『¥マネーの虎』の成り上がり社長、ホームレスに転落した過去「お金なんて使わないと何の価値もない」

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ネプチューン名倉潤次長課長河本準一らがMCを務める『じっくり聞いタロウ 〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系、毎週木曜24:00~)が、5月20日に放送。この日は「人生が180度激変した人SP」と題し、ホームレスから年商約110億円の社長になった堀之内九一郎(73)さんが登場した。

若き日の堀之内さんは、親の死後に約2億円の遺産を得たが、そのほとんどを女遊びに消費し無職に。地元・鹿児島で「儲かる仕事は何か?」を考えたところ、「一番たくさんある仕事をしよう!」と電話帳に多く掲載されていた電気店を起業。けれど2年もするとお金が回らなくなり不渡りを出す。その後も起業しては廃業を繰り返し、37歳の時に1億5000万円の借金を背負った。

スタジオでは、「元来、お金を使う性質」「お金なんて使わないと何の価値もない」「子供なんか自分で稼げばいい」など、自身もお金があったから余計に失敗したという堀之内さんは、「人から貰ったら使い終わるまで絶対に仕事をしないから」と持論を展開。借金を背負ったその後を尋ねると、「東京でも行って一旗揚げようかな」と鹿児島を発つも、勇気がなく静岡・浜松市に降り立ちホームレスへと身をやつしたという。

何もないのでゴミ拾いをしようとゴミ置き場を見ると、テレビや冷蔵庫がたくさん落ちていた。電気店時代の経験もあった堀之内さんは、「自分で使えるように修理でもしようかな」と思い立ち、持ち帰ることに。見ると、ちょっと手を入れれば生き返る物ばかり。「これ、商売でいけないかな?」と思いはじめた頃、中古品を売っているリサイクルショップを見つけ「これだったら俺もできるわ!」と、家賃18万円の小さな倉庫を借りてリサイクルショップ「生活創庫」を開業した。

当時、地球環境クリーンキャンペーンを掲げていたテレビ局から取材があったほか、日本テレビでは半年にわたる密着取材を敢行。視聴率20%超えを記録し、最盛期にはリサイクルショップを全国に約260店展開した。こうしてホームレスから成り上がった堀之内さんは、お金のない若手起業家などが事業計画をプレゼンし、大物実業家が出資するか判断するバラエティ番組『¥マネーの虎』(日本テレビ系)に出演するようになる。

しかし、番組で若手起業家などに約1500万円を先行投資した堀之内さんだったが、その全ての事業は失敗に終わった。そうした中、番組を見て直接、堀之内さんに支援を申し出たのがエアレースパイロットの室屋義秀さんだった。まだ無名だった室屋さんは、多額の燃料とメンテナンス費で困窮していることを伝え、機体にロゴを入れて堀之内さんの会社の宣伝をすると約束。もともとパイロットになりたかったという夢を持っていた堀之内さんは、毎月200万円ほど出資するように。そして、しばらく経った頃に「早くスポンサーを探せ」と室屋さんに伝えたところ、「たまたまレッドブルから誘いがあるんです」と返答されたことから、「すぐ行け! 俺も金がない」というエピソードを語った。

次回は5月27日に放送。「普通の人が転身したらめちゃくちゃ儲かっちゃったSP」と題し、ふぇぐzoppがゲスト出演する。

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