伐とした空気が醸される中、番組は進行していきました。

 東野さんが「グレープカンパニーっていうのはどういう事務所なんですか?」と尋ねると、永野さんは「ハッキリ言って、サンドウィッチマンの個人事務所みたいな感じだったんですよ。M-1優勝当時は、色んな事務所をクビになった人とかが集まってて」と紹介した上で「いきなり言わせてもらいますけど、事務所が調子良くなってから入ってきた奴らのことは信じてないっていうか」と、しんいちさんを指しながら自らのスタンスを表明。

「信じてないの?(笑)。しんいちが全然笑ってないですよ」との東野さんの指摘に対しては、「笑ってないでしょうね、だって彼のツボじゃないんですもんね、自分面白くないんで」と、真顔で自虐トークを展開しました。

 これに、しんいちさんが「違う(笑)!わろてます!わろてますって、おもろいと思ってますよ!」と慌てますが、永野さんは「いやいや、老害が言うことなんて面白くないでしょう。老害、老害ですから」と、ドッキリ企画で浴びせられた言葉を自ら連発。

「キツいて!これ1時間。1時間もあんのこれ!?」と、しんいちさんが地獄のような収録に悲鳴を上げると、永野さんから「オレもキツかったわ!あの時1時間!」と至極もっともな一言が飛び出し、スタジオは爆笑に包まれました。

 その後も永野さんは、2021年のM-1で決勝まで駒を進めた後輩・ランジャタイについて「僕の中ではもう優勝でした。決勝で結果を出したというか、こいつらすげぇなぁと思ってます」とべた褒めする一方、東野さんから「でも、しんいちもR-1優勝したよ」と指摘されても「ハイ」と、さして気にも留めていない素振り。これには、ついにしんいちさんも「マジでR-1も凄い大会やからっ!老害!」などと声を張り上げ、案の定バトルを繰り広げました。

 しかし、番組のラストにしんいちさんが自作の本音ソング『Dear 永野さん』を披露し、「誰からも愛されないこと、言ってしまうところが永野さんなんだよ。分かってるよ後輩の面倒見がいいところ、永野さんの面白いところ。(中略)尊敬してるよ。大きい背中見せてくれて、みんな感謝してるよ永野さん」などと歌い上げると、永野さんは唖然と憮然を足して2で割ったような顔で周囲を見回した後、一言「…感動しました」とつぶやき、一同大爆笑。

 東野さんが「皆ビックリしたわ。なんかキレてんのか?と思って。そういう顔なんやな(笑)」と大笑いする横で、「ムズ~この人…」と大好きな先輩に最後まで困惑しきりのしんいちさんだったのでした。


(関西テレビ724日(日)午後159分から放送『マルコポロリ!』より)