飯豊まりえ 血縁はなくとも家族同然に暮らす老若男女に「見ていて元気になりました」

公開: 更新: フジテレビュー!!
飯豊まりえ 血縁はなくとも家族同然に暮らす老若男女に「見ていて元気になりました」

飯豊まりえさんが、先週に続きナレーションを担当します。

飯豊さんは『ザ・ノンフィクション「山本さんちの食卓 ~笑いと涙のサポートハウス~ 後編」』(11月26日13時40分~/フジテレビ※関東ローカル)の“語り”を担当。

石川県金沢市の住宅街にある一軒家。夕方になると、おいしそうな匂いが漂ってきます。料理をするのは、金髪の“おばちゃん”こと山本実千代さん。

自宅を「サポートハウス」と名付け、行政の支援を受けることなく、複雑な事情のある若者たちを受け入れてきました。

ここにはほかに4人の大人たちがいて、若者を見守ります。肉親ではないけれど、いい距離感でともに暮らす“家族”のような関係。それをつなぐのが、山本さんが作るおいしい料理の数々です。

自身も食べることが大好きだという飯豊さんが先週に続き、ナレーションを担当。収録後に、感想などを聞きました。

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また、11月19日に放送された「山本さんちの食卓~笑いと涙のサポートハウス~前編」TVerFODでの無料配信中です。

「山本さんちの食卓」で心を再生させていく人々

今夜もこの家の食卓には、心尽くしの手料理が並びます。

石川県金沢市の住宅街にある古びた一軒家。20代から70代の男女7人が、一つ屋根の下で生活しています。障がいや家庭の問題などで居場所を失った3人の若者たちと、彼らを見守る大人たち。血縁関係はありませんが、毎晩一緒に囲む食卓が、家族ではない彼らをつないでいました。 

家の主は、金髪の“おばちゃん”こと山本実千代さん(62)。この家を「サポートハウス」、通称「サポハ」と名付け、行政の支援を受けることなく、複雑な事情のある若者たちを受け入れてきました。

『ザ・ノンフィクション』で紹介される山本さん(右)
若者たちと話す山本さん(右)

彼女が何より大切にしているのが「食事」。「生きることは食べること。食べることは生きること」が信念。若者たちは、毎晩全員で食べる山本さんの食事に背中を押され、自立を目指している。

2023年夏。住人の1人で、“先生”と呼ばれる、元教師の平山さんの体にがんが見つかり、手術を受けるこに。

平山さんは、障がいのある息子が中学時代に「サポハ」でお世話になり、今も山本さんのよき話し相手として、彼女を支えています。そんな平山さんが不在に…。山本さんは、住人たちのささいな失敗にイラ立ちを見せるなど、心痛がありました。そんななか、「サポハ」でまた大きな問題が…。

『ザ・ノンフィクション』で紹介される山本さん(左)
調理を終え食卓を見守る山本さん(左)

みんなで料理を囲むのも、誰かのために料理を作るのも、社会に出るための第一歩。「山本さんちの食卓」で心を再生させていく人々の日々を見つめました。

飯豊まりえ インタビュー>

※11月18日公開のものを再掲しています。

『ザ・ノンフィクション』でナレーションを担当する飯豊まりえ

――前後編のナレーションを読み終えていかがですか?

山本さんがおっしゃっていた「食べることは生きること、生きることは食べること」という言葉は、私にとってもまさにその通りですし、共感する部分がたくさんありました。

(サポハの人々は)血はつながらなくても家族ですよね。山本さんは奉仕の精神にあふれた、やさしくて、温かい方だと感じました。見ていてこちらも元気になりました。

――山本さんのみなさんへの接し方で印象に残っていることはありますか?

何でもやってあげるのではなく、相手の特性や内面を見て、自分で考えられるようにヒントを与えたり、諭してくれるようなところはとても印象的でした。

ときには厳しい言葉で叱ることはあっても、受ける側のみなさんも、山本さんがただ怒っているだけではないということを分かっている関係性で、怒られても「じゃあ、もういいや」となる人がひとりもいないですし、まっすぐな気持ちで受け止めているように思いました。

そのような信頼関係ができているのは、山本さんの人柄や包容力があってのことだと感じますし、誰もかけることなく、毎食、食卓を囲んでいる様子がとても素敵だと思いました。

――おいしそうな料理の数々も印象的でした。

みんなで食卓を囲んで食事することが当たり前ではなかった人たちが集まって、おいしいものを一緒に食べるだけ心が落ち着いたり、安らげたりするものなんだなと。

贅沢なもの、特別なものじゃなくても、自分のため、誰かのために思いを込めて作ったものを食べたいなと思いましたし、それが豊かな時間につながるんだと感じました。

――ご自身には“忘れられない食事”はありますか?

高校生のとき、母が毎朝お弁当を作ってくれていたのですが、お弁当箱が曲げわっぱ製だったんです。しかも、名前の刺繍が入ったもので、当時、そんなお弁当箱を持っている人はいなくて、なんとなく恥ずかしいと思っていました。

ただ、中身も周りから驚かれるくらい彩りもきれいでしたし、バランスも考えられたもので、そのお弁当が1日のエネルギーになっていたなと思い返されます。

メニューで覚えているのは、鶏そぼろ、きんぴらや炒め物とか。当時は、おいしくて何も考えずにパクパク食べていましたが、今となっては、あのお弁当を作ることの大変さがよくわかります。

あの頃に気づけていたら、感謝の気持ちも直接伝えられたのになぁと、少し後悔しています。

お弁当といえば…この夏に、地元の千葉でドラマの撮影があった際、30分くらい実家に帰れることになり、そのときに、母がお弁当を作って持たせてくれたんです。しかも、マネージャーさんの分まで作ってくれて。懐かしいなと思って、泣きそうになりながら食べました。

――素敵なエピソードですね。

母も食べることが好きなので、いろいろ手作りしてくれるのはもちろん、デパートとかにお惣菜を見に行くことも好きで、私もよく一緒に買い物に行っていました。

今も母がうちに来ると、冷蔵庫を旬な野菜でいっぱいにしてくれるんです。八百屋さんを開けてしまうんじゃないかというほど(笑)。

離れていても、「食べること」で精神的につながっていると思いますし、今でも支えてもらっているのは幸せなことだと思います。

――そんな飯豊さんの“パワー飯”といえばどんなものですか?

スタミナをつけたかったら、餃子とかカレーですかね。カレーは、お気に入りのルーがあるので、それでキーマカレーを作るのがすごく好きです。

あと、母の味で印象に残っているものでいうと、正月のお雑煮です。

うちのお雑煮は、しょう油ベースで、豚汁に近いくらい野菜や具材がいっぱい入っています。そこに“はばのり”という千葉特産ののりを乗せて食べるんです。

友人が家に来たときに、のりを乗せて出したら、驚かれていたので、独特なのかもしれません。東京にいるときでも作ったら、母と作った量を報告し合います(笑)。

――サポハでも、食がコミュニケーションの手段のひとつになっていますね。

「おいしいね」と言い合ったり、味付けについて話したり、自然と共通の話題が出てきますよね。サポハの男性が作った料理に、山本さんが「野菜の量が少ない」と言っていましたが、それも、会話のひとつ。食を通じて、生きていることを実感できるなぁと思いました。

――魅力的な人がたくさん登場しますが、印象的だった人はいますか?

山本さんと先生(平山さん)のやりとりはとても印象に残っています。エネルギッシュでストロングな山本さんに対して、先生は穏やかなパワーを持った方。違うタイプのお母さんがふたりいるようで、素敵でした。

お互いがいい形で補い合っているように見えて、おふたりが、いつまでも健康で、楽しくみなさんと食卓を囲んでほしいなぁ、と思いながら、ナレーションの声を入れさせていただきました。

――視聴者にメッセージをお願いします。

どんな人にも悩みはあると思うなかで、この家族の食卓を見ることで、食べてみよう、食を大事にしよう、改めて周りの大切な人たちに思いを伝えてみようといった気持ちになれるのではないかと思いました。

やさしい気持ちになれると思います。楽しんで見ていただきたいです。

<ナレーションの一部を先取り公開>

<予告動画>

YouTube「FUJITV GLOBAL CHANNEL」で、『ザ・ノンフィクション』の予告動画を配信中!

11月26日(日)13時40分~「山本さんちの食卓 ~笑いと涙のサポートハウス~ 後編」予告

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