世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた

公開: 更新: フジテレビュー!!
世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた

寒空のなか、光のアートで心温かく――。初開催の「TORANOMON LIGHT ART」に行ってきました。

街中のあちらこちらで、クリスマスイルミネーションがきらめく季節になりましたが、東京・虎ノ門では「TORANOMON LIGHT ART」という光のアートイベントが開催中です。

会場は虎ノ門ヒルズとその周辺のエリアです。

まず、虎ノ門ヒルズの広場に常設されている、スペインを代表する世界的アーティストのJaume Plensa(ジャウメ・プレンサ)さんによる巨大な彫刻「Roots(ルーツ)」の周辺から見て行きましょう。すると、「Roots」を囲むように無数の光が“飛んで”います。

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世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた
常設作品の巨大な彫刻「Roots(ルーツ)」の周辺にホタルのような無数の光が

その様子はまるで、季節はずれのホタルのようです。それもそのはず、作者であるオランダのStudio Toer(スタジオ・トゥール)さんはホタルにインスピレーションを受けたそうで、作品名も「Firefly Field」、日本語に訳すと「ホタルの野原」です。

透明なカプセルに収められたLEDにワイヤーとモーターを取り付け、ホタルのような動きを再現しているそうですが、これがあまりに自然で驚かされます。

世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた
光はゆらゆらと揺れ動きます

この広場の近くにある「Nest(ネスト)」は、インドの建築家・Vikas Patil(ヴィカス・パティル)さんとSantosh Gujar(サントシュ・グジャール)さんが、巨大な巣にヒントを得て制作した作品です。確かに鳥の巣のようです

世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた

この作品はどんどんと色が変わっていくのですが、それにともない周りの木々の色も変化するので、飽きることなく、寒さも忘れて見入ってしまいます。

世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた

どの方向から見るかで、“巣”の見え方が違うので、来場者もさまざまな角度から写真を撮っていました。

「ステップ・ガーデン」という階段に沿って、たくさんの光輝く蝶(チョウ)が羽ばたくインスタレーションも色の変化を楽しめます。イタリアのアートデザインスタジオAether&Hemera(エーテル & へメラ)さんの「On the Wings of Freedom」、日本語で直訳すると「自由の羽根に乗って」という作品です。

世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた

一羽のチョウの羽ばたきが、はるかかなたで大きな嵐を引き起こす「バタフライ・エフェクト」から着想し、「変化は大事で、都市はずっと変化を続けていくべきだ」というメッセージが込められているそうです。

スマホ・ホリックが周囲に与える影響をテーマにしたアートも

そして、虎ノ門ヒルズから信号を一つ渡った新虎通りにあるのが、イギリス人アーティスト、Gali May Lucas(ガリ・メイ・ルーカス)さんによる「Absorbed by Light」。日本語にするなら、「光にとりつかれて」といったところでしょうか。

世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた

ベンチにはスマートフォンをいじる3人の男女。いずれも顔はスマートフォンのスクリーンで照らされていますが、心ここにあらずで無表情です。

世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた

間に一人分のスペースが空いていて、ルーカスさんは鑑賞者に「こうした人たちの周囲に与える影響を考えてもらいたい」との思いがあると知り、筆者も座ってみました。

電車などでもよく体験する風景ですが、確かにお隣さんが彫刻でなくても、スマートフォンをいじっている人は無機質で、人間味がしないな、という気づきがありました。

筆者も友人と一緒にいても、ついついスマートフォンをいじってしまいますが、「自分を取り巻く現実社会より、バーチャルな世界にとらわれていていいのですか?」というルーカスさんの問いかけにハッとさせられました。

この「TORANOMON LIGHT ART」は、光を使ったフェスティバルの先駆けともいえるオランダの「Amsterdam Light Festival(アムステルダム ライト フェスティバル)」を運営するLight Art Collectionとタッグを組んでの開催で、ご紹介した以外にも、台湾、レバノン、アメリカといった世界各国の光アーティストが参加しました。

世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた
UxU Studio / Taiwan
世界各国のアーティストが参加!暗闇に映える光のアート「TORANOMON LIGHT ART」に行ってみた
Alaa Minawi / Lebanon

このところ随分と寒くなってきましたが、お仕事終わり、夜の食事終わりなどに、散歩しながら暗闇に映える光のアートでほっこり…なんて時間を過ごすのは、とてもぜいたくな冬の楽しみ方ではないでしょうか?

text by=Eiko Katsukawa

<TORANOMON LIGHT ART 開催概要>

イベント名:TORANOMON LIGHT ART

開催期間:2023年11月13日~2024年1月8日

開催時間:16:00〜23:00

会場:虎ノ門ヒルズエリア、新虎通りエリア

料金:無料

TORANOMON LIGHT ART公式サイト:https://www.toranomon-light-art.com/

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