登坂淳一「プレッシャーが…」生原稿読みも担う「週刊 プライムオンラインS」スタート

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登坂淳一「プレッシャーが…」生原稿読みも担う「週刊 プライムオンラインS」スタート

 “プライム”の名を冠する3つめのニュース番組「週刊 プライムオンラインS」。「1時間で1週間が見える」というキャッチフレーズのもと、4月9日(土)からBSフジでスタートします。

「週刊 プライムオンラインS」は、ニュースサイト「FNNプライムオンライン」と連動して、1週間の注目ニュースをピックアップ。さらに、「季節=Season」など「S」の頭文字を持つワードから、さまざまな出来事に目を向けていきます。

そのパイロット版(=オンエアはされないが、生放送と同じようにリハーサルを行う第0回)の収録を終えたばかりの番組キャスター、登坂淳一さん、渡辺和洋フジテレビアナウンサー、小澤陽子フジテレビアナウンサーに抱負を聞きました。

<登坂淳一、渡辺和洋アナ、小澤陽子アナ インタビュー>

元NHKアナ・登坂淳一 周囲の期待受け「なんでもやりますよ(笑)」

──まずは、パイロット版の収録を終えられての感触と、番組スタートへの手応えなどをお聞かせください。

登坂:そうですね…土曜日午後の番組ですので、見てくださる方もすごくリラックスしてご覧になるのではないかな、と思いますし、3人で堅苦しくない雰囲気をつくりながら進行していければ、と。そういったことをイメージしながら臨みました。

渡辺:いろいろなニュースを扱っていくと思うのですが、ベースとなるのは明るく前向きになれるような話題であり、そういう雰囲気を登坂さんもつくってくださっていたので、すごく楽しい番組になりそうだなと思いました。

小澤:番組の最後に最新のニュースもお伝えしますが、景色ですとか、「なんだ、これ!?」と思うような映像も扱ったりします。「週刊 プライムオンラインS」にちなんだ、「Summary(サマリー)」や「Season(シーズン)」といったさまざまな“S”を楽しくお届けできたらいいなと思っています。

──小澤さんのとてもきれいな発音の英語が、毎週聞けるのもポイントになりそうですね。

登坂:そうそう、どんどん前に出ていただいて(笑)。

渡辺:(小澤に)ガンガンやっていこう(笑)。

小澤:発音に関しては、カタカナ英語にするかネイティブっぽい発音にするかで直前まで悩みました。今回は後者を選択しましたが、登坂さんも発音がきれいでいらっしゃるので…「あ、これは選択を間違えたかも!」と思ったりもして(笑)。

登坂:違うんです、あれは小澤さんの真似をしてみただけなんですよ(笑)。

──登坂さんがVTRに合わせて生で原稿読みする場面も、ありましたね。

渡辺:NHKのエースとしてご活躍された登坂さんのニュース読みを聞けるというのは、この番組の魅力の1つですし、ストレートニュースでは扱わないような話題に言及する登坂さんの、知られざる人柄を感じられるような番組になっていくと思いますので、そこも楽しみにしていただければ。

小澤:登坂さんのニュース読みは、聞いていてすごく心地がいいんです。同じスタジオにいながら、いち視聴者になってしまうような気持ちで耳を傾けていましたが、カズさん(渡辺アナ)も触れていたようにストレートニュースだけではなく、少しくだけた話題にもコメントをされていくことを、私も楽しみにしています。

登坂:いやぁ〜、恐縮です。でも、なんでもやりますよ(笑)。

渡辺:技術的な話になってしまいますが、横で聞いていて「ここは少しテンションを下げる」「ここは読むペースを落とす」「ここはスッと読んで、その後の部分を強調する」といった巧みなワザを随所に感じるんです。登坂さんご自身は自然としていらっしゃるとは思いますが、麿(登坂さんの愛称)ファンの皆さまには、そこも楽しんでいただきたいですね。

スタジオには学生キャスターの2人もいますが、彼女たちにとっては最高のお手本となるのではないでしょうか。

小澤:うらやましいです。学生の時点で登坂さんの原稿読みを現場で見て、聞くことができるというのは、滅多にないことですので。私もアナウンサーになって8年目ですが、生放送で登坂さんとご一緒することは、今後のアナウンサー人生において間違いなく財産になるだろうなと思っています。

渡辺:番組の最後に僕が最新のニュースを読むのですが、登坂さんの直後というタイミングなので、個人的には地獄のようだなと…。いや!とは言うものの、挑戦させていただきます!

登坂:私ばかり持ち上げていただいて恐れ多いんですけれども(笑)、経験してきたことは渡辺さんと小澤さん、それから学生キャスターのお2人にもお伝えしていければと思っておりますので、気軽になんでも聞いてもらえれば。

小澤:ぜひ!お願いします。

渡辺アナの楽しみは「登坂さんのもとで学生キャスターがどう成長していくか」

──番組ではさまざまなコーナーがありますが、印象的なもの、気になるコーナーはありますか?

登坂:パイロット版では、1999年と1976年でしたが、ある年の出来事を振り返るコーナーがありまして。過去をさかのぼるというのは「過ぎたことを」と後ろ向きな印象もありますし、なかなか振り返る機会もないんですけれども。

でも、「ちょっと思い出す」といったニュアンスで見直してみると、意外と学びがありますし、現在につながってくることもたくさんあるので、それこそ土曜日のお昼らしくほのぼのとしているのかなと感じました。

渡辺:番組では、学生キャスターの方がニュース読みにも挑戦していくのですが、登坂さんのもとでどんなふうに成長していくのかが楽しみですね。

登坂:なんでしょう、プレッシャーが…(笑)。

渡辺:エンディングに、登坂さんが学生キャスターへアドバイスするコーナーがありますので、このやりとりは名物コーナーになるのではないかな、と希望も込めて言葉にしておきます。

登坂:いや〜、頑張ります。

小澤:私もその2つを挙げようと思っていましたが、先に言われてしまいました(笑)。

そのほかですと、防犯カメラの映像をピックアップするコーナーも注目でしょうか。防犯カメラの映像そのものが興味をそそりますけど、そこに登坂さんのアナウンスが乗ることで生まれる妙味を、私は楽しんでいました。個人的には、登坂さんが映像によってどういうふうに読み分けているのかにも注目していきたいですね。

登坂:防犯カメラの映像のときは、脱力気味に読んだつもりなのですが(笑)。

小澤:力を抜かれていらっしゃったんですね!あとは、登坂さんとカズさん、私と世代が違っているのも面白いのかなと思いました。クローズアップする年によっては、登坂さんはもう働かれていて、カズさんは学生で、私はランドセルを背負うかどうかぐらいの年齢だった──というように、その年の見方や捉え方、記憶が全然違ってくるので、そういったジェネレーションギャップも楽しんでいただけるのではないでしょうか。

渡辺:学生キャスターの2人は小澤さんより下の世代ですからね。2人が20代、小澤さんが30代、僕が40代で、登坂さんが50代。

登坂:きれいに分かれましたね(笑)。

渡辺:各世代が集まっている番組でもあるので、そこも強みしていければと思います。

今の時代“ならでは”のテレビとネットの融合が見どころ

──土曜日の13時台にこういったニュース番組は多くない印象がありますし、BSの視聴者は情報に対する感度が高いというイメージもあります。そこについて思うところはありますか?

登坂:なんだかハードルがどんどん上がっている気がしますが(笑)、確かに土曜日のお昼という時間帯にこういった生放送のニュース情報番組はあまりなかったように記憶しています。

ただ、1週間の出来事をなるべくコンパクトに見たいというニーズは多いと思うので、そこにうまく合えばいいなと考えていて。「そうか、こんなことがあったんだ」と思うような出来事が日本全国、さらには世界ではたくさんありますので、FNNらしいピックアップの仕方や視点が入ると、なお面白くなっていくのではないかなと思います。

また、目の肥えた視聴者の方々からも、「こういうことを知りたい」ですとか、気になっていることや要望を番組に寄せていただけるとありがたいですね。

──番組の大元となるサイトの「FNNプライムオンライン」は、たくさんの話題を取りあげていますが、このWebの情報を凝縮して見ることができるのは、今の時代ならではなのかな、と。

登坂: 10年以上前は「放送と通信は融合するか?」という議論もなされていましたが、今や普通に行き来したり、お互いの長所をお互いに生かしていたりしますので、時代を反映した番組でもある、と言えるかもしれませんね。

渡辺:僕が入社したころが、まさにそういった「テレビとネットの関係性」が議論され始めたタイミングだったんです。当初はライバル視していたところがあって、そういう時代を経験している身からしますと、ニュースサイトをもとに番組をつくるというフォーマットができあがったことに時の流れを感じますし、ライバル視するのではなく共存していく道すじができて、うれしく思っていて。

また、今の時代を象徴するという意味では、画面には必ずQRコードが表示されていまして、それを読みとると「FNNプライムオンライン」にアクセスできることも挙げられるのかな、と。

小澤:話題や素材が豊富な中から、「これは!」と思うものを選ぶことが番組のクオリティ向上にもつながるでしょうし、面白い映像や気になる映像の在庫が豊富だという感覚で捉えると、ネットとテレビの融合をポジティブに考えることに、個人的には抵抗はありませんね。

──コロナ禍や災害、戦争と後年、歴史を振り返った時に年表で太字になるような時代に、ニュースを伝える役割を担っていることについて、お三方はどのような思いがありますか?

登坂:ちょっと格好つけた言い方をしますと、「今」という時代を目撃して、それを伝えているということになるのかなと思っておりまして。

ただ、激動的な話題ばかりではなく、日々の暮らしの中にはさまざまな出来事があるわけで…そういった小さな出来事にも目を向けて、土曜日の昼下がりにいろいろな視点をお持ちの視聴者の皆さまと同じ時間を共有することができたら、とてもありがたいことだなと思っています。

渡辺:今やカメラの数だけ映像がある時代になっていて、ネットニュースやネットメディアには「誰でも発信できる」良さがあると思います。一方、マスメディアは「こういうニュースがあります」と、たくさんの中からまとめて、さらに広める役割だと思っていて。

先ほどのお話ではありませんが、ネットとテレビ、マスメディアのリンクの着地点の1つのカタチであって、「へぇ、こんなニュースがあるんだ」といったように、さまざまな出来事を知るきっかけに、この番組がなるのではないかと期待しています。

──キュレーター的な役割を担うということでしょうか?

渡辺:そうです。ニュースや話題はたくさんあるけれども、見なければ知ってもらえないような貴重な映像ですとか話題が多々あると思うんですね。そこをうまく掬(すく)いとっているところが「FNNプライムオンライン」のビュー数につながっていると思うので、この「週刊 プライムオンラインS」でも良さを広めていけたらと思っています。

小澤:さらに前向きな話をしますと、海外のきれいな映像を発信できることも長所だと思います。コロナ禍であることがもはや前提ですが、それ以前に身体の事情などで海外へ行けない方も海外へ行った気分になれるような感覚を共有できるような番組になっていくといいな、と思っています。

小澤アナ「一緒に1時間を過ごすという温かい気持ちで」

──住んでいる地域によってはなかなか知り得ない、興味深いローカルニュースをクローズアップしているのも面白いなと感じました。

小澤:そうですね、パイロット版でも「白いホルスタインの赤ちゃん」の映像を取りあげていましたが、見ていてハッピーな気持ちになれるのがいいなと思いました(笑)。

──では最後に、番組を今後どのようにしていきたいか、ご自身は番組内でどんな役割を担っていきたいかといった目標をお聞かせください。

登坂:土曜のお昼に生放送を視聴してくださるという貴重な時間をいただくこと自体、今の時代では本当に奇跡と思えるぐらいありがたいこと。お時間を共有する中でいろいろな出来事を見ながら語らうようなイメージで、「あ、こんなことがあったんだ!」という発見から想像力を少しふくらまつつ、今の社会や日本、ひいては世界で何が起こっているのかを感じられるような番組にしていけたらと、個人的には思っています。もちろん、あくまで堅くならないように、という前提で(笑)。

渡辺:そうですね…先日「FNNプライムオンライン」で、ある飲食店の方が住んでいる街に5000万円を寄付する、というニュースをたまたま読みまして。その方はすごく裕福だということではなく、売り上げをコツコツと貯めて、「うちには子どもがいないから、この町の未来の子どもたちのために役立ててほしい」という思いから寄付されたんですけど、こういう素敵な話題はたくさんの人に知ってもらいたいなと、いち利用者として純粋に思ったんですよね。

この番組に携われたということは、そういった「知って元気になれる話題」を広められるチャンスだとも捉えていて。まさに絶妙なタイミングで、ネットとメディアが融合した番組を担当できることをうれしく思いますし、自分も頑張ろうと思えるようなニュースを一つでも多く伝えられたら、本望ですね。

小澤:我が家は曾祖母、祖父母と両親、そして私の4世代で暮らしていたので、子どものころからBSのチャンネルにも馴染みがありました。なので、情報をお届けすることはもちろん大事ですが、テレビの前の視聴者の皆さま、そして登坂さんやカズさん、学生キャスターの2人と一緒に1時間を過ごすというあたたかい気持ちで、番組をお届けしたいなと思っています。

今日も、皆さんと一緒に過ごした1時間がとても楽しかったので、この雰囲気のまま、本番を迎えられたらと思います。

──渡辺アナの話にありましたが、お三方が「埋もれてしまいそうだけれども、気になったトピック」をピックアップするような企画もあると、面白そうですね。

小澤:確かに、面白そうですね!

渡辺:僕は、登坂さんにぜひ提案していただきたいです。「このニュース、取りあげようよ」と。

登坂:となると、目を皿のようにして「FNNプライムオンライン」を見るようにしないと(笑)。

渡辺:登坂さんも細かくチェックしている「FNNプライムオンライン」。「こんなニュースがあるんだ!」という発見が1つでもあるような…そんな届き方をするといいですよね。BSならではの着眼点も大事にしながら、細やかな部分にまで目を向けたいなと思います。

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