18歳の新妻と結婚した本当の理由とは? ドラマチックな復讐劇の始まりに震撼する『18歳、新妻、不倫します。』第8話

公開: 更新: ABCマガジン

大富豪“三条帝国”のお姫様・明花(矢吹奈子)と、ボディーガードの藤宮煌(WEST.藤井流星)の偽装結婚から始まる“本気の恋”を描いている人気ドラマ『18歳、新妻、不倫します。』。第7話では、煌の誕生日を三条家の人々が祝福する姿が描かれ、物語は大団円を迎えるかに見えた。しかしラストで急転直下、突然の「新章突入」の文字。第8話では、ドラマチックな復讐劇のスタートと衝撃のラストが描かれる。

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ベッドですやすやと眠っている明花。その横で、煌は過去の悪夢にうなされていた。それは、煌が12歳のとき。父親の家庭内暴力で母親が失踪。煌は児童養護施設に入所することになった。そこで出会ったのは、当時17歳の月瀬遥(山本涼介)と16歳の雪村百合(逢沢りな)。百合をはじめ女子高生たちに手を出していたセクハラ教師を“成敗”する2人を見た煌は、「美しい」と感じて心を開く。

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施設には、18歳になると“卒業”しなくてはならないルールがあった。月瀬は工場に住み込みで働くことになり、百合が最年長に。その頃、三条帝国の遠縁にあたる三条豊(吉増裕士)が新たな園長として施設にやってくる。三条は子どもたちに虐待をしていく。煌もまた例外ではなかった。すんでの所で煌を救ったのは、百合。百合は三条に自らの体を差し出して後輩たちを守る。

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やがて三条の子を宿した百合は、三条の妻・芳子(しゅはまはるみ)に「警察に言ってもムダよ。三条帝国には誰も歯向かえない」と脅される。心身ともに追い詰められた百合は、三条を道連れに、煌の目の前で飛び降り自殺をした。

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4年後、煌は17歳の高校生になり、月瀬はヤクザになった。三条帝国への復讐のため2人が標的に選んだのが、10歳の「お姫様」明花だった。2人は誘拐事件を偽装し、窮地の明花を救う形で三条の信頼を得て、煌は明花のボディーガードになった。煌は三条家で宝物のようにちやほやされる明花を見て、憎悪を募らせる。「いつか三条の奴らが一番苦しむ時に、絶望するときに殺さねば」。 そして現在、悪夢から目覚めた煌は、すやすやと眠る明花の首に手を掛ける——。

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全編ほぼ回想シーンという思い切った構成で、煌の過去を描いた第8話。父親の虐待、月瀬と百合による“成敗”などのバイオレンス表現が連続し、煌や百合が涙を流す場面も多数。残酷でダークなストーリーに、胸をえぐられる。 対照的に百合と月瀬との出会いのシーンは美しく、舞い散る雪や輝く光、スローモーションの映像美に魅了された。さらに明花との出会いには伏線回収的な面白さがあり、藤井の涙の熱演や情感が滲むナレーション、逢沢と山本のリアルな演技にも引きつけられる。息もつかせぬストーリーテリングで「復讐劇のはじまり」を描き切った、スタッフ、キャストの力を感じさせる回だったといえるだろう。

果たして煌は、三条帝国への復讐のために、明花を殺めてしまうのか? 時間をかけて育んだ“本気の恋”は偽りだったのか!? クライマックス突入の第9話も見逃せない。

『18歳、新妻、不倫します。』は、ABCテレビにて毎週日曜夜11時55分の「ドラマL」枠で放送中(テレビ朝日では毎週土曜深夜2時30分)。原作は『王様に捧ぐ薬指』で知られるわたなべ志穂、脚本は『ばらかもん』(フジテレビ系)などの阿相クミコ。第8話の監督は、『みなと商事コインランドリー』(テレビ東京)、『潜入捜査官 松下洸平』(TVer)などで知られ、本作の第1話と第2話を演出した湯浅弘章が担当した。

ドラマチックすぎる復讐劇のスタートに震撼必死の『18歳、新妻、不倫します。』は、TVerで無料見逃し配信中。これまでの放送回は「Netflix」と「Hulu」で配信。

<文・泊 貴洋>

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