<試写室>『おっパン!』うまくいくこともあればいかないこともある…絶妙過ぎるバランス感覚で、ドキドキの展開

公開: 更新: フジテレビュー!!
<試写室>『おっパン!』うまくいくこともあればいかないこともある…絶妙過ぎるバランス感覚で、ドキドキの展開

<試写室>『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』第4話

いやー、前回の“タイトル回収”、とてつもなかったですね?

やんやあって誠(原田泰造)が大地くん(中島颯太)と“銭湯”へ!という展開になり(端折り過ぎ)…。おいおい、いくら大地くんは誠が恋愛対象じゃないとはいったって、“銭湯”=“裸の付き合い”なわけだし、なんだか変な意味合いが加わってきて(どんなだよ!)、本当に描きたい部分がぼやけるんじゃないか…誠が大地くんを変に意識したり、はたまた大地くんが誠を意識したり…?とか??うーん、“裸の付き合い”って、なんか、別の、意味合いも、出てきちゃう?んじゃ?ない??か???…とか、マジのマジで、僕が勝手に邪推してた次の瞬間!!!

あの“銭湯”の脱衣所ときたら、初っ端、目に入ったおじさんは、“ふんどし”だわ、続けざま、おしりを“三角形で包み込むタイプ(黒)”(誠曰く「なぜあれは、あんな形を!?」)だわ、たたみかけるように“ライン細めの三角形で包みこむタイプ(黄)”(Tバックではない絶妙なライン)だわ、トドメは“絶妙なレース(赤)”!!“レオパード風ビキニタイプ”!!!!という、大地くんのご近所の“銭湯”事情ときたら!!!!! “パンツ”の多様っぷり(多様性、ではなく)ときたら!!!

いや、だけど、そうはいうけど、はたして、僕は(そして、あなたも)、脱衣所で、人の、パンツを、そこまで、まじまじと、見たことが、あっただろうか!!??そう!!!なことより、なにより、おっさんが、“ふんどし”だろうが、“三角形”だろうが、“レース”だろうが、“レオパード”だろうが、なんで、あろうとも、

おっさんの、パンツが、なんだっていいじゃないかぁぁぁぁぁーーー!!!!!!

大変申し訳ございません。少しだけ振り返ろうと思っただけなのに、思い返して、その場面リピして、静止ボタン押して、文字に起こしてたら、つい、興奮してしまって、2週連続、絶叫してしまいました。

…うん、で、昨年見た映画で「湯道」(2023年2月公開)ってのがありましてね(急に!!)、それは、とある古い“銭湯”を舞台にしたハートフル群像劇なんですが、その中で、特に昔は、子どもも大人もお年寄りも外国人も、なんなら入れ墨が入った人だって “銭湯”には集まってきて、それをみんなが、“自然に”受け入れる…もしくは、“銭湯”という場によっていろんな人がいることを学んでいた…ってのを、僕は「湯道」から教えてもらったんです。

古き良きノスタルジックな映画なはずなのに、現代に通じるダイバーシティの源泉を知る…みたいな、そんな感じ(どんな感じ!?)。で、それを、この『おっパン』の、タイトル回収部分で、ハッと思い出したんです(思い出すの遅っ!)。僕が誠と大地くんの“裸の付き合い”で邪推してしまったってのは、邪推も邪推で、このドラマは、ちゃーんと、“銭湯”に意味を、持たせていたんですね…。そう、“銭湯”とは、さまざまな人が集い、そこでさまざまな人を、知る、受け入れる、それこそが、ダイバーシティ=多様性!!そして、それって、つまり、

おっさんの、パンツが、なんだっていいじゃないかぁぁぁぁぁーーー!!!!!!

はい、しつこかったですね。

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』のシーン

そんなことはいいとして(おい!)、このドラマ、ホントに、バランス感覚が素晴らしいですね?(またしても急に)

だって、このドラマのテーマは、古い価値観に凝り固まった“おっさん”がアップデートしていく、そんなお話なわけですけど、普通、スタンダードなわかりやすい物語だったら、毎回一段一段階段を上っていく、っていうのが当たり前、なわけじゃないですか、一段上ったら、決して下がることはないじゃないですか。

なのに、このドラマときたら、前回、誠は、第3話までで、大地くんを十分に理解して寄り添える人物になってた…はず…だっていうのに「ゲイにしとくにはもったいない!」とか、とてつもない大放言を放ってしまう…という、そんな、バランス感覚がある。

つまり、リアルな人間ってのは、早々簡単に成長はしないし、ましてや凝り固まった古い価値観を“アップデート”させるだなんて、そう容易(たやす)いもんじゃないわけです。

逆に、あまりに順調に階段を上って成長する…ってのも違和感が出てきちゃうわけで、だからこのドラマは、人間そうはうまくいかない…“アップデート”の困難さを丁寧に見せていく…そんなバランス感覚があるからこそ、きれいごとで、気持ちよく終わるだけの創作物って感じじゃなく、自分事として考えられる…何より、そんなうまくいくこともあれば、いかないこともある登場人物たちを、心から応援したくなる!…んですよね…。

うまくいく、いかない…だからこそ、みんなみんな、応援したい!!という気持ちが募りまくる

で、で、今回の第4話は、そのバランス感覚がすっごく、研ぎ澄まされているのです。あらすじは、不登校のひきこもりだった息子・翔くん(城桧吏)が、いよいよ学校へ!?…というお話。

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』のシーン
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』のシーン

あれだけ学校へ行くことをためらっていたのに、翔くん大丈夫!?普通にコミュニケーションとれる?!という、このあらすじから想像できるメインストーリーはもちろん、誠や大地くん、はたまた、大地くんの恋人・円(東啓介)にまで、うまくいくこともあればいかないこともある…という絶妙過ぎるバランス感覚で、ドキドキの展開が描かれていくのです。

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』のシーン
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』のシーン
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』のシーン

うまくいく部分にはとてつもなくハートウォーミングになりつつ、そうはいっても、うまくいかない部分にはハラハラしつつ、リアリティも感じて、だけどだけど、だからこそ、みんなみんな、応援したい!!という気持ちが募りまくる第4話!!!

『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』のシーン
『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』のシーン

特に、次回以降、一体どうなっちゃうの!?という、連続ドラマとしてのドライブ感は最高潮に達します。今回から「第2ステージ」、らしいんだけど、まさに!という感じで、“おっさん”誠だけじゃない、さまざまな人たちの“アップデート”が今後は丁寧に繰り広げられそう…。とにかく今回も、必見、です!!

公式HP:https://www.tokai-tv.com/atarinokitchen/

公式X(旧Twitter):https://twitter.com/tokaitv_dodra

公式Instagram:https://twitter.com/tokaitv_dodra

公式TikTok:https://www.tiktok.com/@dodra_tokaitv

PICK UP