ダウンタウン・松本人志も感動「車内がお母さんのお腹の中みたい…」

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ダウンタウン松本人志が局長を務める『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ、毎週金曜23:17~ ※関西ローカル)が、3月19日に放送。女子大生からの「亡き母の愛車コルトとの別れに立ち会って欲しい」という依頼に、インターネット上では感動の声が上がった。

同番組は、視聴者から寄せられた依頼に基づいて、松本探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事を徹底的に追求する娯楽番組。秘書はABCテレビの増田紗織アナウンサーが務め、石田靖カンニング竹山たむらけんじ田村裕麒麟)、澤部佑ハライチ)、橋本直銀シャリ)が探偵として出演した。

大阪府の女子大学生・津村世里奈さん(19)の依頼は、「亡き母の愛車コルトとの別れに立ち会って欲しい」というもの。コルトは、世里奈さんが6歳の時に38歳の若さで亡くなった母・三知代さんが、今から17年前に新車で購入したもの。一緒に出かけた記憶が残っている大切な車だ。しかし、17年という歳月が経っているためガタがきていて、父・和繁さん(52)は「もう古くなって危ないから廃車にしよう」と言う。姉も兄も同意しているが、世里奈さんだけがどうしても踏ん切りがつかないという相談だ。

探偵のたむらは、津村さんの自宅を訪問。三知代さんが付けた傷を修理せずに乗り続けてきたコルトを見せてもらった後、世里奈さんからアルバムを見せてもらいながら三知代さんの話を聞く。世里奈さんは、「お母さんと言えばコルト。コルトが母の一部みたいな感覚でいて、失ってしまうと母の一部がなくなってしまうような気がして」と涙を浮かべる。しかし、踏ん切りをつけなければならないと覚悟を決め、三知代さんと行ったことのある琵琶湖へ最後のドライブに行きたいと話す。

世里奈さんとたむらは、まずはお墓へ報告に。世里奈さんは号泣して「ごめんなさい」とコルトとのお別れを惜しみ、「事故らないよう見守ってくれたらなって思います」と手を合わせた。そして琵琶湖へ向かう車内では、たむらと両親について会話した。三知代さんが亡くなった当時、世里奈さんは「また生き返ってくると思っていた」と、お葬式のときは全然寂しくなかったと回想。和繁さんに対しては「もし結婚するなら父みたいな人と結婚できたらいいなと思いますね」と、家族思いで今でも母を思い続け、男手一つで3人の子供を育ててくれたと感謝を口にした。

琵琶湖に到着し、コルトと最後の記念撮影をした後、たむらは和繁さんと姉・明美さん(25)に合流し、世里奈さんにコルトと最後の時間を過ごしてもらうことに。その間、たむらは和繁さんから廃車の理由や、これまで話をするのがつらく、あまり話してこなかったという三知代さんの話を聞いた。

その後、コルトに内緒でしかけたスピーカー越しに、和繁さんが世里奈さんに呼びかける。「お母さんな、世里奈が生まれたときに病気になってさ、ずーっとそのこと気にしてた」「病気になってからは、お兄ちゃんお姉ちゃんはお風呂に一緒に入ったこともない。片一方おっぱいなかったから、その姿をお兄ちゃんお姉ちゃんには見せたくなかったんやって。でもな、世里奈は別なんやって。世里奈は何もわからへんから、私の愛情を今しか与えてあげることができひんから、そう言うてた」と回顧。そして、亡くなる3日前に話した、三知代さんとの最後の会話が明かされた。

VTRを見た松本が、「車内がお母さんのお腹の中みたいに見えた」と感想を述べたように、ネット上でも感動コメントが殺到。「凄く心に響く話だった」「これあかんやん」「感動系依頼で号泣しすぎて目のまわりパンパンなっとる」「探偵ナイトスクープって8割くらいしょーもない回やのに、昨日みたいな話もあるから見るのやめられないぜ」「若くして亡くなられた話しは刺さり過ぎる。でも素敵やなぁ」「探偵ナイトスクープ涙あり笑ありで喜怒哀楽が激しすぎる」などコメントが寄せられた。

次回3月26日は「コロナ禍を生きた視聴者と探偵の一年スペシャル!」が放送される。

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