千原ジュニア「賞を取るような番組じゃないと思っていたんで(笑)驚いています。どういう選考理由やねん」

公開: 更新: カンテレTIMES
千原ジュニア「賞を取るような番組じゃないと思っていたんで(笑)驚いています。どういう選考理由やねん」

毎週金曜日、深夜055分~125分に放送されている千原ジュニアMCを務めるお笑い番組“即興力№1決定戦!”『千原ジュニアの座王』(カンテレ・関西ローカル)。

『座王~ざおう~』は、漫才やコント、ピン芸、歌ネタなど作り込んだネタではなく、即興ネタを競い合う、いわば“笑いの総合格闘技”。今年12日、審査員長に松本人志を迎え放送された『笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP』が放送業界で名誉ある2つの賞を受賞。1つはNPO法人放送批評懇談会による、第59回ギャラクシー賞・テレビ部門選奨。もう1つは、公的財団法人放送文化基金が選定する第48回放送文化基金賞・番組部門・奨励賞、そして企画賞にMC・千原ジュニアが選ばれた。

201710月にカンテレの関西深夜ローカル番組としてスタートした『座王』。5年経った今も番組が躍進を続ける理由を、MCの千原ジュニアに直撃した。

 


『座王』は、笑いから笑いへのスパンが短い!違うジャンルの笑いが次々と放たれる

――ギャラクシー賞・選奨、放送基金賞受賞・奨励賞、企画賞、おめでとうございます

 

そういうことに関わるような番組じゃないと思ってたんで(笑)非常に驚いています。どういう選考理由やねんって逆に聞きたいなって。

 

――“純粋に笑える娯楽番組として高く評価する”とのことでした!

 

ありがとうございます。

でもまぁ本当に、たくさんの人に知ってもらうというか、そういう賞を貰えたのは、松本さんに審査委員長をやっていただいたっていうことがすべてだと思うんで、はい。

――ジュニアさんは放送文化基金賞において企画賞も取られていますが、そもそも“このゲーム”を考案したきっかけは何だったんでしょうか?

 

もともと十数年前に、いろんなルミネthe吉本ができたときに、「ネタだけじゃなくて」みたいなことを言われて、じゃあいろんな得意ジャンル…ギャグが得意な人、大喜利が得意な人、モノマネが得意な人、みんなで戦って一番誰が(面白いか)、みたいなことができる、システムがないかな~と思って考えたんです。

――それが現在の『座王』に?

 

いや、そのときは舞台だったんでMCも立ちで、俺が座れなかった芸人と一緒に、「誰行く?」って絡みながら選んで、そこでやるみたいな感じでやっていたんですね。

 

――イス取りゲームを使ってというのが、すごい発想ですよね

 

だからね、ホンマは、マジで、椅子取りゲーム考えた人が受賞するべき(笑)。

 

――『座王』はプレイヤーの芸人さんの番組に対する熱量がとても高い番組に感じますが、芸人さんをひきつけている理由は何だと思われますか?

 

一般の人がもちろん見てはって「楽しいな~」って感じて貰えること。それと、笑いから笑いへのスパンの短さ、違うジャンルの笑いが次々放たれる。そして、ヒリヒリ感。“後輩が先輩を(対戦相手に指名する)、とか先輩が後輩いくから逆に…”、とか。芸人にしか分からないヒリヒリ感が、「ちょっとやってみたいな~」っていう風に思わせる部分なんじゃないですかね。

あと、昨今なかなか、ここまで純度の高いお笑い番組も数えるほどしか無いので。それは芸人としては、大阪の深夜って、本来そういう時間、そういう枠を持っていないといけないと感じするんで。だから非常にこう、いいところでさせて貰ってますね。

 

――ちなみに大喜利が上手くなるコツはありますか?勉強すれば上手くなる!みたいな…

 

なんでしょう…まったくわかんないんですけど。上手くなったらあかん部分もありますしね、大喜利って。ゆるゆるの部分も残しとかないと、っていうこともある…だから難しいとこですね~。

 

『座王』で育つ“座王芸人”への思い

――『座王』で頭角を現す 笑い飯・西田さん、R藤本さん、ロングコートダディ・堂前さん(通算100勝メンバー)彼らをどう見ていますか?

 

まず西田はもうちょっと、とんでもないところにいっている感じしますね。なんかもう、なんの僕のコメントもいらない、レコードだけ見て貰ったら分かる感じです。(笑い飯西田・最新レコード:2543757回優勝)

あれだけ強いと逆に、戦う相手としては、負けられるんですよ。負けて当然というところで、ということは、さらに指名されやすくなる。非常にとんでもない大変なポジションでいながら、ちゃんと結果も残し続けるって、相当すごいと思いますね。

あとベジータ(R藤本)は本当に、常日頃から『座王』のことを考えて生活してくれてんねやろなっていうのがわかりますね。本当になんかこう…ベジータの代表作『座王』って言っていいんじゃないでしょうね。

あと堂前みたいな若手がちゃんと、ちゃん正攻法で勝ってる。若手の先頭を走ってくれることによって、いろいろ他も続いてくるのかな、って感じがしますね。

――今後の座王に期待することは?

 

今出てる人たちがもう出なくなったぐらいの若手が出てきて、今ぐらいのクオリティでお届け出来ていたら楽しいですね!まだ見ぬ芸人が出てきてくれて、いろいろ丁丁発止やってくれたら、と思いますね。

赤いジャケット(審査委員長)のベジータ、みたいなね、ことも全然ありえますからね、この先!

 

この夏、さらに勢いを増す『座王』。今夜の放送は――

妻がSNSで大物芸能人に次々とDMを送り、夫との共演を依頼。見事共演を果たし続けている、みなみかわが初登場!お見送り芸人しんいちセルライトスパ大須賀は因縁のモノボケ対決で白黒つける!?4カ月ぶりの出場はFUJIWARA 原西!レジェンドギャガ―・原西に挑むのはサツマカワRPG!これまで準優勝3回!優勝まであと一歩!JP!今年四月に第一子誕生のアキナ山名!パパになっての初座王参戦!ゴールドビブスになってから絶好調!ロングコートダディ堂前!マユリカ阪本中谷!中谷は2回目の挑戦!優勝を果たし相方・阪本に続けるか!?審査委員長はほんこんが務める。

放送業界の名誉ある賞を次々と受賞し、絶好調の『座王』を是非お見逃しなく!

 

【番組タイトル】『千原ジュニアの座王』

【放送日時】毎週金曜深夜055125*カンテレ・関西ローカル

2022715日(金)深夜055~1:25*関西ローカル

MC】千原ジュニア

【アシスタント】竹上萌奈 (カンテレアナウンサー)

【審査委員長】ほんこん

【プレイヤー】FUJIWARA 原西、アキナ 山名、JP、みなみかわ、ロングコートダディ 堂前、

セルライトスパ 大須賀、マユリカ (阪本・中谷)、お見送り芸人しんいち、サツマカワ RPG