永野芽郁「感度が高い状態で撮影できている」山田裕貴と心を通わせ過ぎて「2人で泣いてしまうことも」

公開: 更新: フジテレビュー!!
永野芽郁「感度が高い状態で撮影できている」山田裕貴と心を通わせ過ぎて「2人で泣いてしまうことも」

永野芽郁さんが、ドラマ『君が心をくれたから』の撮影裏話を語りました。

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現在放送中のドラマ『君が心をくれたから』は、主人公・逢原雨(あいはら・あめ/永野)が、愛する男性、朝野太陽(あさの・たいよう/山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリー。

苦しく、切ないストーリーや舞台となる長崎の景色の美しさが話題となっている本作の主演を務める永野さんにインタビュー。長崎ロケの思い出や旅の必需品について、撮影現場のエピソードなどを聞きました。

「この作品、本当にいいよね」と言い合える時間がすごく幸せ

<永野芽郁 インタビュー>

──出演発表時に「すごく難しい役どころで、(台本を)読みながら心が苦しくなる時間もあった」とコメントしていましたが、雨として読んだときにそう感じたのでしょうか?

客観的に読むときと、雨ちゃんとして読むときでは、感じ方はちょっと違うのですが…共通して思ったのは、相手を思ってやった言動が相手にとっては苦しかったり、相手が苦しむ姿を見ることになったり、「なんでこうも報われないんだろう」と思う場面が結構多いと感じました。

雨ちゃんとして読んでいると、もっと心苦しいシーンや、「これは正しいんだろうか」と不安に思うシーンもあって。胸がギュッとなることが多いですね。

──「月9は特別な枠」とも話していましたが、その月9主演のオファーを受ける際、プレッシャーはありましたか?

これだけステキな脚本とステキなチームが揃っているので、この作品の魅力を自分が伝えていかなきゃいけないという思いは強くあり、その責任が果たせるのかという、プレッシャーは自分にかけ続けています。

──そういうプレッシャーの中での撮影で、自身が成長しているなと感じることはありますか?

きっと、自分が成長したなと気づけるのは、時間が経ってからなのかなと思っています。

でも、撮影をしながら「この作品、本当にいいよね」とキャスト、スタッフと言い合えている今の時間がすごく幸せだなと思っていて。みんながそう思いながら一つのものを作れることは、とても貴重だなと思いながら過ごしていますね。

──雨はどういう人物と捉えて演じていますか?

自分に自信がまったく持てず、殻に閉じこもって1人で過ごしている人だけど、実は1人で過ごせるって強いと思うし、内側に強さを持った子なんだなと感じています。

何よりも、誰かのために、自分の大切な人のために心を捧げられるって、やっぱり簡単なことではないですし、私だったら無理だと思うので、すごく強い子だなと思います。

──誰にとっても、「心を捧げる」ということは難しいですよね。

みんながそれぞれ持っている“ハート”を誰かに渡すことはできると思うんです。

でも、このドラマで描かれている“心”は、普通の“心”とは違い、自分の生活がかかっているもので、それを考えるとすべて捧げるのはハードルが高いなと感じています。

1話から最終話までの間で雨ちゃんと太陽くんの関係性は変わっていきますが、“心を失った愛しい人を見る側”のほうがきついと思うんですよね。

約1ヵ月の長崎ロケ!「たくさんの方にご協力いただけた」とエキストラへ感謝

──1ヵ月ほど長崎でロケをしてきたと聞きましたが、いかがでしたか?

南の地域なので勝手に暖かいと思っていたのですが、何日間か雪も降っていて、寒かったです。でも、ファンタジーラブストーリーなので、異国情緒あふれる長崎県の、このドラマにピッタリな場所でロケができることは、すごく幸せなだなと思いながら撮影していました。

ボランティアで多くの長崎県の方にエキストラとして参加していただき、街をあげて応援してくださったのがうれしかったです。

──長崎ロケで特に印象に残っている場所はありますか?

きっとこれはキャスト、スタッフみんな一致すると思うのですが、夕日を撮るために何度も通った公園ですね。

「今日は天気がいいから、夕日が出るかも」と公園に行っても、撮影を始めると夕日がキレイに見えなくなり、結局、5回くらいその公園に行ってようやくいい夕日が撮れたので、逆にいい思い出になっています。

雨が育った街の空気を感じることができたので、思い入れのある場所になりました。

──撮影がお休みのときは、何をしましたか?

エキストラの方に「普段どこへお買い物に行くんですか?」「私、どこに行ったらいいですか?」と聞いたら、新しくできたばかりの駅ビルを紹介してくださって。そこにマネージャーさんと一緒に行って、買い物をしたり、本屋さんを見に行ったりして、気分転換しました。

──「食べたい」と言っていたちゃんぽんは食べられましたか?

ほぼ毎日のように食べていましたね。おいしかったです。

──今回は長期間の滞在だったようですが、旅に欠かせない持ち物はありますか?

自分のパジャマです。キャリーケースの半分、パジャマを持って行きました(笑)。

山田裕貴とは「新たなコミュニケーションが生まれている」

──以前のインタビューで、山田裕貴さんと「お互いの変化を探ること」をテーマにすると話していましたが、現段階で新たな発見はありますか?

まさか涙すると思っていなかったシーンで、心を通わせすぎて2人で涙してしまう、ということが多々あります。

普段は2人ともケラケラしているのに、お芝居をしていると私は雨ちゃんとして、山田さんは太陽くんとして受け止めていて、撮影が終わったあとに「頑張ったね」と言ってハイタッチをしたり、肩をトントンとしたりすることがルーティンになってきています。

前回ご一緒したときとは役柄がまったく違うということもありますが、新たなコミュニケーションが生まれているな、と感じていますね。

──涙を流すシーンではなくても、泣いてしまうことが多いということですか?

そうですね。お互いにお芝居をしているなかで、相手の声の震えを感じたり、「きっと今、自分のことを思ってこう言ってくれているんだろうな」と思ったりして、お互いに対する感度が高い状態で撮影ができているので、涙してしまうんです。

それはスタッフさん含めて予期していなかったことだと思いますが、面白いですし、やりがいも感じています。

──他の共演者の皆さんと、撮影の合間のエピソードがありましたら聞かせてください。

(雨に“過酷な奇跡”を提示するあの世からの)案内人・千秋を演じる松本若菜さんとは初共演なのですが、食のことや「休みの日に何する?」というようなプライベートのお話もよくさせていただいています。

斎藤工さんもそうなのですが、お2人とも案内人の“役”としていらっしゃるときはどちらかと言うと笑顔が少ないので、撮影のときとの切り替えのギャップが面白くて。いつも「ギャップやばいですね(笑)」と楽しくお話しています。

“10年後の約束”に「え、面白い!」と思うものの…

──本作は「ファンタジーラブストーリー」ですが、ファンタジーだからこそ伝えられるものは何だと思いますか?

私自身は、この作品のファンタジー要素から、改めて今あるものの大切さに気づくことができるなと思いながら日々撮影しています。

この作品はラブストーリー×ファンタジーなので、誰かを思うこと自体も奇跡なんだとも思えるし、家族や恋人、友人と心を通わせて愛し合えることも普通のことではないんだな、と感じられる作品だと思います。

──最近、周囲の人との関わりで心が温まったエピソードはありますか?

1ヵ月ちょっと長崎に行きっぱなしで、東京にあまり帰ってくることができませんでした。でも「みんなで忘年会をしよう」と連絡をくれる友人がいたり、「早く帰ってきて」と言ってくれる家族がいたりして。会えないことが分かっているのに、そういうメッセージをくれる優しさにキュンとしました。

こうして離れていても気にかけてくれる人たちのことは、ちゃんと大事にして、「いつもありがとう」と言わなきゃいけないなと、今この役をやっているからこそ思えました。

──第1話で雨と太陽が10年後の再会を約束する場面がありました。永野さんご自身は、「10年後の約束」をされたら、どう思いますか?

「え、面白い!」と思います(笑)。タイムカプセルを埋めて、10年後に堀りに行くとかやってみたいと思うのですが、覚えていられない気がするんですよね。だから、「覚えていてくれるなら、いいよ」と約束します。

──2024年はこのドラマでスタートを切りましたが、どんな1年にしたいですか?

2023年に比べると、皆さんに見ていただける機会が多分多くなると思うので、ファンの方には楽しんでいただきたいなと思います。

自分的には、いつも通り着実に、無理しすぎず、頑張っていきたいですね。

撮影:今井裕治

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