大阪・淡路町にまるで彫刻作品のような名刺を作る工房を発見! 一度もらったら忘れられない名刺を作る印刷職人はアフロヘア?

公開: 更新: ABCマガジン

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活版印刷。紙に圧力をかけてインクを刷り込む、原始的な印刷方法です。版を押し付けるので、紙には独特の「凹凸」が生まれます。昭和の半ばに廃れてしまった活版印刷ですが、いま「まるで工芸品のようなスゴイ名刺を刷る印刷職人がいる」と評判の工房があります。大阪市淡路町にある活版印刷工房『プレスマン』。ここを一人で切り盛りするのが、小西豊さんです。

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アフロヘアが目を引きますが、彼が刷る名刺は、一度もらったら忘れられない、圧倒的な存在感があります。漫画になっていたり、裏と表で紙の色が違ったり、文字の色も様々。「普通、名刺って、もらっても忘れるじゃないですか。でも僕の名刺は、受け取った人が、『これ、どこで印刷したんですか?』と訊いてくるので、会話のきっかけになるんです。だから紙選びから紙の加工、そのデザインまで、相手の印象に残る名刺を心掛けています。」と小西さんは言います。

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小西さんの精密な表現を支えているのが、昭和56年製のレトロな活版印刷機。ローラーにインクを乗せて円盤が回るとインクが行きわたる、極めてアナログな機械です。出来上がった名刺は、まるで彫刻作品のような凹凸があり、手触りも楽しいものに。工房の名前がプリントマンではなく、『プレスマン』なのがよくわかります。

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今の時代、名刺といえば安さと納期の速さが重視されますが、小西さんの作る名刺は1枚1枚心を込めて刷り込み、若手のクリエイターから会社経営者まで、幅広いファンを持っています。

受注された名刺たちはどう作られていくのでしょうか? 打ち合わせから納品までの様子を、1月13日 土曜 午前11時からの『LIFE~夢のカタチ~』でご紹介します。
(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)
 

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株式会社プレスマン(大阪市中央区)
活版印刷で忘れられへん名刺をつくる職人。