「ホンマに好景気なん?」 34年ぶりの株価最高値でも「恩恵が感じられない」ワケ

公開: 更新: ABCマガジン

日経平均株価が、バブル期以来となる約34年ぶりに最高値を更新! 株価の上昇は専門家いわく、日本の大企業の好調な業績や、中国経済の低迷、そして何より円安が要因だという。ところで、株価の上昇で好景気を実感している人はどれくらいいるのか? また、実感できない人の原因は何か?

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2月22日に日経平均株価が一時3万9156円97銭に達し、話題になったことは記憶に新しい。その要因は円安だが、これによって好景気を実感している人は少ない。経済アナリスト・森永康平氏いわく、「円安で『輸出大企業』は大儲け」だが、「国内向けビジネスで働く人達は円安でむしろ厳しい状況」だという。

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好景気を実感する人達とは、大手輸出企業に勤める人達のことだ。例えば、1ドル100円だったレートが円安によって150円になれば、輸出企業が外貨を円に換えた際の売り上げは1.5倍に増える。

逆に好景気を実感できない人達とは、日本の中小企業や町の飲食店に勤める人達のこと。円安で燃料費・電気代・材料費などが増加する一方で、価格転嫁はできずに従業員の賃金も上げられず、企業としては常にギリギリの状態だ。日本の労働者の7割は中小企業勤めといわれるため、「ホンマに好景気なん?」という声が世の中で多いのは当然だ。

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では、もっと多くの人達が好景気を実感できる日はいつ来るのか? 経済評論家・髙橋洋一氏いわく、「労働者が好景気の恩恵を受けるまでには時間がかかる」とのこと。株価が上昇し、投資で儲ける人がたくさん出てきて消費がアップし、それに伴って大企業の賃金がアップするという流れが日本経済の活性化につながるため、「今はこの状況を止めないことが重要」だと髙橋氏は言う。

森永氏も、「物価が上がるといい傾向なのは間違いない」と髙橋氏に同意だ。そのうえで、「政府は企業が儲けたお金をもっと労働者に還元できるようにするべき!」と語った。

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なお、日本の景気について詳しく紹介された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』2月24日放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中。ほかにも同放送回では、反政府活動家・ナワリヌイ氏の突然死が与えるロシア大統領選挙への影響や、日本のサイバーセキュリティの問題についても学べる。

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