多部未華子“おせっかい”は焼かないが「近くにいてくれたら助かります」

フジテレビュー!!
多部未華子“おせっかい”は焼かないが「近くにいてくれたら助かります」

多部未華子がフジテレビで放送される『ザ・ノンフィクション「おせっかい男とワケありな人々~あなたのお家 探します~」』の“語り”を担当する。

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おせっかいの持論は、「こっちが好きでやること」

アフロヘアがトレードマーク、長身で、ちょっぴりコワモテな風貌…。高橋大輔(40)さんは、「おせっかい不動産」という屋号の不動産業者の代表だ。

一番の特徴が、その名の通り「おせっかい」で、彼が担当する客のほとんどは、複雑な事情を抱える「ワケありな人々」。時には病気があったり、時には障がいがあったり、なかなか一般の不動産業者が対応したがらない人たちだ。

『ザ・ノンフィクション』で紹介される「おせっかい不動産」の高橋さん

「自分以外に誰もやらない」と語る高橋さんは、ワケあり客たちを断るどころか歓迎し、希望に見合った物件を見つける。しかも、部屋探しだけでは終わらず、その客たちに「おせっかい」をしていくのだ。「困っていそうだから、こっちが好きでやること」と高橋さん。

ある日の依頼は、火事ですべてを失った男性。さらに、ステージ4のがんを患う生活保護受給者、そして、亡くなった人の部屋の後片付け…。

「この人のためにできることは何か?」高橋さんが始めた「おせっかい」とは?

そんな高橋さんのもとに、30歳の女性新入社員・岡崎さんがやってくる。高橋さんと岡崎さんの想像以上の「おせっかい」が始まる――。

『ザ・ノンフィクション』で紹介される「おせっかい不動産」の高橋さん(右)と岡崎さん 新入社員の岡崎さんを連れて行く場所とは?

フジテレビュー!!では、ナレーション収録を終えた多部にインタビュー。「おせっかいはしないタイプ」という多部に、彼らはどう映ったのか聞いた。

<多部未華子 インタビュー>

『ザ・ノンフィクション』の語りを担当する多部未華子

――「おせっかい不動産」の高橋さんの仕事ぶりに触れていかがでしたか?

高橋さんに出会うことで、人生が変わる人がたくさんいるのを見せていただきました。本当に良い方だな、と思いました。しかもそれが、人のために貯金を切り崩して…というのではなく、きちんと仕事として成立させていて、しっかり家族を養える収入もあるというのにもとても安心しました。

――困っている人がそこにいて、「自分がやりたいからやっている」と言うスタンスでした。

そうですね。しかも、相手の方が「やってもらって当たり前」という感じなら、やらない、と境界線を持っているというか、線を引いているところも、きちんとしている、と思いました。

――“おせっかい”については、どんな印象がありますか?

私自身は、おせっかいではないので、おせっかいしたくなる気持ちがわかるかと言われたらそうではないですが、おせっかいな人が近くにいるのはありがたいですよね。助かります(笑)。

いろいろ助けていただけるなら、しっかり感謝しながら、自分にはできないことをやっていただきます。

私の周りに、高橋さんのような方はいませんが、「これで困ったときにはこの人に相談しよう」と思える人がたくさんいて、いつも助けてもらっています。基本的に、周りの友人たちに助けられてきていますね。

――昔は、今より近所付き合いも多く、おせっかいな人も多かったかもしれません。幼少期にそういうご経験は?

実家でもやっぱり近所付き合いがあって、自転車の空気入れが壊れたら、隣のおばちゃんの家に借りにいったりしていました。最近では珍しいのかもしれないですが、近所に3組くらい仲良くしているご近所さんがいるので、今でも、実家に帰って何か困った時には、「ご近所に聞いてみよう」という感じはあります。

――高橋さんと高橋さんの会社の新人・岡崎さんのおせっかいで、人嫌いだった男性が変化していく様も見られました。

やっぱり何度も顔を合わせる、その数だけ信頼関係が築けるというのはあると思うんですよね。特に用事はないけど、「来たよ」と声をかけるようなコミュニケーションの取り方が大事なんだろうなって。

インターホンの使い方がよくわからないという男性に対して、岡崎さんは「ここを押したらいいですよ」と丁寧に教えてあげて、ボタンの位置がわかるようにテープを貼ってあげたりもして。

もし、自分が母親に同じことをするとしても「わからない」と言われたら、「理解できる努力をして」と言ってしまいそうで(苦笑)。肉親や家族だとイラっとしちゃうことも、いい距離感だからできるのかな、そんなことも思いました。

今年挑戦したいのは「整理整頓」

――多部さんは『ザ・ノンフィクション』をよく見ているそうですが、最近印象に残ったエピソードはありますか?

最近、だいたい毎週友だちとしゃべるんですよ、「今週のノンフィクション見た?」って(笑)。そこで濃い話をしたのは、コロナ禍の婚活物語でした。あとは、中国でバーを切り盛りする女性の物語でもいろいろ話しました。今後が気になる方ばかりが登場するので、いつも気になっています。

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――最後になりますが、今年やりたいこと、挑戦してみたいことがあれば教えてください。

整理整頓(笑)。結構、捨てるタイプなんですけど、そのあとに残ったこまごましたものが整理できなくて。今年もまだステイホームを続けていかなければならなさそうなので、家の中を充実させて、くつろげる空間を作れるように、ちゃんと整理整頓できるようになりたい。それが目標ですね。

<ナレーションの一部をご紹介>

『ザ・ノンフィクション「おせっかい男とワケありな人々~あなたのお家 探します~」』は、2月6日(日)14時~フジテレビで放送される。