元広島東洋カープの投手・北別府学さんが亡くなりました。
6月16日、北別府さんが所属するホリプロが、同日午後0時33分に北別府さんが永眠したと発表しました。
北別府さんは、2020年1月に自身のブログで成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表し、同年5月に骨髄移植手術を受け、治療に専念。
その後、21年3月にはテレビ出演復帰を果たしたものの入退院を繰り返し、23年春には移植片対宿主病(GVHD)で入院。
懸命な闘病生活を続けてきましたが、6月16日に広島市内の病院で家族が見守る中、息を引き取りました。65歳でした。

北別府さんは、1975年、都城農業高校からドラフト1位で広島東洋カープに入団。優れたコントロールから「精密機械」の異名を取り、チームのエースとして活躍しました。
通算213勝。最多勝2回、最高勝率3回、最優秀防御率1回を記録したほか、沢村賞2回、最優秀選手1回など、輝かしい成績を残した名投手です。
1994年の現役引退後は、野球解説者として活動。2001年から04年までは、広島東洋カープの投手コーチを務め、05年より再び野球解説者として活動をしていました。