『突然ですが占ってもいいですか?』スタッフが、番組作りの裏側を語りました。
2020年にスタートした『突然ですが占ってもいいですか?』は、木下レオンさん、星ひとみさん、シウマさんらの占い師が、出会った人や芸能人を“ガチ占い”する占いバラエティ番組。
これまで多くの人を占い、好評を博してきた同番組が、10月31日より火曜20時に引越して放送されます。
<稲垣吾郎『突然ですが占ってもいいですか?』ゴールデン進出初回放送に登場!>
フジテレビュー!!は、番組の企画を担当する前田泰成(フジテレビ)、坪井理紗プロデューサーにインタビュー。番組作りについて、これまでの放送で印象に残っている回などを聞きました。
<企画・前田泰成、坪井理紗プロデューサー インタビュー>
──放送開始から約3年半、これまでどのような反響がありましたか?
前田:「あの人が面白かった」「あの話が面白かった」というゲストに対するものもですが、占い師に対して「あの人がすごく当たっている」と率直な感想も多くいただいていて。特にSNSでは、オンエア後に「実はあの話が当たっていた!」と盛り上がっていて、うれしいですね。
先日も総集編という形で放送しましたが、オンエアしてから何年か経ち、占われた芸能人の方が結婚や出産をされて、それが当たっていたなどと、あとから盛り上がることができるのがこの番組の面白いところだなと感じています。出演された芸能人の皆さんからの反響も多いですよね?
坪井:そうですね。最近では「占ってほしい」と言っていただくことが多くなりました。
前田:ご出演いただいた方から「もう一度出たい」と言われることもありますし、出演した方から話を聞いた別の芸能人の方から逆オファーをいただくことも。
坪井:こちらからアプローチをしていなかった方でも、タイミングなどが合って、ご出演いただいた方もいらっしゃいます。ですから、芸能人の皆さんで「占ってほしい!」と思われた方は、ぜひ声をあげていただけたらうれしいです(笑)。
──これまでの放送で印象に残ってる回はありますか?
坪井:市村正親さんと鹿賀丈史さんのお2人にご出演いただいたときもそうですし、戸次重幸さんもそうですが、占う前のインタビューで「占いは信じていない」と言う方ほど、印象に残っていますね。
戸次さんは、占いをまったく信用しておらず、疑念を持たれていました。シウマさんに占ってもらいましたが、いろいろなやりとりがあり、収録後に「占い師さんと話すのが楽しかったです」とおっしゃっていて。よかったな、と思いました。
──占い師の皆さんに、それだけ引き込む力があるということでしょうか?
坪井:そうですね。あとは、占いに疑念を持っている方はだいたい「Wikipediaに書いてあることだ!」とおっしゃるのですが、占い師の皆さんはそこには書いていない過去のことを当てているので、信じてもらえる要素になっている気がしています。
戸次さんのことで言うと、ご本人は忘れていましたが、過去にケガをした箇所を具体的に当てていて。身に覚えがあるはずですから、興味を引かれていったのではないでしょうか。
そうして当てられると、ついつい、もっと聞きたくなってしまって楽しんでいただけたのだと思います。
前田:ちょっと当たりだすと、皆さん前のめりに質問するようになる、ということはありますね(笑)。
坪井:占いを信じていなくても、最終的に「楽しかった」と言って帰っていただけるのは、うれしいです。

──番組自体に関して、占いで何かを決めたことはありますか?
坪井:ないです。実は、番組の演出を担当しているスタッフは今までの人生で、占いにまったく触れたことがなかったそうで。
でも、その演出が、知り合いのスタッフが占われているところを目の当たりにしたとき「占いは、占われた人の人生ドラマや、普段聞けないいろいろな話を引き出せるものなんだ」と思ったことが、この番組の企画を作るきっかけになりました。
占いを使って、いろいろな人の話が聞き出せるという考え方で番組を作っています。だから番組名や内容について占ってもらったことはないんです。
前田:それで言うと、占いにハマっている人って、スタッフにはいない気がしますね。
坪井:「あの神社いいよ」と言われたら「あ、行ってみようかな」というぐらいのレベルかもしれないですね。しょっちゅう占いに行っているという人は、実はいません。
──10月31日から、火曜20時というゴールデンタイムでの放送になります。今後の番組に対する意気込みを聞かせてください。
坪井:初回は稲垣吾郎さんと新垣結衣さんにゲスト出演していただきます。稲垣さんとみちょぱさんが新宿三丁目の飲食店に入っていって、一般の方のお話を聞きつつ、占いを見守っていただくのですが、新しい形の企画にできたのでは、と思っています。
前田:そうですね。稲垣さんと新垣さんの占いも、普段聞けないようなお話がたくさん出てきますので、楽しんでもらえると思います。
僕たちはあくまでも占い番組と言うよりも、トーク番組として制作をしています。これからも気楽に楽しく見ていただけたらうれしいです。

