吉本きっての“営業芸人”3人が「リアルな話」を激白!「給与明細を見て妻に泣かれた」「28年間1回も楽しいと思ったことない」

公開: 更新: ABCマガジン

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普段は話す機会が少ない芸人同士が劇場の合間にランチを食べながらトークする「劇場合間メシ」にサバンナ・八木真澄、おばたのお兄さん、くまだまさしが登場。長年ピンで営業を頑張る3人が高級鉄板焼き店のお値打ちステーキランチに舌鼓をうちながら、営業への熱い想いを語り合った。

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テレビで活躍しているイメージが強いおばたのお兄さんだが、実は収入の大半を営業で稼いでいるそう。実は駆け出しの頃から営業で活躍しており、2023年の吉本芸人営業稼働数ランキングでも八木に次ぐ4位にランクインしている。

「なにより、めっちゃ営業好きです」と語るおばたのお兄さんは、「目の肥えたお笑いファンではなく、商業施設などで足を止めてくれるいわゆる“一見さん”の前でネタをすること」や「地方によっては苦戦するなど地域差があること」が面白いと語る。「好きなことをやらせてもらってる」と目を輝かせるおばたのお兄さんに、スタジオのやすともも「こういうタイプだったのね」と驚いていた。

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一方、芸人の間で営業キングの異名を持つくまだは、おばたのお兄さんとは違い商業施設などへの営業はほぼ行かないという。「ほんとにキツい」と語ったほぼアウェーといってもいい現場も含め、最高で月25本もの営業をこなしたくまだは、おばたのお兄さんとは逆に「この28年間、1回も楽しいと思ったことはない」と本音をぶっちゃけた。

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芸歴6年目を迎えた頃から営業にシフトチェンジしたというくまだ。当時は皆がテレビに出たがっており、同じところを狙ってもだめだと逆転の発想で営業に力を入れるようになったのだという。また「営業は“お金先生”が…」とギャラの話を持ち出し、とにかく家族を養うためにも営業は重要だったと語るくまだは、いまだに小道具箱に娘が小さいころの写真を貼り、励みにしているのだそうだ。

営業の盛り上げ方については三者三様。八木は自身には決まった芸がないとして、その場で何が一番盛り上がるかを考えて自由に構成を組むスタイルであるのに対し、おばたのお兄さんは客層やネタのウケによって樹形図のように枝分かれするいくつかのパターンを用意して臨んでいた。一方、くまだは老若男女も人種も問わず受ける強いネタを1つ作り、それ1本で勝負するスタイル。おばたは「すごいなあ」と感心し、八木も「これが芸であり職人なんです」と感服していた。

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このほか、生々しい給与の話も。おばたのお兄さんは妻でフジテレビアナウンサーの山崎夕貴に、結婚する前の付き合った当初から給与明細を見せていたという。おばたが山崎アナを月収で上回ったとき、山崎アナは涙を流して喜んでくれたそうだ。一方、くまだが最高月収を更新したとき、奥さんは喜ばなかった。逆に低い金額のときは笑うという話に、スタジオからも「なんかええ話やなあ」の声が漏れていた。

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おばたのお兄さんが営業を続ける上で先輩芸人を見て変わった意識や、くまだが仕事を獲得するためにやっているという極意に、スタジオの全員が「見応えありました」「勉強になる」と収録テープを欲しがった「劇場合間メシ」は海原やすよ ともこ司会のバラエティ番組『やすとものいたって真剣です』5月9日放送回でオンエアー。動画配信サービスTVerで無料配信中の同放送回では関西DIY芸人の爆ノ介が芸人仲間のDIY依頼に応える「真剣!DIY」シリーズが視聴できる。