新日本プロレスを支える3人が、世代を超えてプロレスに対する思いを語ります。
2月20日(日)の『ボクらの時代』は、棚橋弘至さん、オカダ・カズチカさん、獣神サンダー・ライガーさんが登場。
ライバル関係の2人と大先輩がトーク

棚橋さんとオカダさんは、新日本プロレスをけん引する現役プロレスラー。
獣神サンダー・ライガーさんは、2020年に現役引退をして、現在は解説者として活躍中です。
棚橋さんが「オカダとはずっと敵対関係というか、ライバル関係にあったので、こうやって普通にトークする番組っていうのはたぶん初めて」と語り、鼎談がスタートします。
プロレスの良さを何とか伝えようと思ってやってきた

棚橋:僕が入門したのが1999年。2000年代からテレビ中継もあって、総合格闘技の人気が出てきて…それと同時にプロレス人気がちょっと下火になっていくわけなんですけど。
でも、僕はプロレスが好きでプロレスラーになって、プロレスを見て勇気とかももらったので、プロレスの良さをなんとか伝えようっていうので、ずっとやってましたね。
ライガー:僕、見てて思うのは、昔は練習して試合しときゃ良かったんですよ。今、それじゃ駄目なのね。いろんなところに顔を出したりとかして、マスコミに対しての接し方とか、みんな大変じゃん、やることがいっぱいあるなと思って。
棚橋:そうですね。プロレスを知らない人たちにいかに届けていくか、ほかのメディアに出ていくかっていうところには、どうしてもビジュアルの良さが必要だったので、僕が最適だったんですね(笑)。
棚橋さんは、「そしたら、(オカダは)もっとビジュアルが良かった。背も高くて(笑)」と、オカダさんが現れた際のことを振り返っていきます。
新日本プロレスが面白くなかった時代に…
ライガーさんは、オカダさんに「もともとは新日本プロレスの入門テスト受けて…じゃないですよね?」と聞いていきます。

オカダ:はい、僕は違いますね。それこそ最初は、新日本プロレス見ていたんですけれども、やっぱり面白くなかったんですよね。
ライガー:あ、新日本プロレスが?
オカダ:新日本プロレスが、ですね。
ライガー:正直だ。
オカダ:なんでかっていうと、(新日本プロレスが)格闘技のほうにいっていたんですよね。
棚橋:その時代か。
オカダ:その時代だったので。僕は、プロレスが見たかったのに、総合格闘技もはやってて、新日本プロレスのリングでも格闘技やってて。「いや、プロレス見たいんだよな」っていうふうになってしまったので。
なので、そこの辺からもう新日本プロレス見なくなってですね。で、闘龍門(※)を見始めて、そこからもう闘龍門入って、メキシコ行って、みたいな感じにはなりましたね。
(※)ウルティモ・ドラゴンがメキシコに設立したプロレスラー養成学校
そこで、オカダさんが「僕が新日本プロレスに入れたきっかけは、ライガーさん」と、メキシコ時代の話を持ちだしますが、ライガーさんは「何で?」と返答し…。
アントニオ猪木を知らない世代へ
また、新日本プロレスの設立者であるアントニオ猪木さんについて、オカダさんから質問が。

オカダ:猪木さんって…みんなから「会長!」っていう感じじゃないですか。それが、すごいなって思うんですけど。
棚橋:うん。
オカダ:(自分は)知らないじゃないですが、猪木さんの世代のことを。何がそんなにすごいのかなって。
ライガー:僕が思うのは、やっぱり猪木さん、「アントニオ猪木」っていう、一枚看板じゃないですか。
ライガーさんは、アントニオ猪木というプロレスラーに対する持論を展開し、そのすごさを語っていきます。
ほかにも、コロナ禍での無観客試合や、無声援試合に思うこと、家族との話などプロレスに情熱を持つ3人が世代を超えて語り合います。