竹野内豊“みちお”、涙をこらえながらの訴え…鳥肌展開に「最終話みたいな内容だった」

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竹野内豊が主演を務める『イチケイのカラス』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)の第7話が、5月17日に放送。インターネット上では、ドラマの中盤にもかかわらず、山場となる展開に多くの反応があった(以下、ネタバレが含まれます)。

竹野内が11年ぶりの月9主演を務める本作は、民放連ドラ史上初の刑事裁判官が主人公となる爽快リーガルエンターテインメント。東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官で自由奔放で型破りな入間みちお(竹野内)と、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍をコミカル&ビターに描く。

石倉文太(新田真剣佑)、坂間千鶴(黒木華)
石倉文太(新田真剣佑)、坂間千鶴(黒木華)

12年前の東丸電機殺人事件。弁護士時代のみちおが担当した被告人の研究部主任・仁科壮介(窪塚俊介)は、被害者の布施元治(中野剛)を撲殺した罪で無期懲役を言い渡されていた。一貫して無罪を主張していた彼は獄中で自殺をしてしまう。そうしたことをきっかけに、みちおは裁判官になった経緯がある。

坂間千鶴(黒木華)は、フリースクールで働く、仁科の妹・由貴(臼田あさ美)のもとを訪れる。東丸電機殺人事件の再審請求し、事件の真相を明らかにしようと説得するが、断られてしまった。坂間は、みちおは裁判官として非常識ではあるが、12年前の事件があるから今の彼がいるのだという。続けて「それは、仁科さんも同じではないですか。辛い経験をしたから、痛みを抱えた(フリースクールの)生徒たちの気持ちが誰よりもわかる。そして向き合うことができる……すみません。わかったようなことを言って」と書類を置いて、その場を去った。

その後、みちおの元同僚でもある弁護士・青山瑞希(板谷由夏)も動く。感情に訴えかけた坂間に対し、彼女は現実を伝えた。今回の事件の関係者に、脱税事件に関与した疑いのある国税庁OBの志摩総一郎(羽場裕一)がいる。脱税事件に関しては、12年前の事件が持ち出されるはず。マスコミにかぎつけられて、由貴のもとにマスコミが集まってくるため、どちらにせよ逃げきれないと伝えたのだ。

早速、由貴主導のもと会見を開き、今回の再審請求の審理を公開で行うよう要求。先手を打ったのだ。年に1回あるかないかの“開かずの扉”である再審請求。検察はどれだけ世間に叩かれようとも即時抗告をするものだと思われたが、それはなかった。みちおたちは検察の行動に違和感を持つ。

じつは、次長検事の中森雅和(矢島健一)から即時抗告申立書を出すよう言われていたが、城島怜治(升毅)の判断で提出しなかったのだ。

いよいよ再審の第1回公判がはじまる。裁判長を務めるのはみちおだ。彼は言う。「私はこの事件の弁護人を務めました。私が裁判長を務めることに対して、中立性から疑念を持つ人も多いかと思います。ただ、私が信頼する裁判官から『だからこそ正しい裁判をやるべきだ』と言われました。もし、私の言動に疑念を抱いたら、弁護人、検察官、異議を唱えてください。それでは開廷します」……。

駒沢義男(小日向文世)、入間みちお(竹野内豊)、坂間千鶴(黒木華)
駒沢義男(小日向文世)、入間みちお(竹野内豊)、坂間千鶴(黒木華)

ネット上では、いつもクールなみちおが涙ぐみながらある人物に訴えるシーンや、明らかとなる事件の真相に衝撃を受けた人が多いようで「最終話みたいな内容だった」「この展開は鳥肌もの。泣きそうになった」との声があった。

次回は5月24日に放送。事務官から書記官になるための研修生として、前橋幸則(渡辺佑太朗)と磯崎由衣(夏目愛海)がやってくる。

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