大晦日に開催される「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表記者会見が、12月9日(木)都内で行われ総勢12名の選手が登壇した。出場が注目されていた朝倉未来選手は、昨年11月「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で敗れた斎藤裕選手との再戦が決定した。
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朝倉選手は、いつも通りブラック系の装いでシックにまとめサングラス姿で登場。「ここ2~3年で総合格闘技の認知度も上がってきた。その中でも大晦日が一番盛り上がるので、出場を決めました。斎藤選手とは1年越しの闘い。どちらも強くなっていると思うので楽しみにしていてください」とコメントした。対する斎藤選手は「ファンの皆さんが朝倉選手との試合を望むのであればやりたいですし、前回の試合とは全く違う展開になると思うので、盛り上がるのではないでしょうか。会場をとにかく盛り上げて世間に届く闘いをしたいと思います」と語った。

「大晦日が一番盛り上がるから出場を決めました」(朝倉未来)
記者からふたりのケガの状況について質問が。斎藤選手は、今年10月の「RIZIN.31」の「RIZINフェザー級タイトルマッチ」で牛久絢太郎選手から跳びヒザ蹴りを食らい顔面をカット。ドクターストップによりTKO負けを喫した。朝倉選手は、11月に行われた配信企画「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」にて、左膝の半月板がずれたことを明かしていた。
朝倉選手は「ケガなんてありましたっけ?僕のことよりも斎藤選手のまゆげの傷が開かないように気にしてください」と笑顔で回答。斎藤選手は「傷跡は残っています。試合で開いたらしょうがないと思いますし、練習でも開く可能性があります。それを込みでやると決めたので」と答えた。ふたりは会見中も終始冷静にお互いの強さを認め合っている様子で、ただし「今回は前回のような試合展開にはならない」ことは明言した。
「傷跡は残っています。開く可能性も込みで出場を」(斎藤裕)

矢地祐介選手 サトシ・ソウザ選手とタイトルマッチへ
また、会見では、矢地祐介選手が先日参戦を表明していたホベルト・サトシ・ソウザ選手と「RIZINライト級タイトルマッチ」で闘うことが決定した。矢地選手は「このカードについて賛否あると思いますが…」としながらも「去年はサトシ選手にあっという間にやられたのですが、今年は全く別人になっています」と自信を見せた。
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ジョシカクこと女子格闘技も盛り上がりそうだ。「RIZINスーパーアトム級」チャンピオンの浜崎朱加選手に、昨年総合格闘家デビューしたばかりの“超新星”伊澤星花選手が挑む。浜崎選手は「相手が若くて勢いのある強い選手でワクワクしているが、力の差を見せつけて、大晦日らしく一本かKOで勝利を」と宣言した。

他にも武田光司選手、“ブラックパンサー”ベイノア選手、萩原京平選手、鈴木博昭選手、シビサイ頌真選手、関根“シュレック”秀樹選手が熱いコメントを寄せ会場を盛り上げた。

