【眼福♡男子】黒羽麻璃央 “イケメン俳優”と呼ばれることへの苦悩「この顔じゃなければ俳優とは呼ばれないのかな」<俳優編>

公開: 更新: フジテレビュー!!
【眼福♡男子】黒羽麻璃央 “イケメン俳優”と呼ばれることへの苦悩「この顔じゃなければ俳優とは呼ばれないのかな」<俳優編>

“目の保養”となるような、編集部おすすめの麗しい男性を紹介する「眼福♡男子」Vol.81は、黒羽麻璃央(くろば・まりお)が登場。

先に公開した<ACTORS☆LEAGUE 2021編>では、今年7月に東京ドームで行われたイベント実現までの経緯や、12月15日(水)にリリースされた同名の応援ソングに込めたメッセージを明かしてくれたが、この<仕事編>では俳優という仕事への思いを聞いた。

“2.5次元界のプリンス”として圧倒的な人気を誇りながらも、そこには人知れぬ苦労があるようで…。

【眼福♡男子】黒羽麻璃央 37名の人気俳優を束ね、東京ドームのマウンドへ「緊張や力みで足がつりっぱなしでした(苦笑)」<ACTORS☆LEAGUE編>

「俳優を辞めてしまおうかな」と親へ相談したとき、想定外の言葉が

――18歳で芸能界デビューし、11周年を迎えたばかりですが、心境の変化などはありましたか?

デビュー当時は、どこか遊びの延長みたいな感覚で仕事をしていました。今も、いい意味で遊び感覚ではあるんです。心から楽しいと感じていますから。でも、デビュー当時の遊び感覚と、今の遊び感覚では意味が全然違うんですよね。デビューしたばかりのころ、自分なりに一生懸命やっていましたけど、ダメだったら地元へ戻って、違う仕事に就けばいいという甘えみたいなものが心のどこかにありました。

僕は宮城県出身で、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストに出場したことがきっかけでデビューしたのですが、ジュノンボーイ出身であれば仮面ライダーなどに抜擢され、テレビに出て一人前みたいなところがあって。映像の仕事に興味はあったけれど、舞台に入るとどうしても長期でスケジュールを押さえられてしまい、映像の仕事を入れることができない。

舞台に出演していても、テレビには出ていないから、地元の人たちからすると「あいつ、今何をやっているんだろう?」となる。自分なりに一生懸命仕事をしているのに、その頑張りがまわりに届いていないというもどかしさを抱えて、悩んだ時期がありました。自分の実力が伴っていないから、当然といえば当然なんですが。

――そこから意識が変わるような出来事があったのでしょうか?

俳優を辞めてしまおうと思って、親に相談したときに、「辞めていいよ」って言われたんです。「もうちょっと頑張りなさい」みたいな答えが返ってくると思っていたところに意外な答えが返ってきて、「最悪、死にそうになったとしても、逃げられる場所がある。じゃあ、やれるだけのことをやろう」と腹を決めてからは気持ちがラクになって、仕事が楽しくなっていきました。

もちろん、つらいことや苦しいことも時にはありますけど、たまに訪れる楽しいこと、舞台でいうなら千穐楽で味わう快楽のために、日々の仕事に向き合っています。

――インタビュー前編では野球への思いを聞きましたが、野球をやっていたことが現在の活動に生きている部分はありますか?

ゴリゴリの体育会系で育ったので、ハングリー精神みたいなものはかなり身についたと思います。少年野球では軍隊のような感じで延々走らされていましたし、グラウンドで歯を見せるだけで監督に叱られる時代だった。もともとメンタルは弱いほうなのですが、どこかで“負けず嫌いな自分”を演じているところもあって。そんな環境で育ったので、精神的にはすごく鍛えられました。

幸せを感じる時間をたくさん作ることが人間としての目標

――仕事をするうえでのこだわりがあれば聞かせてください。

寝坊をしないとか遅れないこと。そこはかなり大事にしています。仕事へのこだわりはあまりなくて、風が右から吹けば右へ行くし、左から吹けば左へ行く。流れのままに、心のままに…ですね。

そして、心に余裕をもつ。いっぱいいっぱいになると、体もきついし、精神的にもきつくなってしまう。それは、この10年で最も学んだことなのかもしれません。全力投球も大事ですが、腹八分の精神でいたいです。お腹いっぱいになったら、次は何を食べようって思わないじゃないですか。その感覚が仕事にもあると思うんですよね。

――相当きつい時期があったんですね。

次はこれをやらなきゃ、あの台本を覚えなきゃ、メールも返さなきゃなど、脳をフル稼働させているうちにどんどん自分が殺されていって、別人格を演じることが当たり前になるあまり、「どれが本当の自分だっけ?」とわからなくなってしまったことがありました。このまま続けていたら、僕は50歳より前に死んでしまうと思ったので、それ以降は仕事のペースを考えるようになりました。

――仕事のみならず、プライベートにおいても高いハードルや障害が目の前に現れることもあるかと思いますが、黒羽さんはどう立ち向かいますか?また、そんな境遇にいる方へアドバイスを送るとしたら?

1人では難しいので、誰かに助けを求めたり、アドバイスを聞いたりします。「どうしよう」となっているときって、どうしても視野が狭くなってしまい、どこかで意固地になってしまうと思うんです。たとえそれが相談ではなく、愚痴になってしまってもいいんじゃないかな。

世の中、思ったよりも冷たくないし、きっと誰かが助けてくれるはず。「ACTORS☆LEAGUE 2021」だって、僕の一言を掬ってくれた人がいて、結果的に大きなイベントへとつながった。誰かに協力してもらうことが大事ですね。

誰かを助けたことは、きっと自分に返ってくるはず。僕は俳優の先輩から「後輩は大事にしろよ。自分が窮地に立ったとき、助けてくれるのは先輩よりも、後輩のほうが多いから」と言われていました。そこでもらった恩をどこかで返せるチャンスがきっとあるはずだし、そういう助け合いで世の中は成り立っているのだと思います。

――東京ドームのマウンドに立ったことで野球少年だった黒羽さんの夢は一つ叶いました。俳優として、人間としての目標を聞かせてください。

何かしらの賞をいただくこと、そして、実力のある俳優としていつか自立したいという思いがあります。自分で言うのはおこがましいのですが、“イケメン俳優”と紹介されることが多く、それはとてもありがたいことだと受け止めています。だけど、「この顔じゃなかったら、僕は俳優ではないのかな」と考えることも多々あるので、きちんと説得力をもった俳優になりたいです。

人間としての目標は「幸せだな」と感じる時間をたくさん作ることですね。そして、命の終わりを迎える瞬間に「まだ死にたくないな」って思える人生を送ることです。仕事ももちろん大事だけど、何よりも大切なのは生きること。仕事をするために生きているわけではなく、生きるために仕事をしているわけですから。どうせ仕事をするなら、楽しいものにしたいという考えなので、これからも自分の気持ちを大事にやっていきたいと思います。

「ACTORS☆LEAGUE 2021」2021.12.15(水)リリース

M1.「L・A・S・T」

M2.「B.W.Anthem」

M3. 「D.B.Go For It」

M4. 「B.W.Anthem」(Instrumental)

M5. 「D.B.Go For It」(Instrumental)

M7. 「L・A・S・T」城田優Ver.

最新情報は「ACTORS☆LEAGUE 2021」特設サイトまで。

撮影:河井彩美

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