菅田将暉、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音が出演する土曜ドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系、毎週土曜22:00~)の第5話が、5月15日に放送。お笑いトリオ・マクベスの3人が下した決断に、インターネット上では様々な反響が寄せられた(以下、ネタバレが含まれます)。
同ドラマは、「あの頃」に思い描いていた「大人の自分」とはまるでかけ離れた「大失敗」な人生を歩んでしまった20代後半の若者たちが、その「失敗」をしたからこそ出会う人や出来事によって、まるで思い描きもしなかった未知の「幸せ」と巡り合う現代の5人の若者の生き様を描いた群像物語。
マクベスの進退について答えを出さなければいけない高岩春斗(菅田)は、ある日、マネージャーの楠木実籾(中村倫也)から事務所に呼び出される。マクベスに仕事の依頼が来たというのだ。依頼内容は、展示会のPRイベントの司会。依頼主は、春斗たちの同級生で、若くして経営者となった小林勇馬(浅香航大)だった。

勇馬は、美濃輪潤平 (仲野)と交際している岸倉奈津美(芳根京子)の高校時代の元カレで、結果的には潤平が奈津美を奪った形になったと楠木に伝える春斗。しかし、気を揉む春斗に対し、楠木は「いやいやいや、冷静になれってお前。それ、いつの話だよ、学生時代だろ?」とたしなめ、「じゃあ、その辺も含めて直接会って話を聞いてきてもらおうかな」と指示する。

こうして勇馬と再会した春斗は、すでに勇馬が潤平と奈津美のことをまったく気にしていないことを知る。さらに、「正直さ、高校卒業したばっかりの頃は、失敗してほしいと思ってたんだよね、お前らのこと。でも、大学入って進みたい道が見えて来た頃、マクベスの活動が励みになった。背中を押してもらったんだよ」と打ち明けられ、できれば力になりたいと告げられる。
その言葉に春斗は「同情なんかいらねーよ」と憤り、すでに勇馬は成功しており、マクベスのことを下に見ているからこその言葉だと指摘。そして、「俺たちどんなに売れてなくても、同級生に仕事を恵んでもらうほど落ちぶれてねーからさ」と勇馬からの依頼を断る。
潤平も仕事先のある出来事から鬱屈した気持ちを抱えており、コントの練習は最悪の雰囲気に。中浜里穂子(有村)の働くファミレスでのネタ作りもケンカになってしまう。「マクベスやっててよかったなーと思うことのほうが圧倒的に少ないわ」とこぼす潤平に、春斗も「じゃあ辞めたいって言えよ!」と激昂。
朝吹瞬太(神木)が思い返すのは、かつて営業先で一緒になった先輩芸人たちの姿だった。いつも口論が絶えず、売れないまま歳を重ねて、続けるのも辞めるのも地獄。「ああなったらおしまいだな」と言っていた先輩芸人にマクベスがなってしまっていた。そして、春斗たちは当初の予定通り、マクベスを6月のライブで解散させることにする。
解散まで残り1か月。マクベスは最後のライブに向けて、動き出す。インターネット上では3人の決断に対し、「売れない芸人の苦悩が伝わってきた」「胸が苦しくなる」「こんなに切ない回初めて」などの声が上がっていた。
次回は5月22日に放送。解散を控えたマクベスの3人と中浜姉妹は今後の人生を考え始める。