吉田羊&松岡茉優、過去と未来の“トキコ”の共演シーンに「息を飲んだ」

若き日のトキコ(松岡茉優)、父・哲也(國村隼)
若き日のトキコ(松岡茉優)、父・哲也(國村隼)

吉田羊國村隼が親子役でW主演を務めるドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』(テレビ東京系、毎週金曜24:12~)の第11話が、6月18日に放送。インターネット上では、吉田と松岡茉優の共演シーンに注目が集まった(以下、ネタバレが含まれます)。

ラジオパーソナリティ・コラムニスト・作詞家と多彩な顔を持ち、女性からの圧倒的な支持を集めるジェーン・スーが自身の家族の出来事と思い出を描いた同名のエッセイが原作。主人公・蒲原トキコ(吉田)とその父親・哲也(國村)が織りなす、おもしろ可笑しくて、ときどき切ない家族のドラマが描かれる。

若き日のトキコ(松岡茉優)
若き日のトキコ(松岡茉優)

トキコは、雑誌編集者・今西(Creepy NutsDJ松永)に、書きたいエピソードがあると告げる。それは、父の事業が失敗し、実家を手放すことになった話だった。

数十年前のある日、自宅に不動産会社から家賃の督促状が届く。父はあっけらかんと、商売でまとまった金が必要となり、実家を売ったと語る。現在は買い手に家賃を払っている状態だという。20代のトキコ(松岡)は「今の今まで聞いてなかったんだけど!」と怒りを露わにする。その後、引越し準備に。友人の栗島ミナミ(さいとうなり)と北野カオリ(大友花恋)が手伝いにきてくれた。

現代のトキコは、この引越し作業の話を書けないでいた。あることを忘れていたのだ。それは、三人で母(富田靖子)の衣装ケースを見つけたこと。衣装ケースを開けると、そこには新品の服が大量に収納されていた。もちろん、母がこんな高級な服を着ているのを見たことがない。ミナミの「お母さん。きっと寂しかったんだろうね」という言葉に反論できなかった。

トキコの友人・北野(大友花恋)
トキコの友人・北野(大友花恋)

過去と現代のトキコが振り返る。“どうしても認めたくないことがあった。これまでずっと私はそれを避けて生きていた”。そう。母は、寂しかったのだ。

この話を書くにあたって心が折れそうになるトキコ。父親を許せない気持ちが強まっていく中、20代のトキコから「許さなくていいよ。許せないまま書けばいい。怒りも、悲しみも、悔しさも。あの頃の私はどうすることもできなかった。だから私の分まで書いてよ」とぶつけられる。トキコは無言でパソコンに向かった。

他の女と関係を持ち、家庭を顧みぬ父に開けられた大きな穴を、母は父が稼いだ金を使って埋めていたのだ。母が押し入れに隠していた秘密をトキコは暴露してしまった。涙が止まらない。数十年前に泣いていた20代のトキコが、今度は今の自分に寄り添い、何も言わず、そっと抱きしめてくれた……。

ネット上では、過去と現代のトキコの共演に「自問自答の芝居に息を飲んだ」「過去と現在の共演シーンが凄い」「とても難しい芝居だったと思うけれど、お二人とも素晴らしかった」との声があった。

次回、最終話は6月25日に放送。父について綴ったエッセイ本がついに完成する。

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