川合俊一、『相棒』右京&薫コンビは「ギャップがおもしろくてしょうがない」

公開: 更新: テレ朝POST

2000年にスペシャルドラマとして誕生して以来、国民的ドラマとして定着した『相棒』。10月26日(水)には、最新作相棒season21の第3話が放送される。

テレビ朝日では新シーズンのスタートを記念し、「相棒インタビュー企画」を実施。各界の“相棒ファン”の著名人に、同作への熱い思いを語ってもらった。

今回は、元バレーボール全日本代表主将の川合俊一へインタビュー。

「スーッと綺麗に終わっていくドラマが好き」と語る川合に、同作との出会いや印象に残ったエピソード、今シーズンに期待したいことなどについて聞いている。

◆右京&薫コンビは「ギャップがおもしろくてしょうがない」

もともと“普通の刑事ドラマ”として『相棒』を観ていた川合が同作にハマるきっかけとなったのは、故・蟹江敬三さんがゲスト出演した「殺しのカクテル」(『season1』第7話)だったという。

川合:「最初はじまったときは『刑事もののドラマがはじまったな』と普通に観ていたんですけど、シーズン1で蟹江敬三さんが出てきた回(「殺しのカクテル」)があるんですよ。それがすごく綺麗な感じで、犯人が自白しないんだけど最後観念する、みたいなおしゃれな終わり方でちょっとびっくりしたんです。

普通はバーンって捕まえたり、手錠はめたりとかする刑事ものが多いなかで、ものすごく心温まるジーンとくるストーリーで、こんな刑事ドラマもあるんだなと思って。それぐらいから観るようになりましたね」

シリーズを通した『相棒』の魅力について尋ねたところ、今シーズンから復帰する亀山薫(寺脇康文)と伊丹刑事(川原和久)ら捜査一課の面々との“お決まり”の言い争いを挙げてこう話す。

川合:「よく薫と一課の伊丹さんとかが『てめーバカこの野郎!』って言い合いしてるのに、まったく気にしないで何かずっと調べものをしている右京さん。あのギャップがおもしろくてしょうがない。

普通は『まぁまぁそんなこと言わずに』って止めるのに、何にも気にしないで『これは何だろうなぁ』なんて言っているんで。まったく性格が違う2人が組んでいる。普通だと合わないですよ。あんな冷静な方と、あんないちいち怒ったりわぁわぁ言ったりとか猪突猛進なペアって。

あのペアがしっかり融合すると事件をパッと解決する。薫の直感みたいなところが『あーなるほど、それは』って。で、右京さんがそこで犯人をだんだん推理していく。あの辺が僕にとっての魅力です」

主人公・杉下右京(水谷豊)については「犯罪に対しての怒りの塊のような人」と評しつつ、「ホントは平和主義」と語る。

川合:「冷静沈着でものすごく頭がいいし物を色々知ってるんですけれども、あの人は多分ね、犯罪に対しての怒りが非常に強い。だからあの人はホントは平和主義なんですけど、犯罪だけは許さないという人で、平和になると落ち着くんですよね。いつも最後のほう、居酒屋みたいなところでお酒を飲んでいる。あれが多分本質なんですよ」

◆職人のプライドをかけた「ものすごくおしゃれな回」

そんな川合がオススメのエピソードとして挙げるのが、佐野史郎がワイン評論家役でゲスト出演した「殺人ワインセラー」(『season5』第9話)だ。

©テレビ朝日・東映

川合:「僕、密室っぽいのが好きなんです。あんまり外にバンバン出て、走って捕まえるとかああいうシーンよりも、なんとなくシュールに始まって終わっていくみたいなのが好きで。その中でシーズン5に『殺人ワインセラー』という回があるんですよ。佐野(史郎)さんが出ている回ですけれども、やっぱりおもしろいなと思って。

びっくりしたのが、家で昼食を食べるときにワインが出てるんですよ。そのワインが“ペトリュス”といって、年代にもよりますけど、安くても60万ぐらい。高かったら100万超えてくるんですよ。

ええ! 昼間、夫婦でご飯を食べるのにペトリュス飲むの? みたいにビックリして。そういうワインに沿った物語で、最終的にはそのワインのソムリエが評論家になっていろんなことがあるんです。

黙っていれば犯人にならなかったんですよ。でもそのワイン評論家はプライドで『何言ってんだよ。ラベル違うけど、これは86年なんだ』と言って、犯人ってバレるんです。職人のプライドを突き通して捕まる。それを捨てるぐらいだったら捕まっちゃった方がいいっていうね。そのとき、右京さんは怒らないんですよ。

スーッと綺麗に終わっていくドラマで、それ系が僕は結構好きなんですよね。だから『殺人ワインセラー』は大人な犯人の捕まり方で、ものすごくおしゃれな回でしたね」

最後に、杉下と亀山が久しぶりにタッグを組む今シーズンについて、川合はこのように期待を寄せる。

川合:「薫以降って何かスマートじゃないですか、皆さん。それもいいんですけど、やっぱり薫が他の課の人と喧嘩してるのが楽しくて。

帰ってきて同じ性格のまま『てめーまた帰って来やがったな』『うるせーこの野郎』ってはじまるのか、それとも大人になっちゃったのか。どうなるのか、どう描くのか楽しみですね。

それと今後、ITとかメタバースみたいな、犯罪の知能犯がいっぱい出てくると思うんですけど、結局僕が好きなのは一つの部屋で完結しちゃう物語なんです。そういう人情味のあるような、ちょっと昔風を出してくれることにも期待したいですね」

※番組情報:『相棒season21』第3話
2022年10月26日(水)午後9:00~午後9:54、テレビ朝日系24局

※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)では、10月1日(土)から、杉下右京と亀山薫、『相棒』の原点ともいえる作品『相棒 pre season 相棒~警視庁ふたりだけの特命係』が無料配信中!ぜひこの機会に2人の最初の事件をご覧ください。さらに、『相棒』過去全シーズン&スペシャルドラマに加え、劇場版、配信オリジナルも配信中。

PICK UP